お風呂の入り方にはマイルールがある!正しい入浴法とはどんな?

不思議なルール

お風呂の入り方には、人それぞれのマイルールが存するはずです。

いきなりバスタブに入るのは、一人暮らしなら許せるけど、同居人がいるのならたとえ家族でもルール違反と思う人もいます。

また、シャワーだけで済ませる人、半身浴しながら長時間バスタブに入る人など、ほんとに人ぞれぞれですよね。

熱いお風呂じゃないと入った気にならないとか。

3分くらいで出てきちゃうカラスの行水みたいな人もいるね。

お風呂の入り方にまつわる色んな説や変わったルールについて、気になったことを集めてみました。

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お風呂の入り方イロイロ

お風呂好きな人が多い国民ですが、家にお風呂があるのが当たり前になってからは、お風呂の入り方も色々です。

銭湯のような公衆浴場を使っている人が多かった時代には、お風呂でのマナーが存在していたようです。

それぞれの家でお風呂に入るようになると、他の人の目を気にする必要もなくなるので、自分の好きな入り方ができるようになっっていきます。

お風呂にまつわる説やマイルールを見ていきましょう。

一番風呂は体に良くない

一番風呂に入るのは、体に悪いというのは、昔から伝わっている説です。

この説に関しては、単なる迷信と思っている人もいるみたいですが、科学的な根拠があるのです。

一番風呂というのは、新しくお湯を入れたばかりで、誰も入っていないお風呂のことです。

キレイなお湯に入るのだから、気分的には良いはずです。

ですが、水道水には塩素が含まれます。

この塩素が皮膚のうるおい成分を奪うのです。

さらに、真っ新な水道水は、皮膚組織内部の水分と比べてミネラルなどの成分濃度が低くなっています。

濃度の高い水分と低い水分は、混ざり合おうとするため皮膚に浸透しやすい状態なのです。

この2つの条件が重なるので、一番風呂は体に悪いと言われているのです。

誰かが先に入ったお風呂は、人間の体から溶け出すたんぱく質やミネラルなどによって、害のないお湯になります。

お年寄りなど、皮膚のバリア機能が低下している人は、一番風呂は避けた方が良いと言われる理由がきちんとあるのですね。

おじいちゃんやおばあちゃんが一番風呂に入りたがるのに、それを邪魔するために誰かが作り出したデタラメな説ではないのです。

半身浴より全身浴

長い間、ずっと半身浴をしている人はまだ存在していると思います。

半身浴とは、心臓がお湯に浸からないくらいの少ない湯量に入ることです。

長く浸かっていてものぼせにくいので、発汗やデトックス、ダイエットに効果があると長年信じられてじました。

でも残念ながら、半身浴にはあまり意味はないのですよ。

そもそも半身浴は、心臓への負担を軽減する入浴法なので、心臓疾患のある人などに推奨されていたのです。

たっぷりの湯量のお湯に入ると、水圧によって心臓が圧迫されます。

全身の血管にも圧がかかるので、血液循環に問題のある人は半身浴でじっくりと体を温める方が安全なのです。

ですが、健康な人がわざわざ半身浴をするのは、あまり意味がありません。

長時間の半身浴で発汗を促したとしても、それは毒素を排出するデトックスにはなりません。

汗を流しても、毒素が出るわけではないからです。

それよりも、肩までしっかりお湯に浸かる全身浴の方が全身に水圧をかけるためマッサージ効果が得られます。

また、半身浴と比べて全身が温まるまでに時間がかからないので、体温上昇による代謝アップ効果も期待できるのです。

半身浴が体に悪いわけじゃないのですが、とくに心臓に問題があるわけでもないのなら、あまり意味がある入浴法とは言えないのですね。

洗わずに浸かる

お風呂の入り方として、2つのタイプに分かれるのが、まず洗ってから浸かるのか、いきなり浸かるのかです。

家族が多いと、いきなりバスタブに入るのは衛生的にどうなんだ・・という感じがありますよね。

逆に一人暮らしなら、いきなりでも構わないような気もします。

何となく、きれいに洗ってからバスタブに入るのが正しいマナーのような気もします。

ですが、自宅のお風呂なら洗う前に浸かった方が良いのです。

もちろん、浸かる前にお湯で汗や汚れを流してからですが、石けんを使って洗うのは温まった後の方が良いのですって。

理由は、汚れが浮いて落ちやすくなるからです。

シャンプーするタイミングも同じです。

温まっている間に頭皮の毛穴も柔らかくなるので、しっかり汚れが落ちます。

意見は分かれるでしょうが、汚れを落とすという観点で言えば、お湯に浸かってから洗う方が効果的なのです。

バスタブは使わない

お風呂に入っても、シャワーしか使わないという人もいます。

洗うだけなら、シャワーだけでも問題はないでしょうね。

お湯に浸かっても、1分も経たずに出るような人が一人暮らしをしていれば、たしかに勿体ないのでシャワーだけになるかも知れませんね。

ですが、お風呂に入るのは汚れを落とすだけの効果ではありません。

全身のマッサージ効果や体温上昇による免疫力強化や代謝アップなど、お湯に浸かることで得られるメリットはありません。

バスタブがあるのに、それを使わないのは勿体なく感じます。

ぬるま湯で長風呂

お風呂のお湯はぬるま湯で、長く浸かる入り方をする人もいます。

お湯の温度の好みは人それぞれですが、ぬるま湯で長風呂をするのは肌のうるおいが失われてしまいます。

15分以上は、肌のうるおいを奪ってしまいます。

逆に熱いお湯に入るのも、皮脂を奪いすぎてしまいます。

温度の好みはあるでしょうが、40~42度くらいで10分くらいが肌のためには良いのです。

寝る直前に入る

冷え性の女性に多いのが、寝る前の入浴です。

しっかり温まった状態で眠りたいのですよね。

ですが、お風呂に入るのは寝る時間の2時間前くらいが理想的だと言われています。

自然に良質な睡眠に入るためには、自律神経が交感神経から副交感神経に入れ替わる必要があります。

お風呂に入って体温が上がると交感神経が活発になるます。

そのままでは、眠りに入る準備が整っていないのです。

自然な眠りに入るためには、副交感神経が優位な状態にしなければいけません。

副交感神経は、体温が下がるタイミングで優位になるので、お風呂から上がって徐々に体温が下がる頃に横になるのが理想的なのです。

体を冷やさないために寝る直前にお風呂に入っているのなら、良い睡眠の妨げになっているかも知れないので、せめて1時間前までに入るようにしましょう。

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お風呂の入り方へのこだわり

お風呂の入り方は、同じ家族でもそれぞれこだわりがあるほどです。

健康のため、美容のため、美肌のため、リラックスのためなど、お風呂に期待することもみんな違うので、こだわりのマイルールがあるのは当然だと思います。

あまり神経質に考える必要もないでしょうが、念のためにポイントだけ押さえておいても損はないでしょう。

乾燥肌で肌のかさつきの悩みがある人は、長風呂やお湯の温度を見直してみてくださいね。

まとめ

お風呂の入り方は、健康や美容への意識が高い人ほどこだわりがあると思います。

話題になる入浴法は試したくなるのでしょう。

でも、ブームになる入浴法が誰にでも良い効果があるわけじゃないので、見極めは大切ですね。

 

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