お金の表現の種類が色々あるのはなぜ?使い分けのポイントとは!

不思議なルール

お金の表現って、いくつもありますよね。

同じ意味だと思うのに、違う表現なので、正しい使い方ができているのか不安になることがあります。

たとえば、何か品物を買うときには、値段、価格、料金、代金など、何が正しいのか迷います。

言われてみれば・・・

値段以外にもありますね

なぜいくつもの言葉を使い分けるなんて面倒なことになるのか。

文句も言いたくなりますが、今さら言っても仕方ないので、正しく使い分けるルールを理解するポイントがあればわかりやすいでしょう。

お金の表現の色々をチェックしてみました!

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お店で使うお金の表現

お店といっても、品物の販売から飲食の提供、またサービスの提供などがあります。

お金の表現が色々あるのは、お店によって提供するものが違うからなのでしょうか。

一般的に使われるお店でのお金の表現を見てみます。

値段

値段は、品物を売っているお店でよく使います。

お店側もお客側も使いますね。

とても良い品だから、やっぱりお値段はお高いんでしょ

いえいえ、とてもお手頃な値段設定になっております

つまり、値段は品物の価値をお金で示すことです。

料金

料金とは、レンタル料、サービス料、施術料、手数料などのことです。

品物を購入する場合ではなく、サービスなどに対して支払うお金を料金と言います。

たとえば、レストランでは、料理は値段ですが、サービスに対しては別途サービス料を支払うこともあります。

カタチとして見えないものに対しては、料金を使うのですね。

価格

価格は値段と同じで、品物の価値をお金で示したものです。

同じ意味なのに、2つの表現があるから迷うわけです。

使い分けるポイントとしては、会話では「値段」、文章では「価格」という感じが一般的です。

ただ、明確なルールがあるわけじゃないので、どちらを使ったから間違いということもないのです。

「値段」の方が親しみやすい感じがするので、ビジネスのシーンで使う場合だけ「価格」にすればわかりやすいのではないでしょうか。

代金

代金は、品物でもサービスでも共通して使います。

値段なのか、料金なのか、価格なのか?と迷うことがあるのなら、代金を使っておけば間違いないと思います。

代金のことを「お代」と言い換えることもあります。

ただ、少し古い言葉の印象があるため、若い世代には使い難いかも知れません。

もしも迷った時は、「金額」であればどんなシーンでもOKなのです。

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労働の対価の表現

品物の売り買いや、サービスの購入以外でも、お金の表現を使う場面があります。

それは、生きていくために欠かせない労働に対する対価です。

これもまた、色んな表現があるので、違いがわかり難くて迷いますね。

どう使い分けるのか、それぞれ見ていきましょう。

賃金

賃金というのは、労働に対して支払うお金のことです。

一日だけの単発のアルバイトでも、正社員でも、派遣社員でも、パートタイマーでも、仕事をした人に支払われるお金は賃金です。

つまり、労働に対して支払われるお金の表現に迷った時には、「賃金」を使えば間違いないわけですね。

給料

給料というのは、会社から支払われる基本給のことです。

パートやアルバイトなどでも、時給や日給が基本的に決まっているはずなので、働いた分だけ支払われます。

雇用主から支払われる時に、休日出勤や時間外労働などが加算されている場合でも、給料は基本給だけのことを示しているのです。

給与

給与というのは、給料以外に支払われるお金を含めています。

基本給以外にも、賞与(ボーナス)などが支払われるので、それらを全て含めたお金のことを給与というのです。

給料との違いがわかり難くて、曖昧になりがちですが、基本給だけしか支払われない場合を除けば、給与として受け取るのではないでしょうか。

報酬

報酬というのは、賃金と同じく、働いた人が受け取るお金のことです。

ただ、賃金はお金に限っていますが、報酬は品物も含まれます。

少し使い方が限定されているイメージですが、賃金と同じなのですね。

手当

手当というのは、給料以外に支払われるお金のことを示しています。

基本給のほかに、休日出勤手当、残業手当、時間外手当、家族手当、住居手当、通勤手当などがあります。

基本給が低くても、各種手当があるから生活が成り立っているという会社員は多いと思います。

これらの手当を含めたお金のことを給与というわけですね。

まとめ

同じお金なのに、使う時にも色んな表現があるし、労働の対価として受け取るにも複数の表現があるのです。

なぜもっとシンプルにできないのか、不思議で仕方ありませんが、一応おぼえておいても損はないと思います。

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