ブラック企業と呼ばれるような会社には、きっと理不尽なルールが色々あるのでしょうね。
そういうブラック企業のルールを集めたら、背筋がゾクっとしそうです。
でも、ネガティブ発言禁止のルールは、ブラック企業ではなく、有名企業には意外とあるようです。
ネガティブ発言禁止というのは、社内規定のようなきっちりとした文書に記載されていていないとしても、不思議なルールですよね。
悪いルールではないと思うけど。
でも、言いたいことを制限されるのはイヤかも知れない。
ペナルティがなければ気にしないかも。
人によっては、すごく奇妙なルールに感じると思います。
なぜネガティブ発言を職場で禁止するのは、その理由を掘り下げてみました。
ネガティブ発言を禁止はホント?
ネガティブとは、否定的とか消極的な考え方のことです。
企業にとっては、否定的よりも肯定的、消極的よりも積極的な方が良いと考えるのはわかります。
ですが、ほんとに会社の規則でネガティブ発言を禁止するような企業があるのかというと、まずないと思います。
発言の自由を制限することになるからです。
ただ、職場の中には暗黙のルールとか、規則ではなく「目標」として掲げることがあります。
「マイナスな言葉をプラスに言い換えよう」
「ネガティブな言葉で職場の空気を悪くしないように」
こんな感じのルールは、私自身も色んな職場で見てきました。
実際に、そのルールを破った社員がペナルティーを受けるようなことがあると、きっと難しい問題になるので、そこまで厳しくしているケースは少ないと思います。
ただ、とても変わった社則のある会社は実際に存在するので、ネガティブ発言1回に対してペナルティを科すような会社が無いとは断言できませんよね。
ネガティブ発言を禁止する理由
職場の発言に関するルールは、どんな理由から生まれるのか、想像できるのは社員のやる気をださせるためとか・・。
でも、どうやらそうとも言えない理由があるようです。
発言を促すため
ネガティブな発言をしないようにしている企業では、発想力や発言力を削がないために、ルールとして定めているケースがあります。
アイデアがあるのに、職場の雰囲気が悪いとはなかな言い出せません。
こんな言葉が飛び交うような職場では、何も言えなくなってしまいます。
無理だと言わず、できる方法をみんなで考えられるような空気を作るために、ネガティブな発言はしないようにしているのです。
パワハラ防止
ネガティブ発言を禁止するルールが、意外にもパワハラを防ぐために存在する会社もあります。
ネガティブ発言というのは、消極的という意味合いが強いのですが、否定的という意味でもあります。
「パワハラ禁止」というワードよりも、「ネガティブな発言はやめましょう」という方がすべての社員に向けたルールになります。
直接的なパワハラという言葉によって、職場の雰囲気が悪くなるよりも、役職に関係なく、ネガティブ発言を抑えるためにルールを定めているケースもあるのです。
やり過ぎルールも!
ネガティブな発言をしないようにルールを決めている会社の中には、ちょっとやり過ぎな例もあります。
たとえば、「疲れた」という言葉はNGで、その代わりに「頑張ろう」というルールです。
「あー疲れた」より「よし、頑張ろう」と言い換えるのね
なんか、元気になるし、いいルールじゃない?
たしかに悪くないのですが、人間ですから「疲れた」って無意識に声が出るときもありますよね。
それだけ頑張ったから出る言葉かも知れません。
「疲れた」と言えないのは、やり過ぎな感じがしますよね。
まとめ
職場の数だけルールがあるのですから、きっと思わず笑ってしまうような変なルールを経験した方も多いのではないでしょうか。
ネガティブ思考な人には、ネガティブ発言禁止はツラいかも知れません。
ですが、いつの間にかポジティブに考えられるようになる可能性もあるので、良い点もあるのではないでしょうか。