なぜ選挙のときに候補者は白手袋を使うのだろう!その理由とは?

不思議なルール

選挙期間中には、街中で候補者の名前を書いた看板をつけた車にすれ違うこともあります。

そんなとき、候補者本人が乗車していると、窓から手を振っているのを見かけます。

街頭に立って演説をする時にも、大きく手を振ってアピールしたりする様子を見ます。

そんなときにふと思うのが、「なぜ選挙に立候補する人は、白い手袋をつけているのだろう」という疑問です。

選挙には、細かいルールがあるようなので、もしかしたら白手袋を着けるのも決まりでもあるのでしょうか。

この疑問について、調べてみることにしました。

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白手袋を使う理由

選挙に立候補する人が、白い手袋をする理由を調べてみました。

しかし、ハッキリとした理由は見つけられません。

ひとつわかったことは、白手袋をするかどうかは自由であり、とくにルールとして定められているわけではないということでした。

いくつか理由とされていることがあったので、それが正しいのかどうか考えてみましょう。

清廉潔白なイメージのため

候補者が選挙活動の際に白手袋をするのは、とくに新人候補には重要だと言われているようです。

新人の候補は、その人が政治家として相応しいのかまだよく知られていません。

白い手袋は、清潔感をアピールできるので、それが清廉潔白なイメージとして民衆に届きやすいので必須アイテムと言われているようです。

手を振ると目立つ

真っ白な手袋をつけて手を振ると、遠くからでもよく目立ちます。

人混みでも、山間の自然の中でも、白い手袋が目に入ると、候補者の存在を確認できます。

やはり目立つことは、選挙戦では重要なのでしょうね。

手を保護するため

選挙活動では、握手は大切です。

ですが、選挙期間は数日ではなく長ければ数週間続きます。

その間に、何人の人と握手するでしょう。

想像を超えると思います。

それだけ多くの人と握手をするとなると、手を保護する必要があります。

爪を伸ばしている人、貴金属をつけている人もいるので、不用意に握手して傷付く恐れがあります。

手が荒れてガサガサになったり、手に傷を負ってしまえば握手はできなくなります。

そういう意味では、手を保護する目的という理由が正解のような気がします。

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白手袋はいつからしているのか

じつは、選挙の候補者が白手袋をつけるようになったのは、昭和43年(1968年)ごろから始まった慣習と言われています。

誰が最初に白手袋を使ったのかというのはハッキリしていません。

しかし、急激に日本中に広まったそうなので、よほど効果があると思われていたのでしょう。

たまたま白手袋をつけた候補者が当選したとしても、ゲンをかついでマネする人が増えていったのではないでしょうか。

選挙活動に必要なアイテム

選挙活動には、白手袋以外にも多くの必須アイテムがあります。

選挙カーとか拡声器とか、演説時に立てるのぼりなど。

白手袋のほかに身につけるもので必要なのは、タスキと必勝ハチマキでしょう。

必勝ハチマキに関しては、使わない人もいますが、タスキはほとんどの候補者が使っています。

ただ、不思議なことに名前を書かずに「本人」と書かれたタスキをして街頭に立つ人がいます。

なぜ名前を書かないのか・・と不思議ですよね。

これは公職選挙法に則っているからです。

選挙の準備期間には、まだ名前を書いたタスキをつけて活動してはいけないのです。

正式な公示日になれば、名前を書いたタスキをつけることができます。

投票日当日になると、名前の書かれたタスキをつけることは禁止されているので、短い期間しか名前入りのタスキは使えないのですね。

ちなみに「本人」と書かれたタスキは1990年の前半(平成初期)に一人の候補者が使って話題になり、瞬く間に全国で使われるようになりました。

白手袋といい、本人タスキといい、最初に始めた人の発想力は素晴らしいと思います。

まとめ

候補者が白手袋を使う理由として、確かな正解はわかりません。

ということは、白手袋の効果は1つではなく、色々あるのでしょう。

もしも近くで選挙が行われていたら、候補者の身につけているアイテムに注目してみるのも面白いですよ。

 

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