除草剤を使う前に隣人に知らせるのはマナーなの?

不思議なルール

あたたかくなると、雑草が伸び始めますよね。

戸建てに住んでいると、敷地内の雑草対策に頭を悩ませる方も多いでしょう。

雑草はたくましい生命力で、抜いても抜いても伸びてきます。

とくに夏の成長はすごいスピードなので、何度も草むしりを繰り返すこともありますよね。

そんなときに除草剤を使いたくなります。

根からしっかり枯らす除草剤を使えば、夏の間の草むしりも格段にラクになるので便利なものです。

しかし、隣の家まで離れているような場所であれば気にならないのでしょうが、住宅がひしめいているような地域では、除草剤を使うのにもマナーがあるという意見も見聞きします。

自分の敷地に除草剤を使うだけなのに、近隣に気を使う必要があるのでしょうか。

考えたこともなかったけど

たしかに強い農薬みたいなものだよね・・

そういわれると

気になる人もいるかも

ちょっと調べてみました。

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除草剤を使う前に

除草剤といっても、種類がたくさんあります。

ホームセンターに行ってみると、除草剤のコーナーがあるほど種類が多いのです。

なかにはすごく強力な除草剤もあるし、ペットや子供にも安心の植物由来の成分で作ったものもあります。

ペットや子供にも安心の成分を使っているのなら、近隣住民にも迷惑をかけることもないと思うのですが、そうでもないのです。

除草剤を使うことに不快感を示す人が一定数いるのですよ。

だから除草剤を使う前に、近所にどのような人が住んでいるのか、少しリサーチする必要があるのです。

除草剤を嫌がる理由

除草剤を使ったら、近所の人からクレームが・・という話を聞いたことがあります。

調べてみると、そういう事例は少なくないようですね。

なぜ除草剤を嫌がるのか、その理由をチェックしてみましょう。

健康被害

除草剤のなかには、強い農薬レベルの薬剤を使っているものがあります。

液体のものでも、粉タイプのものでも、土に散布するときに多少は飛び散ることになります。

隣の家の敷地とフェンスや垣根で境界されていて、窓が開いている状態なら飛び散った除草剤が部屋の中に入り吸い込んでしまう恐れもあります。

小さな子供やペット、高齢者や呼吸器系に疾患のある人などは、かなり神経質になるものです。

隣家が除草剤を使ったら、ぜんそくのようは発作が出たという話もあるので、強い除草剤を嫌うのも理解できますね。

窓を閉めていても、洗濯物に付着して皮膚にかゆみが出るという事例もあります。

強い雑草を枯らす薬剤を使っているのですから、皮膚や粘膜に付着するのはできるだけ避けたいと感じるのはわかりますね。

草花や庭木への影響

除草剤を使うのは、自分の家の敷地内だけだとしても、土の中に浸透する薬剤の成分は隣家の庭の土にもしみ込んでしまうかも知れません。

住宅密集地では手を伸ばせば隣家の窓も開けられるほどぎゅうぎゅうの地域もありますし。

草花を大切に育てているお宅では、雑草の駆除も丁寧に行っているかも知れません。

そういう人から見れば、壁で仕切られてもいない隣家で除草剤を撒いている様子はショックではないでしょうか。

土から浸透するのも心配でしょうし、風に舞って自分の大切にしている草花に付着して枯れてしまうのも怖いでしょう。

家庭菜園をしている

ベランダにプランターを置いて野菜を育てている家がかなり増えたそうです。

在宅時間が増えたからなのでしょうね。

庭に植えられるスペースを作って栽培するお宅も見かけます。

プチトマトやナス、ルッコラやリーフレタスなどの葉野菜を育てて収穫するのは楽しいものです。

もしも隣家で家庭菜園をしているのがわかっているのなら、除草剤を使うのは注意が必要です。

風で飛んだ除草剤が付着して、枯らしてしまったり、トマトなどが変色してしまったというケースはよく耳にします。

クレームを入れると近所トラブルになるのも困るから、黙ってガマンしている人も少なくありません。

しかし内心では、きっと面白くないでしょう。

食べる目的で育てているのであれば、害虫や雑草の駆除にも気を使っていると思います。

住宅が密集している地域では、そういう点も注意が必要なのでしょうね。

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除草剤を使わない方法

除草剤を使うのは、住宅が密集している地域ではかなり神経を使う必要があるようです。

そういう隣人への気遣いなど関係なく、除草剤をバシバシ使う人もいますが、トラブルに発展する危険はあると思います。

ですが、雑草を手作業で除去するのはかなりの重労働です。

もしも伸び放題になってしまったのなら、一度は覚悟を決めて手作業で除去してその後は除草シートを敷いて砂利を敷き詰めるなどの対策をすると良いと思います。

除草シートを敷いた上に砂利を敷き詰めると、日光が土に届きにくくなりますのでよほど生命力の強い雑草じゃないと伸びてきません。

少しくらいなら手で抜き取ることもできるので、少しコストと手間がかかりますが長い目で見れば安全ではないでしょうか。

除草剤を使うとき

除草しにくい場所、家の裏の狭いスペースなどは、手が届きにくいので気が付くと雑草が伸び放題になっていることもあります。

そういうところは、隣家の目にも触れにくいので除草剤を使っても迷惑になることは滅多にないと思います。

ただ、ニオイが強い除草剤は避けた方が良いでしょう。

雑草対策をする季節は、窓を開けているお宅も多いので、薬剤のニオイが部屋の中に入ってしまうかも知れません。

隣家に窓がないところだけ使うのであれば、問題ないでしょう。

しかし、どうしても除草剤を使わないと困る場合もあります。

除草シートや砂利で対策するコストをかけられないとか、高齢者だけのお宅では難しいでしょう。

そういう事情があるのなら、除草剤を使っても迷惑にならないかどうか確認するのもマナーなのかも知れませんね。

きちんと伝えれば、NOと言う人は滅多にいないのではないでしょうか。

まとめ

住宅が密集しているような地域で除草剤を使うのは、マナー違反なのか?というのは難しい問題です。

べつに許可をとる必要もないし、そんなルールもありません。

ですが、隣人のことを考えずに除草剤を使っているのを見て、苦々しく感じている人が世の中にいるのも事実です。

私自身も家の敷地に子供やペットにも安全なタイプの天然成分の除草剤を使っていましたが、クレームの手紙がポストに入っていたのでそれ以来は使っていません。

天然のハーブの除草剤なのでニオイがきつかったようです。

化学成分じゃなければ大丈夫だろう・・というのも通用しなかったので、除草剤を使うのは諦めました。

どんなに安全なものだとしても、除草剤を撒いている様子を見られるだけで、何を言われるのかわからないと思っています。

そこまで神経を使う必要はないのかも知れませんが、簡単に引越しできるわけじゃないので気を付けて暮らすしかないのです。

参考になれば幸いです。

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