扇風機とサーキュレーターの違いは何なの?使い分けるポイントは?

不思議なルール

日本は春、夏、秋、冬と季節の移り変わりがあったはず。

なのにどうでしょう。

過ごしやすい春や秋はすごく短くなったと思いませんか?

そして夏は恐ろしく暑い・・。

真夏はエアコンを使わないことが、命を脅かすほどの暑さです。

扇風機だけで夏を乗り越えていたなんて、信じられませんが、その当時とは暑さのレベルが違うのですよね。

エアコンを長時間使用するので、電気代が家計を圧迫するのですが、家の中でも熱中症になるので使わないわけにもいきません。

そこでエアコンを上手に使う方法として、扇風機との併用が推奨されています。

ホームセンターや家電量販店では、初夏になる前から扇風機がズラッと並んでいます。

そして扇風機と並んでいるのがサーキュレーターです。

扇風機とサーキュレーターって、何が違うのかわかります?

こんなことが気になるなんて私くらいかも知れませんが、気になったことは調べないと気が済まないので、調べました!

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扇風機とサーキュレーターの違い

扇風機もサーキュレーターも、どちらも羽を回転させて風を起こすものです。

大した違いはなさそうです。

もしかして、「扇風機を言い換えるとサーキュレーター?」と一瞬考えましたが、扇風機は英語でFanです。

どうやら、違う目的で作られているので、明確な違いがあるようです。

扇風機とサーキュレーターが、それぞれどんな目的のために使うものなのか見比べてみます。

扇風機

扇風機は、大きな羽根を回転させて、広範囲に風を送ります。

人間が涼むための目的で作られているので、心地よい風を起こす工夫がされています。

たとえば風量も弱、中、強だけではなく、自然のそよ風を思い起こさせるように、リズム運転などが搭載されている扇風機が増えています。

また、就寝中に使用することを前提としたおやすみモードやタイマーなど、人が快適に過ごす目的で使うことが前提となっています。

サーキュレーター

サーキュレーターとは、液体や空気を循環させることです。

つまりサーキュレーターは、空気を循環させるための目的で使うものなんですね。

扇風機が広い範囲で風を送るのに対して、サーキュレーターは強い風を直線的に送るように作られています。

サーキュレーターにも首振り機能が搭載されているものが多いので、扇風機の代用として使うことも可能ですが、本来の目的は空気を循環させるものです。

そのため、サーキュレーターは扇風機に比べて角度が大きく変えられます。

天井に向けて真上に風を送ることもできるのがサーキュレーターの特徴です。

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正しい使い分けのポイント

扇風機とサーキュレーターの違いが分かれば、使い分けるポイントも何となく理解できるようになりますね。

真夏にクーラーを使う際には、サーキュレーターを使えば冷たい空気が隅々まで届きます。

冷たい空気を少し離れた場所にも届けたいのであれば、クーラーに背を向けてサーキュレーターを使えば、設定温度や風量を変えなくても快適に過ごせます。

さらにサーキュレーターは夏だけじゃなく冬にも使えます。

暖房を使う季節にも使えるのは、扇風機とは違う点です。

冬にサーキュレーターを使う場合は、風が人に当たらないように天井を向けます。

あたたかい空気は上に溜まりやすいので、天井に風を送って部屋にあたたかい空気を循環させれば、足元だけ冷えるのを防ぐ効果があります。

扇風機は、クーラーを使うほどではないけど、涼感が欲しい時に活躍しますね。

また、エアコンの設定温度を下げて冷えるのが苦手な人は、エアコンと扇風機の併用をすれば、冷えすぎを防ぐこともできます。

どちらか1つを買うなら

扇風機とサーキュレーターは、用途が違うので、両方あれば便利に使い分けられます。

ですが、どちらか1台しか買わないとすれば、どっちを選ぶのが正解なのでしょう。

扇風機とサーキュレーターの特徴を見れば、一年中使えるサーキュレーターを選ぶのが正解のような気もします。

ですが、どちらか1つを選ぶのなら、エアコンと併用するかが問題です。

エアコンと併用するのなら、サーキュレーターを選べば一年中使えます。

さらに雨の日にはエアコンの除湿機能とサーキュレーターを使えば、洗濯物の部屋干しにも便利です。

もしもエアコンのない部屋で使うのなら、扇風機を選ぶべきでしょう。

サーキュレーターも風を送りますが、扇風機ほど快適な風を起こすのは無理ですから。

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扇風機とクーラーを併用する時のコツ

クーラーが苦手な人は、冷気が直接届かないように、風向きを上にするなど、色々工夫していると思います。

ですから、扇風機と併用すれば、冷たい風を浴びるようで、余計に体が冷える感じがするのですよね。

とくに就寝時に冷えると、体がだるく感じて寝起きも不快になったりします。

そうなるのを防ぐコツを見つけました。

就寝時はクーラーに向けるように扇風機を使うのです。

扇風機の風が冷たい空気を分散させるため、ダイレクトに冷風が届かないので、快適に眠れると思います。

サーキュレーターを併用する場合でも、就寝時は同じようにクーラーに向けて使うといいですよ。

きっと今年も熱帯夜続きになると思うので、ぜひ試してみてください。

まとめ

扇風機とサーキュレーターは、厳しい日本の夏の必需品と言ってもいいですよね。

それぞれに使う目的が違うことがわかれば、上手く使い分けることができそうです。

真夏の電力供給が不足するかも・・なんて言われているので、早めに暑さ対策を考えないといけませんね。

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