子供には本を読ませた方がいい・・。
そういう大人は沢山いますよね。
でも、本を読む時間を作るのは、大人もそうですが子供も簡単ではありません。
朝から学校に行き、帰宅後は宿題や習い事、塾がある。
食事や入浴をして、家族とのコミュニケーションの時間などを考えれば、子供がゆっくり読書をする時間はどこにあるのでしょう。
大人は通勤電車の中とか
職場の休憩時間に読むよね
子供は通学も徒歩が多いし、
その時間を読書タイムにするのは
難しいね・・
お昼休みの時間なら
少し読めるのでは?
そう思いますし、私自身も学校の休み時間に好きな本を読んだ記憶がありました。
ところが、少し前に知人の話を聞いてびっくりしました。
小学生のお子さんが、学校の休み時間に好きな本を読んでいたら、担任教師に注意を受けたというのです。
そんな校則は初耳!と思ったのですが、周りに聞いてみると珍しくないのだとか!
なぜ学校に本を持ち込んで読書するのが禁止されるのか、その理由を考えてみましょう。
本の持ち込み禁止は小学校だけ
学校に個人所有の本を持ち込むのを禁止しているのは、全国の小学校にはよくあるルールなのだそうです。
中学校、高校ではほとんどそのようなルールを設けているケースは見つけられませんでした。
小学校にだけ、私物の本を校内の持ち込むことを禁止しているケースが多いようです。
ちなみに、筆者である私の小学校時代を思い返してみると、そんな規則はなかったと思いますが、あったとしてもバレていなかっただけかも知れません。
本の持ち込み禁止の理由
かなり多くの小学校で、私物の本を校内の持ち込むのを禁止している理由について調べてみました。
真っ先に理由としてあげられたのが、「紛失によるトラブルを防ぐため」でした。
これは、本の紛失によって他の生徒が盗んだのではないか?という疑いが生じてしまうのを防ぐためなんですね。
それが一番の理由であれば、小学校だけじゃなく、中高でも同じだとは思うのですが、やはり年齢が低いと自分の持ち物の管理が十分ではないため、紛失のトラブルは多くなるのでしょう。
中高になれば、ある程度は自己責任と考えるのですが、小学生の場合は紛失によって保護者を巻き込むトラブルに発展する事例もあるそうですから、未然に防ぐためだと考えられています。
図書室の活用を促すため
校内への本の持ち込みを禁止するホントの理由は、紛失による盗難騒ぎを未然に防ぐためなのでしょうが、学校側としてはそれはあまり表向きの理由にしたがらないようです。
それはそうだろうね
盗まれないために・・なんて
言いたくないよね
それで図書室を理由に?
そういうことになりますね。
学校には、書籍を貸し出す図書室がありますよね。
規模は学校ごとに差がありますから、全学年に適した書籍が十分にあるのはかなり恵まれているのではないでしょうか。
学校の休み時間に読書をしたいのなら、図書室で読めばイイというのが学校側の考え方です。
ですが、前述のように学校の図書室に読みたい本があるとは限りません。
とくに休み時間に読書したいような本好きな児童生徒なら、学校の図書室にある本では物足らないのではないでしょうか。
自治体の公立図書館では、読みたい本をリクエストできるようなシステムを導入している場合もありますが、学校の図書室では難しいと思います。
子どもの読書時間
子どもに本を読んで欲しいと思っている親は多いはずですし、学校の先生たちだって本心ではそう思っているはずです。
ただ、やはり学校の中では友達と一緒に遊ぶ時間を優先して欲しいという大人の本音も見え隠れします。
では、学校、部活、塾、習い事などと忙しい小学生が読書の時間を確保するには、どのタイミングが良いのでしょうか。
朝早く起きて読書できれば、そんな理想的なことはありませんが・・。
おすすめは就寝前の30分です。
布団に入る直前までテレビを見たり、ゲームをするよりも、就寝時間の30分前に静かな部屋で読書をするとリラックス効果が得られて良い状態で眠れると言われています。
ただ、眠気が吹っ飛ぶような内容の本を読んでしまうと、睡眠不足になるので選定は難しいですね。
毎日決まった時間に読む本と、休みの日などにまとまった時間に一気に読み進める本を分けて選べるようになると生活リズムが整うので体調やメンタルの安定にもメリットがありそうですよ。
まとめ
子どもが学校日本を持って行ったらダメなんて、聞いた時は驚きました。
ですが、それは珍しい校則でもないと知って、また二重の驚きでした。
学校の中で起こるトラブルを未然に防ぐことに、かなり神経質になっているのだと感じたのは私だけでしょうか。