自家用車をいつもピカピカにしておきたい人にとって、思いついたときにすぐに洗車できるスペースが自宅敷地内にあるといいですよね。
わざわざガソリンスタンドや洗車場まで行かなくてもいいので、いつもピカピカに保てます。
ですが、住宅が密集している地域では、自宅の敷地内だとしても洗車する前に気を付けておかないといけません。
洗車が原因でご近所迷惑になり、トラブルの原因を作ってしまうからです。
自分の家だから、敷地内だから何の迷惑もかけるはずはないという思い込みから、近隣トラブルになるケースもあります。
どんな点に気を付けるべきなのか、考えてみましょう。
自宅洗車のトラブルとは
自宅の敷地が広々としていて、駐車場で洗車しても隣近所に全く迷惑をかけないような条件が整っているケースは、都会では少数だと思います。
高度経済成長期以降に開発された首都圏の住宅地は、隣の家と1メートルも離れていないほど密に建っている地域をよく見かけます。
地方で土地に余裕があり、隣近所と密接していないのなら、迷惑をかけることもないので気にしなく手もいいのです。
トラブルになりやすいのは、狭い土地を細かく切り売りしている場合です。
車を駐車するのにギリギリのスペースしかない駐車場で洗車すれば、どんな問題が生じるでしょう。
水しぶきが飛び散る
自宅駐車場のスペースが狭ければ、隣家の駐車場ともほとんど離れていないため、洗車時の水しぶきが隣の車に飛び散ってしまいます。

ただの水なら、少々飛んでも構わないのでは?

屋根もなくて壁もないなら雨と同じだと思えばいい

そうかな、キレイに洗った後ならムカつくけど
あなたはどう思うでしょう。
たしかに、雨と同じだから少々の水しぶきを気にする方がオカシイと思う人もいるかも知れません。
ですが、キレイに洗車してコーティングして、ツヤツヤにした後に雨でもないのに水しぶきがかかって水滴の跡が点々と残ればイラっとする人もいるはずです。
自分なら気にしないから大丈夫というのは、ご近所トラブルを作りやすいので気を付けた方が良いのです。
また、車だけではありません。
隣家の壁や窓に水しぶきがかかってしまうようなリスクがあるのなら、やはりトラブルになり兼ねないので注意が必要です。
水の流れる方向
駐車場の位置によっては、洗車時の水が隣家の駐車場や敷地へ流れてしまうケースもあります。
ただの水洗いならあまり問題にならないのでしょうが、シャンプー洗車をしてモコモコの泡を流した水が隣家に流れるのであれば、何かクレームを言われるかも知れません。
排水の位置は開発されたときに決まっているので、後からどうすることもできません。
雨水が流れる方向を見て、排水の位置関係を事前にチェックすると回避できます。
洗車トラブル回避策
せっかく戸建住宅を購入して、自宅の駐車場で洗車できると思って楽しみにしていたのに・・と残念に思っている方には申し訳ありません。
しかし、洗車が原因で隣近所とトラブルになってしまえば、ずっと気まずい雰囲気の中で暮らしていかなければいけません。
繰り返しになりますが、近隣と十分な間隔があり、水しぶきが飛び散っても迷惑をかける恐れがないのであれば気にしなくてもいいのです。
あくまでも、密集して開発された住宅地での話です。
洗車トラブルを回避する対策としては、
①隣の車がいない時間帯に洗車する
②仕上げの吹き上げまでは洗車場で行う
この2つくらいしか対策は考えられません。
実際に隣の家の人が狭い駐車場で洗車するたびに、自分の車に水しぶきがかかるのを不快に思って悩み事相談の掲示板などで解決策を質問している事例も数多く見かけます。
誰もがトラブルを歓迎しないので、できるだけ穏便に解決したいと思っているので、ストレスを感じながらもガマンしている人の方が多いのでしょう。
「何も言われないから大丈夫」と思っていると、隣人の不満や怒りがジワジワと膨らむ恐れがあるのです。
まとめ
少し面倒に感じたとしても、近隣への迷惑を気にしながら洗車するよりも洗車場に行った方が自分も気分が良いのではないでしょうか。
隣近所を気にする必要もないほど広々とした敷地がないのであれば、そこはお互いのことを考える必要があると思います。
何より、簡単に引越せないのであれば気を使うのは仕方ないのだと思います。