新年になると新成人の人たちは準備に忙しくなるのかも知れませんね。
成人の日に日本全国各地で行われる様々な二十歳を記念するイベントは、日本以外の国では見られないのでしょうか。

海外ではないんじゃないかな

それに代わるようなものがあるのか知りたい

あんな派手なことはなさそう
日本では当たり前になってることですが、海外ではどうなのか気になってきました。
調べてみましょう。
成人式のはじまり
現在は二十歳の集いや二十歳の日などと呼ばれるのは、法的に成人が18歳になったからです。
それまでは長い間「成人式」は二十歳になった新成人の日でした。
成人式の始まりは終戦後の1946年(昭和21年)です。
埼玉県蕨(わらび)町で開かれた「青年祭」が始まりです。
当時は戦争直後で、若者たちは将来に希望を持てずにいました。
そこで町が、「これからの時代を担う若者を励ます会」を開いたのです。
これが話題を呼んだことと、1948年(昭和23年)に国が1月15日を成人の日として祝日に制定したことから、全国で1月15日に記念の式典などが行われるようになったというわけです。
そもそもは、子供の成長を祝う元服や裳着などの儀式があったのですが、一斉にこのような式典が広まったのは、戦後の復興のためでもあったのかも知れませんね。
海外の成人に関する行事
海外にも「大人になること」を祝う文化はありますが、日本のように全国的な公式行事として行う国はほとんどありません。
代わりに、宗教的・文化的な通過儀礼や、家族単位での祝いが多いです。
アメリカ
Sweet 16:16歳の誕生日を盛大に祝う。特に女の子にとって「大人の仲間入り」の意味を持つ。
18歳・21歳:18歳で選挙権、21歳で飲酒が許可されるなど、法的な節目が多く、友人同士でパーティーを開くことが多い。
イギリス
特別な「成人式」はなし。18歳が成人年齢で、パーティーを開くことはあるが、公式な行事ではない。
韓国
成人の日(성년의 날):毎年5月第3月曜日。20歳(数え年)になった若者を祝う。恋人や家族から香水・バラ・キスの3つを贈られるのが伝統的。
中国
成人礼(成人礼仪式):高校や大学で行われることが増えている。伝統的には「冠礼(男子)」や「笄礼(女子)」があった。
ユダヤ教圏
バル・ミツワ(男13歳)/バット・ミツワ(女12歳):宗教上の成人式。聖書の朗読などを行い、盛大に祝われる。
ラテンアメリカ諸国
キンセアニェーラ(Quinceañera):15歳の少女が大人になる日。ドレスやパーティーなど、結婚式のように華やか。
日本と海外の比較
| 比較項目 | 日本の成人式 | 海外の成人祝い |
|---|---|---|
| 目的・意味 | 社会的に「大人の仲間入り」を祝う全国的な儀式。自治体が主催し、責任ある社会人としての自覚を促す。 | 宗教的・文化的・家族的な通過儀礼や誕生日祝い。多くは個人・家族・宗教コミュニティ単位。 |
| 主催者 | 自治体(市区町村) | 家族・宗教団体・本人・友人など個人単位 |
| 対象年齢 | 18歳(2022年以降、成人年齢引き下げ)※式典は20歳で行う自治体も多い | 国や文化によってさまざま(13歳、15歳、16歳、18歳、21歳など) |
| 式の内容 | 式典・市長などの挨拶・記念撮影など。その後同級生同士での再会・パーティー。 | 宗教儀式、誕生日パーティー、家族の集まりなど。形式や意味づけは多様。 |
| 服装 | 女性は振袖、男性は袴またはスーツ。晴れ着文化が強い。 | 文化ごとに異なる:ドレス、スーツ、民族衣装など。特定の衣装の決まりは少ない。 |
| 社会的性格 | 公的・全国的行事(祝日「成人の日」あり) | 個人的または宗教的行事。国として祝うことはほぼない。 |
| 雰囲気 | 厳粛+華やか。成人の自覚を促す意味と同窓会的な楽しさが共存。 | 家族的・宗教的・祝宴的。フォーマルよりも感謝・お祝いムード重視。 |
文化的な違いの背景まとめ
日本では「社会の一員としての自覚」を重視する文化があり、成人式は「社会的通過儀礼」としての意味を持つ。
海外では「個人の成長」や「信仰・家族の節目」を重視する文化が多く、お祝いはパーソナルで自由な形になっている。
日本の成人式は「個人の成長祝い」ではなく、「社会が新しい一員を迎え入れる儀式」として形成されたのです。
現在は自治体が主導するかたちでの成人の式典が主となっているので、地域性の違いも見える儀式となっているようです。

