アボカドは、森のバターという異名を持っています。
健康に良いと言われる不飽和脂肪酸が豊富に含まれていることから、日本でも人気が高まっています。
アボカドにお醤油をかけて食べると、マグロのトロを食べているような味がすると話題になったこともあります。
海外のお寿司には、アボカドを使うメニューが多く、それが逆輸入されて日本の回転寿司店では人気メニューになっていますよね。
すっかり日本の食卓に馴染んできたアボカドです。
スーパーでも、当たり前に売っていますよね。
私もよく買うの
アボカドを使うだけで、ちょっとオシャレなメニューになるものね
でも、食べ頃のアボカドを見分けるのって、難しくない?
そうなんです!
アボカドを買ってきて、何度も失敗した経験のあるのは、きっと私だけじゃないはず。
食べ頃のアボカドを見分けられずに、結局捨ててしまうなんてもったいないことはしたくないのです。
どうしたら、アボカドの食べ頃を見分けられるのか、そのコツを調べてみました。
食べ頃のアボカドとは
アボカドの食べ頃を見分けるのは、じつはとても難しいそうです。
見た感じだけで完熟の食べ頃がわかるのは、プロでも割と難易度が高いそうです。
それでも見分けるポイントとして、3つの点をチェックします。
・きれいな涙型でツヤがある
・ヘタの周囲が柔らかい
この3つのポイントで食べ頃を見分けると、失敗しにくいそうです。
ただ、ほんとに食べ頃を見分けるには、指で押して柔らかさを確認するのが一番簡単なのです。
でもそれをしてしまうと、アボカドが傷んでしまう原因なのです。
お店でアボカドを買って失敗するのは、店頭に並んでいるものをやたらと指で押して傷みを早めているからなんです。
本来であれば、食べ頃のはずなのに、指で押されて傷みが進んでしまうのでしょう。
たしかに、全体はきれいな緑色で食べ頃の硬さなのに、部分的に黒くなり、グチャっと柔らかくなっているのは、指で押されたからだと考えると納得できます。
まだ熟していない固い状態なら、多少の衝撃や圧迫で傷むこともあまりないのですが、黒っぽい緑色がまだらになっるとすでに熟しかかっているので傷みやすいんです。
食べ頃を確実に手に入れたい気持ちはあっても、お店の商品をむやみに指で押すのはやめないといけませんね。
食べ頃には早かったときは
アボカドがまだ未熟の段階は、皮も明るい緑色で実も固いので、すぐにわかります。
ですが、まだ熟していないアボカドを買って、家で追熟させれば、食べ頃のアボカドになります。
熟していないアボカドは、冷蔵庫に入れないで追熟させます。
紙袋に入れて3日~7日置きます。
早く熟させたい場合は、ヘタを取り除いて保管します。
どうしてもすぐに食べたいときは、食べ頃を見分けないといけませんが、熟していないものを家で追熟させれば、失敗しないかも知れませんね。
果肉に黒い部分があるのは
アボカドを切ってみると、果肉の部分に黒い斑点があったり、黒っぽい筋のようなものが入っていることがあります。
これは傷んでいるのか?と思って、食べるのをためらってしまうことがあるでしょう。
でも、黒い斑点や筋は腐っているわけではありません。
あれは、人間の肌にシミができるのと同じように、野菜や果物が自分を守るために作るポリフェノールなのです。
腐っているわけじゃないし、カビでもないので、安心して食べてOKなのですよ。
腐ってしまうとどうなるのか
アボカドは、口の中で溶けるような触感が美味しいので、果肉部分が柔らかくても腐っているわけではありません。
ですが、もしもヘタの部分から水分がしみ出していたり、酸っぱいニオイがしていたら、残念ながら食べられません。
買ってきたばかりのアボカドが、そこまで腐っていることはまずありません。
追熟するつもりで長く放置していたり、落下などで激しい衝撃を受けてしたって傷むことがあるので注意しましょう。
まとめ
食べ頃のアボカドを見分ける自信がないのなら、まだ熟していない固いアボカドを買ってきて、熟すまで待った方がリスクが少ないような気がしてきました。
アボカドをメニューに使うことが多いのなら、その日に調達するよりも追熟がおすすめです。