夏の思い出はお祭りや盆踊り、海やプール、花火など
これは昔も今もあまり大きな変化はないのかも知れません。
ただ、時代の流れによって変化していることは少なからずあります。
それはマナー、モラルという部分です。
例えば自宅の庭で手持ち花火を楽しむのも、昔と比べてルールやマナーを気にしてしまうという声を聞きます。
住宅が密集しているようなところでは、例え手持ち花火でも守るべきルールが定められている地区もあるようです。
そのようなルールを確認する方法があるのかも含めてまとめてみました。
自宅で花火をするのはNGか
まず所有する自宅の庭や駐車スペースで花火をする行為は法的に禁止されているわけではありません。
ですが、隣家との距離がほとんど離れていないような密集した住宅地では、例え自宅の敷地内でも花火をするのは気を使わなければならないでしょう。
明確に条例で定められているケースは稀ですが、町内会や自治体で花火遊びに関する注意事項が定められている事例はあります。
これまでに自宅で花火をしたことがなく、近隣でも花火遊びをしている様子を見かけたことがないのであれば、町内会に花火に関する規則のようなものが存在していないか事前確認してみると安心でしょう。
とくにルールがなくても、注意すべき点はいくつかあります。
自宅花火の注意点
どのような点を注意すべきなのか、順番に見ていきます。
煙の迷惑
自宅から隣家まで離れているような立地であれば気を使わなくても済むのでしょうが、今の住宅地は密集して宅地を分譲するため隣家とは1メートルも離れていないようなケースも珍しくありません。
そのようなところで花火をすると、かなり近所迷惑になります。
夏の夜は窓を開けている家もありますから、花火の煙がまともに隣近所の室内に流れ込むことも考えられます。
風向き次第では隣の家だけじゃなく、数軒先まで届くことも想定されるため、煙の迷惑をまず考える必要がるでしょう。
騒音の迷惑
花火は日没後にするものですが、時間が早ければ迷惑にならないわけではありません。
前述にもありますが、夏の夜は窓を開けている家庭も多いため、話し声が迷惑になることもあるでしょう。
子供たちが楽しそうに花火で遊ぶ声は、微笑ましいのだから我慢すべきというのは、身勝手な考え方です。
20時くらいまでに終えること、話し声が大きくならないように大人が注意を促しながら行う必要があるでしょう。
火の始末
花火を住宅地でする場合、真っ先に考えるのが火の不始末による火事の危険です。
近隣住民も、その点がとても気になるのではないでしょうか。
風の強いときは避けること、必ず火の始末を間違いなくできる状況を作れるように水を張ったバケツを準備することなど、火の始末については大げさすぎるくらいにしなければならないと思います。
公園や河川敷など公共の場所
自宅での花火は近隣への迷惑が心配だから、公園や河川敷などで気兼ねなく遊ぼう!という方もいると思いますが、この場合も注意は必要です。
公共のスペースでは、BBQや花火はど、火気厳禁のルールが定められていることがあります。
掲示板などに注意書きがあればわかりますが、事前に管理している役所に確認した方が良いでしょう。
もしも花火などが禁止されている場所で花火遊びをしていると、警察や消防などに通報されることもあります。
まず禁止ルールの有無をきちんと確認することが大前提です。
禁止されていない公園や河川敷でも、他の人の迷惑にならないようにしなければならないですね。
花火の消化を確実に行い、ゴミは全て持ち帰ることは最低限のルールです。
夜の公園で花火をするなら
多少はしゃいでも大丈夫かな?
周囲に民家のない公園なら
少しくらいは良いんじゃない?
はしゃぎすぎには注意ね!!
子供だけで公園や河川敷で花火遊びをさせるのは危険です。
火傷などの怪我の危険もありますから、必ず大人が一緒に付き添うようにしましょう。
まとめ
花火大会の打ち上げ花火とは違いますが、手持ち花火も夏を楽しむ情緒のある風景です。
しかしモラルやマナーという点を気にして、なかなか気軽に楽しめるものではなくなっています。
少し寂しく感じるのですが、安心して楽しめる場所を探すひと手間を惜しまなければ、変わらず楽しめるものです。
情報を探す方法はいくつもあるわけですから、安心して花火遊びができる場所探しから頑張ってみてはいかがでしょう。