新幹線や特急列車など、指定席を利用するときにこんな状況になったことはないでしょうか。
自分は窓側をとったのに、先に乗っている人が窓側の席に座っていた!という状況です。
あるある
え!ってなるよね
そういうときどうするの?
間違えてますよって言います
まあ、そうですよね
普通に考えれば当たり前のことなのですが、トラブルになるのを恐れて言えない人も少なくありません。
なぜ自分が予約した指定席に座らないのか、その理由を推察するとともに、このような状況に遭遇したときにどうすればいいのか考えてみましょう。
指定席券のシステムがわからない
新幹線や特急列車などをあまり利用しない人が、窓側と通路側が指定されていることがわからずに、空いているほうに座っても良いと思い込んで座ってしまう場合があります。
ええええ~
そんな人いるかな~
誰かにとってもらったりすると
そういうこともあるかも・・
そうなのかなぁ~
「席、違いますよ」と指摘された時の反応を見ると、わかっているのに窓側に座っていたのか、ほんとにシステムがわからずに座っていたのかはわかりますね。
ほんとに心から驚いた様子で「えっ、すみません。わからなくて」と謝罪の言葉がすぐに出るような人はもしかしたらほんとにわからずに座っていたのかも知れませんね。
そういう場合はすぐに席を空けてくれるはずなのでたいして問題にもならないでしょう。
空席なら問題ないという思い込み
これまでの経験、そして鉄道会社で車掌として勤務した経験のある知人の話を聞いてみると、指定席の料金を払っていれば、空席に移動しても構わないと思い込んでいる人は少なくありません。
車掌が持っている端末を見れば指定席の空席がわかります。
車内を巡回しているときに、空席のはずの席に誰か座っていれば指定券の提示を求めますが、その時の対応は「指定券持ってますけど?空いてるからいいでしょ」というように開き直る人が半分近くいるようです。
空いているのに何が悪いんだ!という感覚の人が存在するので、自分が買ったはずの席に誰か座っているという状況も起こり得るのでしょう。
これは鉄道会社などできちんと周知してもらうしかないと思いますが、どこにでもモラルの欠けた人間はいるので、完全にゼロにすることは不可能なのではないでしょうか。
悪質なケース
私が何度か経験したちょっと困った人のケースをご紹介します。
全席指定の特急列車の窓側の席を予約していました。
始発駅の次の駅で乗車すると、私がとったはずの窓側の席に若い女性が座っていました。
「あれ?」と思い改めて指定券を確認してみても、やはり私がとったのは窓側です。
声をかけましたが、その女性は窓側を向いて寝ているんです。
足元にはキャリーケースを置いた状態で、窮屈そうな体勢で横を向いて目を閉じています。
しかし、始発駅からさほどの距離でもないのにそんなに爆睡するなんて・・・
どうやらわかっていて寝たふりをしているように見えます。
キャリーケースを荷物棚に上げるのが嫌なので足元に置きたいが、通路側に座ると窓側の人が乗り込んだ時にめんどくさいとでも考えているのかわかりませんが、二回ほど「あの、すみません。席間違ってますよ」と言いましたが寝たふりされました。
こういう場合は完全に確信犯です。
車掌が巡回していれば伝えることもできますが、来なければ泣き寝入りすることになります。
図々しいというか、ふてぶてしいというか、ほんとにこういう人はいるので乗り慣れていないとかなり戸惑うと思います。
この時は終点駅まで寝ていた(途中で寝たふりじゃなくほんとに寝ていた)ので、途中ではそれ以上は声をかけずにガマンしました。
終点駅に到着して、降車の時に「指定券を確認してください。窓側はあなたじゃないですよ」と注意して降りました。
まとめ
ひとりで行動すると、このようなケースに遭遇することはあります。
相手がどんな人間なのかわからないので、トラブルを避けるためには頭から威嚇するような態度で注意するのはおすすめしません。
しかし、間違えているケースもあるので、もしも伝えるのなら感情を入れずに淡々とがポイントですね。