引っ越しの挨拶は今の時代は礼儀ではない?不審者扱いされることも!

不思議なルール

引っ越しする時は、ご近所に挨拶するのが礼儀だと思われてきました。

でも、それが今は通用しなくなっています。

地域性によって違うでしょうが、地方から東京に上京した人が、転居先で引っ越しの挨拶をしたら、すごく迷惑そうな様子で追い払われたという話を聞きました。

そんな人ばかりじゃないと思うけど

首都圏の単身者用のアパートとかは、挨拶する方が珍しいかも知れないよ

地域によっては、礼儀だと思ってしたことが、非常識だと思われてしまうかも知れないのはコワいな

引っ越しの挨拶をしたことがきっかけで、近隣トラブルになっては大変です。

引っ越しの挨拶は必要なのか、それとも不要なのか調べてみました。

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引っ越しの挨拶とは

引っ越しの挨拶は、旧居の近隣と転居先の近隣にします。

旧居の近隣への挨拶は、引っ越しするときに荷物の運び出しによる音や声、車のエンジン音などで迷惑をかけるかも知れないので、礼儀として必要です。

引っ越してしまえば関係ないと考える人も多いのか、旧居の近隣への挨拶はしたことがないという人もいます。

ほとんど近所付き合いもなく、引っ越し業者を使って短時間で終わらせられるのなら、必要ないのかも知れませんね。

転居先への引っ越しの挨拶の、荷物の運び入れなどで迷惑をかけるかも知れないので、礼儀として考えれば必要でしょう。

もともとは、引っ越しは近隣の人が手伝ってくれることも多かったので、挨拶しないなんて考えられない無礼者と思われたのでしょうね。

また、その町のルールなども、今のようにネットでサクッと調べられません。

隣近所の人たちが、色々と親切に教えてくれるものだったのです。

今の東京では考えられないかも知れませんが、江戸時代は地方から沢山の人たちが集まってきました。

長屋が立ち並んでいて、色々な土地の人たちが狭い地域で暮らすわけなので、ルールは必要だったのです。

引っ越しの挨拶は、そのルールを教えてもらうためにも、必要だったのではないでしょうか。

引っ越しの挨拶の基本マナー

引っ越しの挨拶が必要か不要かの議論の前に、基本的な挨拶のマナーをチェックしてみましょう。

旧居の近隣への挨拶

旧居の近隣への挨拶は、引っ越しする前日までに済ませておくのが基本です。

引っ越し時に騒がしくて迷惑をかけるかも知れないので、前もって挨拶しておきます。

その際は、挨拶だけで問題ありません。

とくにお世話になったご近所さんには、お礼の気持ちを込めた品物を用意するのも良いでしょう。

これまでお世話になったお礼と、引っ越しの日程を伝えて、「ご迷惑おかけすることもあるかと思いますがよろしくお願いします」と挨拶すれば引越トラブルも防げると思います。

転居先の近隣への挨拶

転居先では、近隣への挨拶は引っ越しの当日か翌日にします。

その際は、挨拶の品物を持参します。

引っ越しの際に迷惑をかけたことをお詫びして、これからお世話になる気持ちを伝えます。

挨拶する範囲

引っ越し先で挨拶をする範囲は、昔から「向こう三軒両隣」と言われるので、それが常識と考えられてきました。

ですが、マンションと戸建て住宅では事情も違います。

一軒家の場合は自宅の向いの三軒と両隣、さらに隣接する家があればそこまで挨拶すれば間違いありません。

マンションやアパートの場合は、両隣と階上と階下が基本です。

挨拶のマナー

転居先での引っ越しの挨拶には、500円~1000円くらいの品物を持参します。

品物は洗剤、タオルなどの日用品が一般的です。

紅白蝶結びの水引きの印刷されたのし紙に、「ご挨拶」と表書きをして苗字だけを書きます。

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挨拶が不要なケース

さて、ここまでは引っ越しの挨拶の礼儀について調べたことをまとめてきました。

ですが、それが通用しないときもあるのです。

たとえば、単身者向けのマンションでは、入居時に「入退去時の挨拶をしないように」と言われることもあります。

そういう挨拶が原因でトラブルになるのを防ぐために、挨拶不要のルールを作っている物件もあるわけです。

たしかに、「挨拶がなかった」と言いがかりをつけられても困るので、「挨拶ナシ」とルールがあればスッキリしますよね。

そういうルールがなくても、マンションやアパートでは挨拶に行くべきか迷いますよね。

郵便受けに名前が書かれていない、ドアに表札がない場合は、直接訪ねて挨拶するのは不要と判断しても良いのではないでしょうか。

どんな人が住んでいるのか知られたくないから、名前を出していないわけですから・・。

ただ、全く何もしないのも気になるというのなら、簡単な挨拶状を郵便受けに入れておけばいいのではないでしょうか。

自分の苗字と部屋番号と引っ越した日を書いて、「引っ越しの際には何かとご迷惑おかけしました。これからよろしくお願いします。」と短い挨拶の言葉だけで十分です。

ハンカチやミニタオルにのし紙をして、手紙を添えておけば良いと思います。

時代をさかのぼれば、引っ越しの挨拶を手紙で済ませるなんて・・と常識外れだと思われるでしょうね。

ですが、今の時代は知らない人が訪ねてくると不審者だと思われてしまうことだってあるのです。

知人の女性の事例ですが、東京での初めての一人暮らしの時に、引っ越しの挨拶をしてから、隣の男性からストーカーめいたことをされてすぐに部屋を出たという話を聞いたこともあります。

都会での暮らしは、近隣との関わりがトラブルになる原因を作ることがあるのです。

寂しい話ですが、色々な人が集まってくる都会では仕方ないことなのでしょう。

戸建て住宅や分譲マンションを購入して引っ越す場合は、今後のためにも挨拶はした方が良いと思います。

長く暮らす場所であれば、近隣との関係は無視しない方が良いでしょう。

まとめ

引っ越しの挨拶をしないのは非常識だと思うのは、必ずしも当てはまらないケースがあるようです。

住民の顔ぶれがあまり変わらないような土地柄では、新参者は受け入れられるのに時間がかかります。

コロコロと住民が入れ替わるのが当たり前のところでは、引っ越しの挨拶をする方が珍しがられるでしょう。

引っ越しの挨拶が常識なのかどうかは、その土地の雰囲気によって判断するしかないのです。

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