結婚できる年齢に男女の差があるのはなぜ?性別によって違う理由とは

不思議なルール

結婚は本人たちが決めることですが、未成年の結婚には親の同意が必要なんですよね。

これは結婚に限らず、未成年が何か契約する際には、親の同意が必要なので、とくに疑問には思いません。

ただ、結婚できる年齢は女性16歳、男性18歳と差があります。

今の時代、性別を理由に何か差をつけるのはいけないことだと言われているのに、なぜ結婚できる年齢だけは男女で差があるのでしょう。

この疑問について調べてみました。

また、結婚できる年齢は、2022年から新たなルールがスタートするようなので、その点についてもチェックしてみます。

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結婚できる年齢に男女差がある理由

結婚できる年齢に男女差がある理由を調べてみると、外務省のホームページにそれと思われる事柄が書かれていました。

国内法における、最低法定年齢に関するページです。

婚姻に関して、我が国では、男は満18歳に、女は満16歳にならなければ、婚姻をすることができないものとされている(民法第731条)。
このように、婚姻適齢に男女の差異を設けることは、条約第2条の規定に抵触するものではない。
すなわち、婚姻は、社会の基礎的単位である家族を新たに形成する行為であるから、ある程度の成熟に達していない者には認めるべきでなく、それゆえ、法律は,婚姻に必要な成熟に達していないおそれのある若年者の婚姻を一律に禁止している。しかし、男女の間には、肉体的・精神的側面において、婚姻に必要な成熟に達する年齢に差異がある。婚姻適齢の差異は、このような男女の肉体的・精神的側面の差異に対応したものであって、合理性があるから、条約第2条には抵触しない。

このようにあります。

ちょっと難しい言葉ですが、よく読んでみると、結婚は成熟した人間じゃなければできないので、成長のスピードが同じではない男女では最低法定年齢に差異を設けているというわけです。

たしかに、女子の方が成長が早いので、小学校高学年くらいでは女子の方が身長が高い子が多いですよね。

男子は中学を卒業してから身長がグングン伸びる子もいます。

精神的な成長には、男女の差はないと思うのですが、結婚には肉体的な成熟も必要だと考えられていたのでしょう。

結婚できる年齢に男女差がなくなる

結婚できる年齢に男女の差があるのは、なんだか変だなと思う人はきっと少なくないでしょう。

どんな場面でも、性別だけで差があるのは問題視されるのですから、結婚できる年齢だけ男女差OKなんて、やっぱり変です。

そういう世の中の空気が伝わったのか、2022年から結婚できる年齢は男女とも18歳になります。

2022年4月からは、16歳の女性は親の同意があっても結婚できなくなります。

男女とも、18歳になれば大人として家庭を築けるかどうかは別の話ですが、男女の差がなくなったのはスッキリして良い事だと思います。

16歳、17歳で結婚するつもりだったのに・・・と残念に思う女の子もいるかも知れませんが、ルールが変わるタイミングなので仕方ないですね。

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親の同意は不要になる

2022年4月から男女ともに18歳になれば結婚できるという新たなルールになります。

この改定は、結婚できる最低法定年齢の男女がなくなるだけではなく、親の同意も必要なくなるのです。

日本では20歳が成人とされていますが、18歳を成人とする国が多いようです。

選挙権が18歳からもてるようになったことや、親の同意がなくても18歳で結婚できるようになることを考えると、そろそろ18歳を成人として認めるのも時間の問題のような気がします。

校則で結婚を禁止できるのか

18歳で親の同意もなく結婚できるようになると、高校生同士が自分たちの意思だけで結婚できます。

それは国が決めたことなのですが、高校側としては困るでしょうね。

男女交際を禁止しているような校則もいまだに残っている高校もあるくらいですから、結婚なんてとんでもない!と思っている教師たちもいるのではないでしょうか。

高校を卒業するまでは、結婚させないような校則を新たに作る学校も出てくるかも知れません。

ですが、その校則にどの程度の効力があるのか・・は疑問です。

退学にすることはできたとしても、大きな問題に発展しそうな予感です。

国が決めたことなのに、学校が禁止して学校を退学させられるようなケースが出てきたら、世の中がザワザワしようです。

まとめ

結婚できる年齢の男女差はなくなり、親の同意も必要なくなることは、歓迎している人もいると思います。

ですが、そのルール改定で晩婚化が改善することはないでしょうね。

結婚しても離婚する夫婦が多いし、結婚していても奥さんや旦那さんの悪口ばかり言っている大人が多いですからね。

 

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