定時で帰る人より残業している人の方が上司のウケが良いのは不思議!

学校・職場

職場には学校の校則以上に理不尽で不可解なルールが存在します。

働き方改革のおかげで、昔より随分と改善されているとは思いますが、それは大企業だけの話で、中小零細企業ではまだまだ昔のままのルールが蔓延っているという話もよく聞きます。

よく耳にするのが、定時で帰れるように効率よく仕事をしているのに、残業する人の方が上司の評価が高いという妙な話です。

定時で帰る人より残業する人が評価されるという、不可解な話について考えてみましょう。

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定時で帰る人の印象

定時で帰る人は、就業時間内に仕事を終えられるように、効率を考えて仕事しているはずです。

だから定時で帰る人ほど、仕事のできる人です。

ところが、昔ながらの考え方がまだ残っている企業では、定時で帰るのはサボっているような印象を持つのです。

仕事をきちんとした上で定時に帰れるはずなのに、逆の印象を持たれるなんて理不尽極まりないですよね。

なぜそんな間違った印象を持たれてしまうのだろう

残業時間を減らせって、国も言ってるよね

残業時間を減らしているように見せかけるために、サービス残業をさせるブラック企業もあるくらいなのに

結局、残業ナシでは仕事が終わらないのに、数字の上では残業をしていないように見せかけるのは、それほど仕事量が多いからですよね。

サービス残業させるブラック企業は論外ですが、残業しなければ仕事が終わらないという固定観念がいまだに抜けない世代が残っているのです。

定時で仕事が終わるわけがないと思い込んでいる上司がいる職場では、どれほど効率よく仕事をしていても、残業してい部下の方が「頑張っている」という印象になってしまうわけです。

しかも、定時で帰る人が残業する人に仕事を押し付けているかのような間違った印象も与えていると、最悪な印象を持たれてしまうのです。

きちんと仕事の内容で部下を評価できない上司がいると、不幸な人が必ず生まれる職場になるでしょうね。

残業する理由

残業は、定時までに仕事が終わらないので、残って仕事をするわけです。

就業時間内に仕事が終わらないような働き方を強いるブラック企業もありますが、ここでは除いて考えています。

そもそも、残業する理由は、大きくわけると3つあります。

①残業手当が欲しい

残業する目的として、1番にあげられるのが、残業手当が理由です。

徐々に改善されつつあると言われますが、中小零細企業の多くは、基本給を低く設定しています。

その代わり、残業手当をはじめとする手当を厚くしているのです。

基本給はボーナスなど基準になるため、できるだけ低く設定するのが暗黙の了解だったわけです。

だからサラリーマンの多くが、残業することを前提とした収入で生活しています。

残業は生活を支えるために必要だと考える人が、今もまだ一定数存在するわけですね。

住宅ローンなど、残業手当があることが前提で組んでいる人が多いですが、リーマンショックのようなことが起こると、残業がなくなり、せっかく買った家を手放す人も急増したのです。

つまり残業というのは、企業にとって都合の良い働き方なのです。

残業代が必要な社員と、基本給を低く設定したい企業側がいるので、残業は当たり前の働き方になってしまったのでしょう。

②上司にアピールしたい

上司から急に残業を頼まれた時に、断る人と断らない人とでは、やはり上司からの評価に差が出るのは仕方ないことです。

ですが、いつも残業している人が上司ウケがイイとは限りません。

いつもはあまり残業しない人でも、上司から頼まれた時だけはほぼ断らずに引き受ける人はさらにウケがいいはずです。

そういうポイントを押さえて残業する人は、いつも残業する人よりも目立ちます。

自分の仕事は定時で終わらせているからこそ、急な上司からの頼み事にも対応できるので、好印象なのです。

③家に帰りたくない

仕事が終わっているのに、家に帰りたくないからダラダラと残業する人もいると思います。

家に居場所がないとか、一人になるのが寂しいなど、理由は色々あるでしょうが、職場が一番居心地の良い場所になってしまうのですね。

このタイプの人は、上司ウケは良くないと思いますが、定時でさっさと帰るよりは、仕事をしている風に見せるのが上手なのかも知れません。

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残業を頼みやすい人

残業する人に対して、上司が高評価する理由は、自分にとって都合が良いからです。

たとえば就業時間が終わるギリギリになって、急に仕事を頼まなければいけなくなった時に、気持ちよく引き受けてくれる部下は好印象ですよね。

ですが、いつも定時で帰る人だって、上司が困っているのなら引き受けてくれるかも知れません。

それなのに定時で帰る人には、上司は「急で悪いんだが」と言い出しにくいのです。

いつも残業している部下なら、きっと快く引き受けてくれると思うのでしょう。

つまり、定時で帰る人には、何の落ち度もないのです。

定時で帰る人よりも、残業する人の上司ウケが好いのは、自分にとって都合が良いからなので、仕事ができるかどうかは別問題になっているのでしょうね。

仕事ができなくても、自分にとって都合の良い部下に評価を上げてしまう上司もいるのです。

そういう人を見る目のない上司がいる職場では、理不尽なことに腹を立てるよりも、諦めるしかないのでしょう。

まとめ

きっちり定時で仕事が終えられる人は、副業をしたり、スキルアップのために勉強するなど、時間を有効に使えますよね。

ダラダラと残業をして、上司にゴマすりをする人にイライラするよりも、転職や副業での起業などを考えたほうが無駄なストレスを感じないと思います。

定時で帰る人の方が評価が低い会社には、未来はないと思って早々に見切りをつけることも考てみてもいいのかも。

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