スイカは夏を代表する果物です。
日本の夏を描く時のテッパンのフルーツではないでしょうか。
海とスイカと花火を描いておけば、日本の夏がイメージできますよね。
そんな夏のお馴染みフルーツのスイカですが、正しい食べ方については、意外と知らない人も多いと思います。
スイカは思い切りかぶりついて、種は口からピュッと出すのが正解!
それが一番おいしい食べ方だよね
それはたしかにそうなのですが、マナーとして正しいのかどうか・・となるとまた別の問題です。
自分の家で食べる時には、マナーのことなんて気にせずに、思い切りかぶりついてもいいでしょうが、外で食べる時に気を付けておきたいポイントくらいは、押さえておきましょう。
スイカを食べるマナー
もしも訪問先の家やレストランなどでスイカが出された場合は、そのままかぶりつくのはやめましょう。
スイカを食べるマナーとして、主なポイントを見てみます。
種の出し方
スイカの食べ方マナーとして、種の出し方は一番重要なポイントです。
人によっては、あまり気にせずに種ごと飲み込むこともあるようですが、沢山の種を飲み込むのは抵抗を感じますよね。
見ている人も「大丈夫かな?」と心配するかも知れません。
訪問先やレストランなどでスイカが出された場合は、食べやすい大きさにカットされて、スプーンが添えられているはずです。
スプーンの先を使って、表面に見える種を取り除きながら食べ進めるのがマナーです。
皮の残し方
スイカを食べる時に、赤い部分が残らないほどキレイに食べても、それはマナー違反というわけではありません。
そもそも、スイカの食べ方のマナーに、「ここまで食べたらストップ」なんてルールもないのです。
ただ、やはり人前では赤い部分が全てなくなるほど食べるのは、引く人もいると思うのです。
親しい間柄であれば、そんなに気にしなくても良いと思いますが、訪問先では驚かれる可能性が高いと思います。
赤いところが薄く残る程度で終わるのが、一般的なマナーと考えられています。
なかには、白い部分の味や歯ごたえが好きだという人もいるでしょうが、それは自宅で満喫しましょう。
スプーンが出されない時
時にはスイカにスプーンが添えられていない場合もあると思います。
お友達の家でスイカを出された時に、スプーンがなければ、家と同じ食べ方をしてもマナー的にはさほど問題にならない気もしますが、やはり最低限は気を付けるべきでしょうね。
口から物を出すのは、やはり見ている人を不快にされることなので、種を出す時はティッシュペーパーなどを使って口を隠して出しましょう。
子供はそこまでマナーを気にさせる必要もないと思いますが、やはり大人は少し気を付けたいですね。
口から種を直接出すところを見せないように、手で隠すこともできますが、手が汚れるのでおしぼりなどが添えられていない場合はティッシュペーパーなどを使いましょう。
塩をかける理由
スイカを食べる時に塩をかける人は意外といますよね。
塩をかけると、甘さをより強く感じるので、スイカが美味しくなるからだと思われています。
これは味の対比効果というもので、少量の塩味が甘さを引き立てるのです。
ですが、スイカ以外の果物には、あまり塩をかけることはないですよね。
なぜなのか、不思議に思いませんか?
その理由を調べてみると、スイカを食べる季節に関係があるようです。
スイカは暑い夏に旬を迎えます。
水分を多く含んでいるため、水分補給にも良い食べ物です。
ところが、スイカには利尿作用のあるカリウムも多く含まれています。
つまり、スイカを食べると尿が出やすくなるわけです。
せっかく水分補給しても、尿として排出されてしまえば、脱水を起こしやすくなる恐れもありますよね。
塩をかけることで、ナトリウムの濃度を薄めるために水分が体内に保持されるため、脱水を防ぐ効果も期待できるのです。
甘さを増すためでもありますが、それだけじゃなかったのですね。
スイカの種を庭に埋めると?
子供の頃に、スイカの種を庭に埋めると、スイカの実が育つのではないか・・なんて思ったことはありませんか?
私が子供の頃は、家でスイカを食べる時は庭に種を飛ばしていました。
でも、スイカが実ることはありませんでした。
ところが、友人の家の庭にはスイカが自然に実っていたのです。
これは庭の土の状態や日当たりなどが影響するので、私の実家の庭ではダメだったということなのでしょう。
食べられるかどうかは別として、庭先でスイカを育てることは不可能ではないので、興味のある方はチャレンジしてみても楽しいと思いますよ。
子供の夏休みの自由研究のテーマに、ちょうどいいかも知れませんね。
まとめ
スイカの食べ方のマナーは、せっかくのスイカの美味しさを半減させてしまうような気がします。
やはりかぶりついて、種をピュッと出すのが一番のような・・。
そう考えると、できればスイカは親しい関係性の人に出すものであって欲しい。
マナーを気にするような間柄であれば、食べやすさを考えるのも、おもてなしなのではないでしょうか。