連絡帳の文化が働く親の負担になっている?手書き廃止問題は!

学校・職場

保育園や幼稚園に通っていたころのこと、記憶に残っていますか?

幼いころの記憶が鮮明に残っている人なら、連絡帳のこともおぼえているのではないでしょうか。

連絡帳とは、保護者と保育園や幼稚園をつなぐ連絡ツールです。

とくに保育園は、働く親の代わりに保育する施設なので、幼稚園に比べて入園可能年齢も低く、在園時間も長いため、親とのコミュニケーションに役立つツールになるのです。

ただ、この連絡帳は保育園や幼稚園を卒園して、小学校に入学してからも続くというケースもあります。

それが働く親たちの負担になっているのでは?という問題について、考えてみました。

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連絡帳の役割

連絡帳は、子供の年齢、学齢によって内容が変わってきます。

たとえば1歳未満の子供であれば、健康状態の連絡がメインになります。

健康に関する連絡事項のほかに、成長過程での変化や子供同士のコミュニケーションなど、保育園や幼稚園の中で過ごす子供の様子を見られない親へ伝えたいことを記入します。

また、家庭の中での子供の様子や健康上、生活上で気になることや心配なことなどを保育園や幼稚園に伝えるために連絡帳を使います。

いずれにしても、連絡帳は小学校入学までは健康に関することがメインであることは共通していると思います。

小学校の連絡帳

小学校では連絡帳を使う学校の割合は高くありません。

一年生だけとか、低学年だけとか、全学年とそれぞれの学校によって違います。

新一年生は、学校に慣れるまでは連絡帳は大切です。

低学年までは、連絡帳を使う学校があるのも理解できます。

ただ、高学年まで保護者と担任教師との間で連絡帳のやり取りが必要なのか?という疑問を感じます。

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電話連絡の代わりの連絡帳

小学校に入学した保護者が連絡帳に悩まされるのは、「今日は学校を休ませます」という連絡は、連絡帳でしかしてはいけないというルールです。

電話連絡はNGな理由はいくつかあります。

・電話の台数が少ない
・朝の忙しい時間に対応できない

細かい理由をあげればもっとあるのでしょうが、主な理由はこの2つです。

たしかに、学校に直接電話連絡するとしても、始業前の時間に集中するのは困りますよね。

インフルエンザなど、感染症が流行する季節には、パニックになるかも知れません。

連絡帳で「○○なので休ませます」と学校に伝えるのは、それなりの意味はあると思うのです。

ですが、連絡帳は誰が学校に持っていくの?という疑問が生じますよね。

この疑問の回答は「集団登校の集合場所で渡す」もしくは「近所の同級生に渡す」です。

学校によっては、連絡帳に「休むときに連絡帳を預ける人」の名前を2~3人書くようになっているケースもあるのです。

このアナログなやり方に驚く人も多いようですね。

電話がダメなら、メールでも済む話なのに・・わざわざ連絡帳とは。

なぜが日本の学校は、進化を嫌う傾向があるようです。

まとめ

保育園や幼稚園は、連絡帳が子供の成長を見守る園と保護者をつなぐツールとして、大切な役割をしているのはわかります。

小学校でも無駄とは言いません。

ですが、「休みます」と伝えるためだけにわざわざ連絡帳を導入しているのであれば、保護者にも教師にも結果的に負担なのではないでしょうか。

毎日、連絡帳に記入する事務作業は、働く親にも雑務に追われる教師にも重荷担うと思うのです。

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