オーストラリアで16歳未満の未成年者のSNS使用を禁止するという法案が可決されたというニュースは日本でも話題になりました。
じつはオーストラリアだけではなく、世界では子どものSNS使用を規制する動きが広がりを見せています。

ありえない・・

だね。そんな法律・・

暴れる・・
まあまあ、落ち着いてください。
まだ日本ではそういう段階ではありませんからね。
しかし、学校のルールとしてSNSを禁止している学校は存在するようです。

考えられない・・

アカンやろ・・

暴れる・・・
どうしてそんな校則があるのか、その理由について考えてみましょう。
SNS禁止校則の理由
じつはSNS禁止校則のある学校は、さほど珍しいわけではありませんでした。
あくまでも筆者調べですが、中高生のお子さんのいる保護者に聞いてみると、3人目ですぐに「うちの子の行ってる高校は禁止だよ」と答えてくれました。
私立の高校で、学校内でのスマホの使用も禁止しているそうです。
しかし、その人から聞いた話では、校則としては禁止しているけれど、守っている生徒がいるのか?と思うほどInstagramやTikTokを生徒たちは楽しんでいるそうです。
投稿せずに見ているだけの生徒もいるでしょうが、投稿していてもそれが問題になった事例は聞いたことないそうです。
では、なぜ学校は実行性の低いSNS禁止の校則を作るのか・・という疑問がわきます。
考えてみると、過去にいじめによる悲しい事件が起こるとSNSでクラスメイトたちからいじめを受けていたということが繰り返されてきました。
表面上では真面目な生徒たちが、SNSの中では冷酷ないじめをする。
教師や保護者が見えないところで繰り返されるいじめが問題になり、SNSを禁止することで学校や保護者としては一定の安全管理ができると考えたのではないでしょうか。
これはあくまでも推測ですが、SNSを禁止してもプラットフォームの年齢制限を守っているのなら、校則として禁止してもあまり意味がないですよね。
SNSは基本的に匿名で使えるものなので、学校側が取り締まるのは不可能ではないかと思うのです。
それでも校則に掲げるというのは「うちの学校はSNS禁止しています」とアピールしたいだけではないかと邪推してしまいますね。
教師が監視する学校もある
SNS禁止の校則があっても、実際にはほとんど見て見ぬふりの学校が多いと思うのですが、中には教師がSNSを巡回して生徒の投稿を探しているという事例がありました。
掲示板に相談している生徒は、顔出しもせず、制服姿もアップしていないのでバレないと思ったら、教師が別人を装い相互フォロワーになり、DMで年齢や学校名を聞き出してバレたというのです。
そんなオトリ捜査のようなことを教師がしているとは、驚きですよ。
教師って多忙を極める職業で、長時間労働で教師の人材不足が社会問題にもなっているというのに、生徒のSNSを探すためにそんな時間をかけて、手の込んだことをする余裕があるのかと。
その相談者の通っている学校が公立なのか私立なのかわかりませんが、教師がそれをするべきなのか?と思ってしまいます。
もしかしたら教師も遊び半分の気持ちがそこに混ざっているような気がしてならないのは、私だけでしょうか。
SNS禁止校則は激減していた
じつはSNS禁止の校則は2020年以降はかなり減っていると言われてきました。
理由はコロナ禍でコミュニケーションをとることが難しい状況が続いたことが理由だと考えられます。
自宅でリモート授業をするなど、厳しい期間でした。
それまでは禁止していたSNSを解禁したり、グループチャットなどを活用する学校も増えたと聞いています。
なので、このままSNSを禁止するような校則は消滅するのではないかと思われたのですが、そう甘くはなかったようですね・・。
未成年がSNSを介して犯罪に巻き込まれたり、最近では闇バイトのように最初の入り口がSNSということも禁止の傾向へ流れる理由になっているように思います。
まとめ
SNSの使い方に問題のある大人の方が山ほどいるので、年齢で使用を制限しても意味がないように思いますが、学校側としてはいじめや犯罪の防止のためという理由を付けておくことで責任を軽くしたいのかも知れませんね。
そんなことより、もっと低年齢の頃から正しく使う教育を徹底した方が良いのではないかと、素人ながらに思います。