九州男児は亭主関白になるというのは間違い?ホントのところは?

ご当地

世界の見渡せば、日本よりも男女の格差が大きい国もあります。

日本は156か国中の120位なので、まだ後ろがいるから大丈夫・・なんて思っているとヤバいですよね。

先進国では、とてつもなく男女格差が大きいので、世界からは「日本の女性って可哀そうね」なんて同情されてしまいます。

男女格差をなくそうとしても、国を引っ張るはずの国会議員の比率もの1割を切っています。

なぜ日本ではこんなに男女格差が小さくならないのか、その理由を考えてみるうちに九州男児が頭に浮かびました。

九州男児は、亭主関白になりやすいと言われます。

それは九州全体に同じなのか、それとも限られた地域なのでしょうか。

九州男児が多い理由について、考えてみました。

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九州男児とは

九州男児とは、そのままの意味では九州で生まれ育った男性のことです。

ですが、世の中では違います。

・男らしい
・短気
・血の気が多い
・情熱的
・人情味がある
・頑固
・豪快
・男尊女卑
このようなイメージが定着しています。
ですが、これは世の中が勝手に決めつけた部分もあります。
しかし九州の男性側にもその原因はあります。
九州男児であることを、ことさらアピールした結果ではないでしょうか。

昔の日本は九州に限らず女性は地位が低かったので、それが特に目立ったのには何か理由があると思います。

明治政府に元薩摩藩士が多く、九州男児の亭主関白ぶりが全国に知れる機会になったという説もあります。

九州の地域の違い

九州も広いので、それぞれの地域によっては九州男児のタイプも違うようです。

大まかな違いを見てみましょう。

福岡県

福岡県は、九州の中では人口も多く、有名な繁華街もあります。

人の行き来が多いためは、社交的なタイプが多い傾向があります。

外からの人の流れもあるので、昔気質の九州男児ではなくマイルドになっていて、40代以下の世代ではあまり亭主関白の素質はなさそうです。

大分県

純朴なタイプの九州男児が多く、いわゆる無口で不器用な日本男性の典型です。

ただ、短気な性格の人が多いといも言われています。

少し意見や価値観が違うと、ケンカになりやすいのは大分の九州男児の特徴です。

長崎県

長崎は、外国との貿易が盛んな土地でした。

その影響から、外交的な人が多く、新しいものをすんなり受け入れるのが特徴です。

あまり古いタイプの九州男児は目立たないのですが、島が多いので閉鎖的で昔ながらの男尊女卑が残る部分もあるようです。

熊本県

熊本県の男性は、じつは九州男児らしいタイプが多いと言われています。

頑固で負けず嫌い、勝ち負けのこだわりが強く、感情的になりやすいのが熊本の男性に多いタイプなんだとか。

亭主関白が当たり前なのは、今の時代になっても残っているようです。

佐賀県

佐賀県の男性は、あまり九州男児のイメージがないと言われますが、それは真面目な性格がベースにあるからです。

ですが、真面目でも頑固な性格が多いのです。

お金の使い方も真面目なので、余計に目立たないだけなのかも知れませんが、配偶者になると頑固さに手を焼くタイプとも言われています。

わかりやすくいってしまえば、ケチなので家計を預かると気を使うということでしょう。

宮崎県

宮崎県はおおらかなタイプが多く、頑固さや短気さとは程遠い楽天的な男性が多いと言われています。

穏やかな気候が影響しているのかも知れませんが、温暖な気候によるイメージ先行かも知れません。

鹿児島県

鹿児島県は、九州の中でも男尊女卑が根強い土地と言われています。

そして、男女とも共通しているのが、年上の人を敬うところが強いことです。

つまりは先輩後輩の規律が厳しいので、上下関係にうるさいわけです。

九州男児の中でも、彼氏や夫になるとメンドウな部分もあるのではないでしょうか。

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九州男児に負けない女性

福岡県の博多出身で上京10年以上の芸人さんが、夫婦の関係性について話していたことを思い出しました。

夫婦は福岡出身で東京に出るまでずっと福岡県で暮らしてきたので、九州男児が時代に合わないなんて感じたこともなかったようです。

だから夫は家の中では、一切何もしない。

座ったまま、妻が忙しそうにしていても気にもならなかったそうです。

たぶん、奥さんもそれが当たり前の環境で育ったので、違和感もなかったのでしょう。

ですが、奥さんも東京の生活が長くなり、ママ友も増えてくると周りの家庭との違いを感じるようになります。

ある日、夫婦そろってスーパーに買い物に行った時のことです。

突然、「ちょっと、カート押しとらんの、あんただけよ」と怒り出したのです。

周りを見ると、男女2人で買い物している人たちは、ほぼ男性がカートを押していることに初めて気が付きます。

それまでは、奥さんが食材を選んでいる間に勝手に色んなところに行って、自分が欲しいお菓子や飲み物を運んではカートに放り込んでいました。

他の人たちの様子を見ると、男性はカートを押しながら女性の後ろを歩いているのです。

自分が亭主関白なんて考えたこともなかった九州男児が、初めて世の中とのギャップを感じた瞬間だったのでしょう。

亭主関白が当たり前であり、それが自分にとって都合が良ければ変えたくないでしょうが、奥さんの方は周りとの違いを感じて変えたいと思い始めていたのです。

自分に都合の良い九州男児気質は、いつまでも通用しなくなると思った方が良いのではないでしょうか。

まとめ

男女は平等ですが、違う役割を担った方が社会はスムーズだと考える人もいます。

たしかに役割分担は大切かも知れませんが、その分担を決める時に、男に都合の良い決め方をしていたのではいつまでも男女間の格差はなくなりませんよね。

「九州男児だから」というのを言い訳にするのは、もう通用しないのかも知れませんよ。

 

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