学校の制服のスカートの長さが、校則で決められているというのは、学生の立場になって考えると納得しがたいルールではないでしょうか。
今はスカートの長さを短くするのを禁じる校則がほとんどですよね。
1980年代以前は、制服のスカートの丈を長くするのを禁止している校則が多かったはずです。
時代とともにスカートの長さのルールは変わりますが、一律で長さを決められるのは、とても理不尽さを感じます。
たとえば背が高いとスカートの長さに問題はないのに、校則違反だと注意を受けることもあるのです。
制服のスカートの長さを校則で決められることへの違和感について、経験をもとに考えてみました。
スカートの長さを定める理由
校則で制服のスカート丈を定めるのはなぜなのか、その理由を調べてみました。
昭和の終盤から現在にかけては、女子中高生のスカートの長さは膝下と定めている学校が増えました。
それまでは、スカートが長すぎることを問題としていたので、短くしても校則違反にはならないので、極端に短いスカートにする女子中高生が急増したからです。
昭和の終盤と言えば1980年代です。
実写ドラマになって話題を集めた「今日から俺は」が1980年代を背景にしています。
ドラマを見ていた人ならわかると思いますが、ツッパリとかヤンキー、不良と呼ばれる女子学生のスカートはくるぶしが見えなくなるほど長くなっていました。
ドラマの演出として大げさにしているのではなく、その時代にはよく見る姿だったのです。
なぜスカート丈を長くするのがブームだったのかは今となっては謎ですが、世の中のイメージが「長いスカートの生徒は不良」というレッテルを貼るので、校則で厳しく長さを定めたのです。
当時の校則では、地面から○○㎝とか、ふくらはぎが全て隠れない長さなど、一律に長さを定めることが一般的でした。
しかし、女子中高生の間でスカート丈を短くするのが流行り始めると、校則が追いついていないので場当たり的に校則が作られるケースも増えたのです。
その結果、立ち膝になってスカートが床につかなければアウト!とか、膝小僧に合わせた長さじゃなければダメ!というような意味不明なルールが生まれたのだと考えられます。
理由は女子生徒の安全のため
スカートの長さを定める校則は、生徒を守る目的で定めているというのが学校側の言い分のようです。
教師としては、具体的な数字やカタチで定められていないと指導できないので、一律のルールにしています。
指導する理由は、スカートの長さによって悪い印象を与えてしまえば、事件や事故に巻き込まれるリスクが高くなるからだと。
これもまた髪型や持ち物を規制するのと同じです。
要するに、見た目の印象が悪くなると、危ないことに巻き込まれるから、みんな同じく真面目に見える姿に揃えておけば安心という考え方なのでしょう。
高身長女子は不利だった
じつはこのブログの管理者である私は、母娘二代にわたり高身長です。
遺伝なので、私の血を引く子孫たちも高身長になる確率が高いと思います。
母娘とも高身長だったので、中高生のころのスカートの長さには苦労させられました。
まず長いスカートが禁じられていた校則での苦労は、床上35㎝を厳守しているのにもかかわらず、見た目の印象で「スカートが長いぞ」と何度も注意されるのです。
背が高ければ、ウエストから足先までの長さも長くなるのは当然なので、床上35㎝でも長く見えてしまうのです。
きちんと校則を守っているのに、違反していると決めつけられて何度も呼び止められるのは、子供の心を傷つけると思います。
具体的な数字でルールを作ったのに、見た目の印象で注意するのなら校則の意味がありません。
また、短いスカートが禁止される校則でも、高身長というだけで理不尽な目に遭います。
膝上5㎝以上短いスカートは禁止という校則をきちんと守っているのに、スカートから出ている脚の長さだけで「短いだろ」と注意されるのです。
長くても短くても、高身長という身体的な特徴によって、ルール違反をしているように見えてしまうのです。
きっと身長が高いだけじゃなく、他の身体的な特徴でも理不尽な指導や注意を受ける人はいるでしょうね。
制服は変化している
いまだにブラック校則はありますが、少しずつ変わっています。
とくに制服に関しては変化していますね。
制服が何パターンの中から選べるとか、制服でも私服でも自由に選べる学校も増えています。
その背景には、少子化による生徒の減少があります。
ブラック校則のある学校にわざわざ好んで入学しようと思いませんから、人気が低ければ学校として成り立たなくなってしまいます。
私立の学校なら尚更でしょう。
子供たちが校則についてSNSで発信すれば、瞬く間に悪評も好評も拡散される時代です。
いつまでもルールで子供たちを縛り付けることはできないと、学校側も気付き始めたのではないでしょうか。
まとめ
現在進行形で制服のスカートの長さの校則に納得できないという人は、校則を変える方法を調べてみましょう。
校則は教師側だけが一方的に決めるわけではなく、生徒側の意見が反映される規定があるはずです。
全校生徒を対象にした賛否を問う投票や署名運動などで、校則を変えている事例もあります。
あなたの通っている学校の校則の規定なので、行動を起こすかどうかはさておき、調べてみるのは無駄にならないと思います。