学校の授業の時間は1時間未満です。
小学校では40~45分、中学校では45~50分です。
高校は学校ごとに授業時間は違いますが50~70分。
大学や専門学校になると90~100分が目安です。
授業の時間は決まっているので、トイレは休み時間に済ませておくべきでしょう。
とはいえ、人間ですから突発的なこともあります。
休み時間にトイレに行けなかったり、急にお腹が痛くなることもあるでしょう。
ところが、世の中には授業中にトイレに行くのは、サボりと決めつけるような学校があるのです。
それはルールとして正しいのかどうか、考えてみましょう。
授業中にトイレに行くのはサボり
授業中にトイレに行きたくなったとしても、授業の残り時間を見てガマンする児童生徒も多いと思います。
「先生、トイレ行っていいですか」と声を上げるのは、けっこうハードル高いですから。
ですが、ガマンできそうになければ仕方ありませんよね。
ところが、授業中にただトイレに行きたいだけでは、「サボりだな」と言われてしまうなんて、どういうことなのでしょう。
その学校は公立中学の話です。
休み時間にトイレを済ませるのは、自己管理として当たり前のことなので、授業中にトイレに行きたくなるはずはないという考え方なのです。
授業中はトイレはガマンすべきなのか
小学生であれば、授業中のトイレをサボりと決めつけるようなことは滅多にないと思います。
しかし中高生になると、教師側も生徒の言うことを信用しなくなる傾向があります。
もちろん、すべての教師がそうではないですが・・。
しかし、休み時間にトイレを済ませずに授業中にトイレに行くのはサボりと決めつけるのは、オカシイですよね。
休み時間は10分~15分程度なので、その時間にトイレに行けないこともあるはずです。
トイレが空いていなくて、授業開始時間に間に合いそうもないからガマンしてしまったけれど、やっぱりどうしてもダメだったということもあるでしょう。
それに体調が悪くなって、急にトイレに行きたくなることもありますよ。
ロボットじゃないのですから。
じつは授業中にトイレに行くとサボりと決めつけられるという問題の学校では、体調が悪い場合だけは許可されるそうです。
しかし、体調が悪くてトイレに行ったあとは、教室に戻ることは許されず、保健室で休むのがルールになっているとか・・。
体調の問題なら許可されるのは、まだ救いはありますが、教室に戻れないので、大げさな感じになるのが嫌でガマンする生徒もいるそうです。
それは健康上に問題アリだと思いますが、思春期の子供には改善を求めにくいことなのかも知れません。
学校のトイレを克服できない問題
授業中のトイレ問題が気になったのは、学校のトイレが苦手な児童生徒が想像以上に多いことを教師たちは気が付いていないのでは・・と思ったからです。
たとえば、私自身もそうでしたが、学校のトイレが苦手だったので小学生のころからひどい便秘でした。
それが大人になってからもずっと続いて、腸内環境を改善するのに1年以上の時間を要したくらいです。
他にも友人の子供の例では、学校のトイレが怖いからガマンして膀胱炎になってしまったという話も聞きました。
学校のトイレの汚い、怖い、臭いなどの負のイメージは今は随分と改善されています。
ですが、自宅のトイレじゃないと落ち着いて用を足せないという大人もいますから、子供はなおさらです。
短い休み時間にトイレを済ませるのが当たり前というのは、間違いではないでしょう。
しかし、それができなければ「サボり」と決めつけるのは極端だと思います。
もしもこのようなルールがある学校に子供を通わせるのは、親としては不安ではないでしょうか。
早めの改善を求めて欲しいですね。
まとめ
児童生徒の一人一人に目を配り、気を配って欲しいけれど、現実問題は教師の負担が重すぎます。
ですが、トイレ問題は健康にも直結するので、決めつけるようなルールは作って欲しくないとホントに思います。