トイレのドアをノックするのはマナー違反?日本の常識と海外の常識!

お国柄

この頃、やっと日本でもドアをノックする時の正しい回数について知られるようになってきました。

国際的には、ドアをノックする回数は4回なんですよね。

4回もノックするのは、何となくしつこくてウザい感じがしますが、国際基準なのでおぼえておきたいマナーです。

日本人の大半は、2回がノックの回数として正しいと思い込んでいる人が多かったのですが、就職活動の面接のためにビジネスマナーを学ぶと、4回が正しいと知ることになります。

ではなぜ日本では2回ノックが浸透してしまったのでしょうね。

そもそもドアをノックする習慣のなかった国なので、西洋の文化を取り入れています。

欧米諸国のマナーを見様見真似で取り入れたので、色々と間違っていることもあると思います。

たとえば、日本ではトイレのドアをノックします。

ですが、これは欧米ではマナーとして正しくないと言われます。

なぜトイレのノックはマナーとしてダメなのか掘り下げてみましょう。

スポンサーリンク

トイレのノックは欧米ではNG

日本では、公共の場のトイレを使う際に、ドアが閉じていればノックをして使用中ではないか確認する習慣があります。

公共のトイレは、外から見れば使用中とわかるようになっているので、わざわざノックする必要はないのでは?と思うこともあります。

ですが、たまにロックをしないまま使用している人がいると困ります。

滅多にあるわけじゃないですが、とても急いでいる人なら、ロックを忘れることもあるかも知れません。

そんな時、開けてしまった方は悪くないのに、すごく気まずいですよね。

とりあえず、「ごめんなさい」と言って閉めるしかない

ノックしないで開けるのが悪い・・みたいな雰囲気にもなり兼ねませんね。

その習慣が身に付いてしまうと、海外旅行した時でも自然にノックしてしまうと思います。

しかも海外のトイレは、日本のトイレのように外側から使用中とハッキリわからないタイプのドアも多いですよね。

だから慎重にノックをして空きを確かめたくなります。

ですが、これが欧米では「早く出ろよ」と言われているように感じるので、トイレノックはしないのが常識なのです。

どうしても緊急を要する時や、安全を確認するためにノックすることは構いませんが、とくに慌てているわけでもないのなら、ドアが開くかどうかで空きを確認するのです。

もしもロックしないで使用しているところを開けてしまえば、やはり気まずいのは同じなのですが、急かされていると感じて怒る人とトラブルになるリスクの方が避けたいですよね。

それに、海外のトイレのドアは、未使用中は閉じない形状が多いので、ドアが閉じていれば使用中とわかるので、わざわざノックはしないという国や地域が多数派なのです。

日本以外の全ての国や地域でトイレノックがNGというわけじゃないのですが、欧米諸国ではトイレノックはしない方が無難なのです。

日本の2回ノックはトイレノック

日本では、いまだに2回ノックをしている人がかなりいます。

たとえば、病院の診察室に入る時などは、高齢の方ほど2回ノックをしています。

シニア世代は、欧米の文化の表面的な部分だけが入ってきた時代のマナーが残っていたからだと思います。

しかし、2回ノックはトイレノックと呼ばれていて、トイレ以外では使わない方が良いのです。

日本の2回ノックの由来とは

いくら欧米の文化を見様見真似で取り入れたとはいえ、トイレノックが定着したのはなぜなのでしょう。

日本のノックの回数が2回となって広まった理由を調べてみました。

諸説あるようですが、全ては推測に過ぎず、根拠のある由来はなかなか見つかりません。

江戸時代から明治時代に変わる頃には、欧米の文化や学問を学ぶために、アメリカやヨーロッパに渡る日本人もいました。

逆に日本に訪れる西洋人も増えてきたため、お互いの異文化が混ざり合う中で、ドアをたたいて知らせる文化を日本人が知ることになったのではないでしょうか。

たとえば、こんな推測もできます。

日本に来た西洋人は、日本式のトイレの使い方に戸惑います。

扉を押しても開かないし、引くこともできません。

いつまでも空かないので、トイレノックを繰り返していたところを、日本人が見ていて、それを真似したのかも知れません。

ノックの回数に意味があるなんて、その時点でわかるはずもありませんからね。

ノックの回数の意味

就職活動の時に教わった人も多いでしょうが、ノックの回数には意味があると言われています。

先ほどから繰り返しになりますが、2回はトイレノックです。

3回は家族、恋人、友人など親しい間柄で使う回数です。

そして4回は、始めて訪れる場所や式典や儀式などが行われるような場所で使う回数です。

ビジネスシーンでは、4回ノックを使えば間違いありません。

4回ノックのルールが広く知れ渡っているのか少し不安ですが、ルールがあるのなら迷う必要はありませんよね。

くれぐれも、ビジネスシーンでトイレノックはしないように気を付けましょう。

まとめ

海外で生活した経験のある人にとっては、すごく当たり前のことなのでしょう。

でも、数日間の海外旅行を何度かした程度では、細かいマナーまではわかりません。

色んな情報を集めたつもりでも、意外と知らないこともあるものです。

トイレのマナーは、どこに行っても知っておいて損はありません。

礼儀のつもりでノックしてトラブルに!!なんてことを避けるためにも、トイレノックは不要だとおぼえておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました