店舗の複合機やセルフレジで操作に困っているシニアの人への対応は!

不思議なルール

急激に進みつつあるサービス業の分野での無人化、非接触化。

飲食店、スーパーマーケット、コンビニなど様々な分野で非接触型のレジの設置が普及していますよね。

いわゆる「セルフレジ」です。

どこのお店でも同じセルフレジじゃないので、誰もが少し戸惑ったことはあるのではないでしょうか。

また、コンビニなどに設置してあるコピーやプリントなどができる複合機も、店員が一切の対応をしなくても完了できます。

感染症対策のために急激に進みつつある接客を伴うサービス業ですが、これは少子高齢化による労働力不足への対策としても必要なことなのでしょうね。

気が付けば、
ガソリンスタンドも
ほとんどがセルフだよね

言われてみれば

セルフでも複数のスタッフが

ウロウロしているスタンドもあるね

暇そうだよな(笑)

非接触、無人化は、感染症対策だけではなく、今後はもっと幅広い分野で取り入れられるのでしょうが、完全に無人、非接触というわけにもいきません。

例えばセルフレジの使い方で困っている人や複合機の前でフリーズしているような人がいれば、スタッフが素早く手助けする必要があるでしょう。

たぶん、セルフのガソリンスタンドでは、セルフ可能な給油機や洗車機のトラブル対策もあるでしょうし、かならず人の手で行わなければならない作業もあるので暇そうに見えても完全無人化は不可能なのでしょうね。

さて今回は、街中で増えつつあるセルフ機に関することです。

セルフレジや複合機の前で困っているシニア世代の人を見たとき、あなたならどう対応しますか?

対応を間違えると、後々になってトラブルに発展する恐れもあるので、しっかり考えてみましょう。

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コンビニでの実例

コンビニエンスストアのレイアウトは、店舗ごとに違います。

とはいえ、ATMや複合機は入り口近くにあることが多いはず。

さらに言えば、店員のいるレジから見える場所に設置しているコンビニが多い印象です。

ところが、例外もあるのですよね。

つい先日、こんなことがありました。

飲食店や美容室やドラッグストアなどが入っているビルの1回にあるコンビニで、まとまった枚数のプリントをしようと複合機を探しました。

少し変わったレイアウトのコンビニで、レジから離れた位置に設置してありました。

複合機の前には70代くらいと思われる男性が立っていました。

手には免許証と銀行通帳を持っています。

どうやら身分証明書などの提出を求められる手続きのためにコピーしようとしているようです。

一般的なオフィス用のコピー機とは違い、コンビニの複合機はメニューから選択する段階が少しわかりにくいのでしょう、使い方がわからずに困っています。

さて、どうしようか・・。

困っているのは明らかなのですが、そのシニア男性から頼まれてもいないのに声をかけるのはためらいます。

なぜなら、銀行通帳を開いた状態でコピー機に置いているのです。

話しかけるのは、不審に思われるリスクがあります。

しばらく何もせずに待っていましたが、店員もちょうと昼の時間帯でレジが混みあっているせいでまったく複合機の前で困っている人がいることに気が付きません。

シニア男性の方から「先にどうぞ」と順番を譲ってもらったのですが、私はまとまった枚数のプリントをするつもりだったので時間がかかります。

「よろしければお手伝いしましょうか?」と申し出ると「お願いできますか・・」と言われたので、免許証と銀行通帳のコピーを1枚印刷して硬貨を投入してもらい終了しました。

「領収書は必要ですか?」と聞くと「いいえ、要りません。助かりました」とお礼を言い、シニア男性はコンビニを出ていきました。

私はそのあとにプリントを終え、コンビニを出るとそのビルの一角で「マイナンバーカード申請できます」というのぼりを立てている簡易的な役所の出張所の前を通ると先ほどのシニア男性が手続きの真っ最中でした。

申請に必要なものがすぐ目の前のコンビニで準備できるので、確かに便利ではあるけれど、普段から使い慣れていないと、ちょっと難しく感じるでしょう。

まあ、無事に手続きできたのならよかったよかった・・とその場を後にしましたが、この私の対応は正しかったのでしょうか。

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身の覚えトラブルのリスク

善意でしたことなのに、それが原因でトラブルに巻き込まれるという恐ろしいリスクについて考えてしまいました。

コンビニの複合機では、大金を扱うことはありませんから、あまりリスクはないかも知れません。

しかしセルフレジやコンビニの設置してあるATMなどは現金を扱うこともあるので、そこで見ず知らずの他人が親切心から手助けしたのに後々になってトラブルに巻き込まれることも無くはない。

高齢の方が困っていれば、手を差し伸べたいと思うのは自然なのですが・・・

・現金が少ない
・現金がなくなった
・財布がなくなった

もしも高齢の方の勘違いやほかの場所での紛失などが原因だったとしても、真っ先に疑われてしまうかも知れません。

防犯カメラが必ず設置してあるような場所なので、自分は全く身に覚えがないのにまるで容疑者扱いされてしまう恐れもゼロではないのです。

安全な方法

今の世の中、どんなところでトラブルに巻き込まれないとも限りません。

困っている人を見れば親切にしなければと思ったとしても、何があるかわからないのです。

やはり安易に手助けするよりも店員やスタッフを呼んであげるのが、安全な方法です。

それが無理そう場合には、できる限り口頭だけで扱い方を教えて、代わりに操作をするのは避けた方が良いでしょう。

どうしても操作が難しい場合には、やはり店員やスタッフを呼ぶべきです。

自分の体験でも、そうすべきだったと反省しています。

まとめ

最後に一つ、老化によってキレやすい高齢者が増加しているそうです。

前頭葉の老化によって、怒りのスイッチが入りやすく、怒りはじめるとエスカレートしてしまいます。

親切心から手助けを申し出たことで、逆に怒らせてしまうことも考えて行動しないととんでもないことになってしまいます。

親切するのも簡単じゃない・・なんて悲しいのですが、そういう世の中なので仕方ないのでしょう。

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