超デカ盛りの店で食べきれずに残すのは時代に逆行してるのでは?

お国柄

テレビでよく取り上げられている超デカ盛のお店。

それを大食い自慢のタレントたちが、苦しそうな表情を浮かべながら無理に口の中に押し込んでいく様子。

そんな番組のどこがおもしろいのか不可解ですが、なくならないので、人気があるのでしょうね。

でも、疑問を感じる人も少なくないず。

食べ物が汚く見えるし、美味しく食べられる量を超えて提供するのは今の世の中の流れと真逆ではないのかと。

それでも大食いの番組がなくならないのはなぜなのか、その理由を考えてみました。

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超デカ盛のお店の特徴とは

超デカ盛を提供する店を紹介する番組を見ていると、すべてではないですが、共通する特徴が見えてきます。

客層に学生の割合が高め

超デカ盛なのに、低価格の店は大学や高校が近くにあり、学生の客がよく利用する店が多い傾向があります。

空腹で来店する学生たちに、お腹いっぱい食べさせてあげたいという店主が少しずつ大盛にしているうちに、それが話題になり、さらにデカ盛りになったという話が多いですね。

店主が世話好き

超デカ盛が名物の店主は、自分の儲けよりもお客の懐事情を心配するような人情深い人が多く、世話好きな性格がよく見られる傾向です。

また、みんながお腹を空かせていた昭和の食糧難の時代の記憶が残っている世代の店主は、とにかくみんなが満腹になることに幸せを感じるのではないでしょうか。

超デカ盛店がなくならない理由

超デカ盛が名物のお店は、店主の人情によって、赤字ギリギリの経営をしているはずです。

戦後の食糧が乏しい時代でもなく、食べ物が廃棄されることが環境問題、社会問題になっているのにもかかわらず亡くならない理由を考えてみると、SNSの発展が影響しているような気がします。

超大盛の食べ物を撮影してSNSにアップさせると、見た目のインパクトから大きな反応があると、つい嬉しくなってさらにデカ盛りメニューを探したりするでしょう。

また、そういうお店の情報も一般人のSNSを見ながら探すこともできるようになったため、さらに広まるのです。

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日本の食品ロス問題

日本は食品ロスがとても多く、年間約600万トンもの食品を廃棄していると言われています。

国民1人が毎日おにぎり1個分を廃棄していると例えられているので、そう考えるとすごく無駄で勿体ないことをしていますよね。

日本の食品ロスは、厳しい賞味期限が一つの要因とも言われています。

食品ロスの削減のためには、消費者である私たちだけじゃなく、生産者、販売者、飲食業者などができることを考えなければいけません。

その中には、「作り過ぎないこと」も重要だと言われています。

家庭内でも、食べきれる食材を買い、食べきれる量だけ調理すれば食品を無駄にすることはありません。

超デカ盛のお店は、食べ残した分は持ち帰りOKがほとんどです。

ですが、すべての人が持ち帰るとは限らないでしょう。

たとえば、その店が超デカ盛が有名だとは知らずに入ってしまったら、持ち帰るつもりではないのですから、食べきれないと残すことになってしまいます。

他人の食べ残しなので、廃棄するしかありません。

超デカ盛の店を喜ぶ人も多いでしょうが、食品ロスにまったく無関係かと言えば、そうではないと思ってしまうのです。

超デカ盛店を利用する客の本音

超デカ盛のお店を利用する人の中には、半分以上残して持ち帰る人も少なくありません。

家に帰ってから、残りを食べれば問題ないと思いますが、じつは残りを食べずに自宅で廃棄する人もいるのです。

きちんと食べるつもりで持ち帰ったとしても、調理して何時間も経ってしまえば味も落ちます。

超デカ盛の店の多くは、一般的な量で提供する店とさほど差のない料金設定にしている店も多いので、勿体ないと思いつつ一人前と同じくらいの料金であれば罪悪感もやわらぐのだと思います。

あまり深く考えずに、廃棄する人もいるのではないでしょうか。

まとめ

どんなデカ盛のメニューでも、美味しそうに最後まで食べ続ける大食いタレントがいますよね。

そういう人にはとても安心ですし、ありがたい店でしょう。

しかし、一般庶民がテレビ番組に影響されても結局は食べきれない客が多いと思います。

まずは店主と仲良くなることは、何よりも重要だと思います。

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