ある女子高生が、ベリーショートにしたところ、学校の校則に違反すると言われたという悩みを見ました。
その学校ではショートカットは校則に違反するわけじゃないのに、どうして違反と言われてしまうのか、意味が分かりません。

長い髪を束ねないのはダメとかならわかるけど、短いのは悪くないよね

うん、全く理解できない
普通はそう思うはずです。
でも、現実に学校に違反を指摘されたという人が存在します。
その理由を考えてみました。
ショートヘアの校則
一般的には、中高生の女子生徒に対して、ショートヘアを禁止する校則は珍しいと思います。
ただし、明治時代から続くような女子校では、髪を短くするのは禁止する校則もまだ存在していました。
髪の毛先が鎖骨よりも下になるように伸ばし、2つの三つ編みおさげにしないと校則違反になるという、化石のような校則です。
まあ、そういう女子校は私学が多いので、伝統のある学校だとわかった上で入学するのであれば、それはガマンしないといけないのかも知れません。
明治時代以前の女性たちの髪型を考えれば、ショートヘアの女の子は斬新過ぎたのでしょうね。
時代は流れても校則を変えないのは、誇りなのかも知れませんが、一般的にはショートヘアは学校の教師のウケは良いはずです。
中途半端な長さの髪を結ばずに注意されますから、短くすればそんなトラブルも回避できるはずですよね。
公立の中高校では、ショートヘアを禁止するような校則は滅多にお目にかかれないのではないでしょうか。
ベリーショートを校則違反とした事例
ショートカットなら問題ないはずです。
ところが、ベリーショートにしたら校則に違反すると言われてしまい、納得できないという悩みを目にしました。
その女子生徒は、強いクセのある毛質だったので、中途半端な長さでは広がってしまい、まとまらないのが悩みでした。
伸ばして束ねるしか方法がなくて、あるとき思い切ってバッサリとベリーショートにしたのです。
ベリーショートって、頭のカタチが良くないと似合わない髪型です。
顔立ちが際立つので、なかなか勇気が必要です。
それでも、くせ毛のコンプレックスから脱するためには、ベリーショートしかない考えたのです。
ところが学校では校則に違反していると厳重注意され、耳が隠れるくらいまで伸ばすという誓約書を書かされたという事例です。
ベリーショートが違反とする理由
ベリーショートにして校則違反をして注意を受けた事例では、その理由を生徒に伝えています。
ベリーショートは「華美な頭髪」に当てはまるので、校則違反と言われたそうです。

華美な頭髪って?
ちょっとわかりにくいですよね。
華美について調べてみました。
華美とは、華やかで美しいこと。派手なこと。
ベリーショートは華やかで美しく、派手な髪型なのでしょうか。
ヘアカラーやパーマをして、華やかにするのが校則違反なのはわかります。
ですが、ほぼ頭に貼りついているくらいのベリーショートは、華やかでも派手でもないと思います。
しかし教師にはそう見えてしまうのでしょうね。
つまり、ベリーショートはオシャレ上級者じゃなければしない髪型なので、教師から見れば華美な頭髪の部類に入ってしまうのです。
「華美な頭髪を禁止する」という校則は、教師の解釈次第でどうにでもなってしまうのです。
校則には「極端に短い髪型は禁止」とでも書いてあれば、ベリーショートは校則違反だと理解できます。
しかし、細かく書くよりも、解釈次第で禁止の幅を広げられる方が学校側はラクです。
納得できなくても、教師の判断がすべてという結果はとても悔しいですよね。
まとめ
校則を破れば、ペナルティを受けることもあるので、生徒たちも抜け道を一生懸命考えます。
そういう生徒たちの知恵を摘み取るために、校則に書かれていることはあえて曖昧にしているのではと思えてなりません。