新しい学年になるとき、ドキドキするのはクラス替えですよね。
誰と同じクラスになるのかによって、その一年が楽しくなるのか左右するほど、クラスメイトの顔ぶれは重要です。
と同時に、担任の教師が誰になるのかも重要ですよね。
そうよ、先生によって天国と地獄ほどの差がある
それは言い過ぎじゃない?
いやいや、担任は重要!!
怖い先生だと最悪の一年になるかも
子供にとっては、長い時間を共に過ごすクラスメイトと担任の教師が誰になるのかは、ほんとに大きな問題のようです。
例えば子供がとても苦手にしている先生がいた場合、その人が担任になったことで不登校にでもなったら困りますよね。
保護者としては、子供が学校に行きたくない原因はできる限り取り除いてあげたいものです。
そこで学校側に担任の教師の要望を出すことで、子供にとって相性の良い先生のクラスになれるのか、可能性について調べてみました。
担任を決める方法
クラス担任は、どうやって決められるのかという一定のルールはありません。
校長の独断で決める
校長と教頭が決める
校長、教頭、学年主任が決める
自治体によってある程度のルールがある場合と、学校単位でルールがある場合に分かれています。
校長に一任されている学校がかなり多いようなので、それは少し驚きます。
しかし、少子化が進んでいるので、1学年のクラスの数も少なくなっているため、校長だけで決めるとしても、それほど大変な作業ではないのかも知れませんね。
担任の要望はできるのか
さて、本題です。
自分の子供が学校で何か嫌な出来事があり、学校に行きたがらなくなってしまったケースを想定してみましょう。
いじめられているのかと、親はすごく心配になると思います。
しかしその原因が、子供同士のことではなく教師だとわかったのなら、その教師が担任にならないように学校には配慮してもらいたいと考えるのが自然ではないでしょうか。
○○先生とうちの子供はどうも相性が悪くて、○○先生のクラスでは不登校になってしまうと心配しています。
他の先生のクラスになるように、配慮していただきたいのです。
こんな要望を学校に提出すると、どうなるのでしょう。
結論から言ってしまうと、よほど大きな問題でもない限り、担任を選択するような要望が受け入れられる可能性はほとんどありません。
子供が不登校になる原因が教師であるということが確かにあり、すでに不登校気味になっていたりすれば考慮される可能性もゼロではないでしょう。
ただ、その教師は同じ学校にいるわけですから、担任から外れただけで不登校が解消されるのかハッキリしません。
根本的には、子供がなぜその教師を嫌がるのか理由がわからなければ解決できない問題です。
子供の希望する担任の要望
子供が嫌がる教師のクラスから外してもらう要望は、学校側とじっくり話し合えば通る可能性はあります。
しかし、逆のケースはほぼ無理でしょう。
子供が大好きな先生だから、また次も○○先生が担任になるようにお願いします。
このような要望は、教師も悪い気持ちにならないでしょうが、あくまでも担任を決めるのは校長や教頭という学校がほとんどです。
一人の児童生徒の要望を通してしまえば、他の保護者たちも続々と要望を出すようになります。
そんなことになれば、大問題ですよね。
子供が望む教師のクラスからあえて外されてしまい、逆効果になるのです。
クラス分けは、担任も交えてバランスを考えて割り振りされます。
日ごろから相性の良い先生と仲良くしている子は、振り分けの際に選ばれやすくなるかも知れません。
そこは人間なので、先生と仲良くできる子は得する可能性は否定できませんよ。
まとめ
新しい学年になる時の子供たちの心は、これからどんなことがあるのか考えてワクワクしているはずです。
ですが、ワクワクではなくビクビクしているようであれば、その恐怖の原因が何なのかわかるまでは、先走って要望などを提出しないようにしましょう。