使い捨てカイロを学校に持って行ってはいけない!という校則はなぜ?

学校・職場

寒い冬の必需品として使う人が多い使い捨てカイロ。

冷たくなった手先を温めたり、ポケットなどに入れてお腹を温めたりと、冬の便利グッズです。

通学時には手袋をしていても、学校の中では外します。

暖房が完備されている学校だとしても、広いので寒いですよね。

使い捨てカイロの温かさに救われます。

ところが、学校に使い捨てカイロを持ち込み禁止の校則があるんだとか。

それは厳し過ぎるよ

冬の学校の教室って、ほんとに寒いんだよ

東北とか北海道じゃないよね!!

そういう規則のない学校に通っていた人は、驚きますよね。

しかし、さほど珍しくもないようなのです。

使い捨てカイロ持ち込み禁止の校則について、考えてみましょう。

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使い捨てカイロ禁止の校則

使い捨てカイロ禁止の校則について調べてみると、完全に持ち込み禁止とか、使用禁止は少なかったです。

いくつかのケースに分かれるので、それぞれ見てみましょう。

貼るタイプだけ許可

使い捨てカイロには、貼らないタイプと貼るタイプがあります。

下着に貼ってお腹や腰を温めるタイプであれば、使用しても構わないという学校は少なくありません。

見えなければ許可

貼るタイプなら許可する学校と少し重なる部分もありますが、貼らないタイプでもポケットなどに入れたまま、出さずに使うのなら許可するというケースもあります。

ようするに、カイロが見えるように使わなければ使用しても良いというわけです。

持ち帰れば許可

使い捨てカイロのゴミは、各自治体によって処理方法も違います。

生徒たちが学校で使い捨てカイロをゴミとして捨てれば、学校としては廃棄に困るでしょう。

そのため、必ず家に持ち帰ることを条件に使用を許可するという学校が多いですね。

原則使用禁止

前述のような条件はなく、原則的に使い捨てカイロは使用禁止している学校もわずかにありました。

原則としてという条件がある学校では、女子生徒が生理痛対策として使用するなどです。

保護者が学校に使用許可を届けることを条件にする。

また、貼るタイプで患部を温めるなどの条件が付加されているようです。

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使い捨てカイロ禁止の理由

使い捨てカイロを禁止する校則の理由を調べると、

【学校で捨てられて廃棄に困る】

この理由は納得できます。

ただ、学校で捨てないように徹底すれば解決するので、これだけで使用禁止するのも納得できない人もいるでしょう。

これ以外にもいくつかの理由がみつかりました。

低温やけど

低温やけどというのは、使い捨てカイロの使用上の注意にも書かれています。

たとえ低温でも、ずっと同じ皮膚にカイロが触れていると火傷してしまうのです。

40℃から50℃の温度では5~6時間で低温やけどの危険があるそうです。

使い捨てカイロの種類によっては、最高温度が60℃を超えるものもあります。

平均的に40℃を12時間以上キープするものが市販品には多いのです。

ポケットに入れていると、薄い内側の薄い生地越しなので皮膚に直接あたるのとそれほど違いはありません。

低温やけどの危険は、十分に考えられるのです。

経済的な格差

使い捨てカイロも買えないほど、経済的に困窮している家庭の子供のことを考えて、学校での使用を禁止するという理由もありました。

この理由は、使い捨てカイロに限らず、様々な校則の理由になっています。

学校側として、本当に子供の格差に配慮しているのかどうかはわかりません。

しかし、この理由を言われると、保護者側も何も言えなくなるので使いやすいのではないでしょうか。

まとめ

使い捨てカイロは、便利なものです。

ただ、使い捨てというだけに、ゴミの処理などの問題もたしかにあります。

学校に持ち込むのを禁止するほどでもないと思う反面、ルールを決めるのには難しさもあるのは事実なのでしょう。

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