優先席が空いていても座らないのはなぜ?関西人には不可解な疑問!

ご当地

関西人と関東人の気質の違いは、テレビ番組でもよく取り上げられます。

そんなに違うのだろうか・・と思うかも知れません。

関西人にも色んなタイプがいるでしょう。

また関東人と言っても、首都圏の人は地方出身者が多いでしょうし、関東人気質というのはあまり濃くないはずです。

つまり、関西人気質が目立って濃いのではないでしょうか。

たとえば電車やバスの優先席です。

優先席の扱いは、全国的に同じだと思っていますよね。

優先席の扱いが関西だけ違うの?

そんな話は聞いたことがないけど・・

もちろん、優先席がどういう目的で設置されているのかは、全国どこも同じです。

なのになぜ関西だけ優先席の扱いが違うのか、疑問を掘り下げてみました。

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優先席の始まり

優先席とは、高齢者や妊婦さん、怪我をしている人、体調の悪い人、体の不自由な人などが優先的に座れるように設置された座席のことです。

もともとは旧国鉄が1973年の敬老の日に「シルバーシート」として、始めたのが全国に広まっていきました。

シルバーシートという名称から、お年寄りのためだけの優先席と誤解されそうですが、最初から高齢者に限定した座席ではありませんでした。

お年寄りのことをシルバー世代などと呼んでいたので、ゴチャゴチャになってしまったのですが、シルバーシートはシートにシルバーの布を張ったことが由来です。

現在は、どこの鉄道会社でもバス会社でもシルバーシートとは呼ばすに、優先席になっています。

優先席のルール

優先席の基本的なルールは、お年寄りや妊婦さん、体の不自由な人に優先的に譲るべき座席です。

「優先的に譲る」ということは、若い人や健康体の人が優先席に座ってはいけないと禁止しているわけではありません。

車内が空いていて、優先席以外の座席に座れるのに、わざわざ優先席に座る必要はないでしょうが、一般の座席が空いていなければ、優先席に座るのはルールに反しているわけでもないのです。

ただし、近くにお年寄りや体の不自由な人など、優先的に譲れらるべき対象の人がいないことが前提です。

もしも優先席に座った後に、優先的に譲られる対象の人が乗車してきた場合は、速やかに席を空けて譲れば問題はないのです。

車内アナウンスでも、「優先席に一般の人は座らないでください」とは言いませんから、近くに誰もいないのに、優先席を空けておかなくてはいけないわけでもないのです。

ただ、それは日本の優先席のことであり、海外ではまた別のルールがあります。

その国によって、優先席のルールは違います。

どちらかと言えば、日本の優先席のルールは曖昧です。

優先席に若くて健康な人が座った場合、ペナルティが課される国もあるそうです。

日本の常識がどこでも通用するわけじゃないのですね。

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優先席に座る関西人

関西では、優先席が空いていればとくにためらうことなく座るのが、当然だと考える人が多いようです。

もちろん、優先席のルールは理解した上でなので、お年寄りなどが乗車してきたら立ち上がって席を空ければ問題ないという考え方です。

これは優先席の扱いとして、正しいような気がします。

誰も困っているわけじゃないのだから、空けておく必要はないというのが関西の方たちなのです。

ただ、国際的には優先席に元気ハツラツな人が座るのはNGのところがあるので、関西の方たちは気を付ける必要があるのでしょう。

優先席を空ける関東人

関東では、優先席に座る人は滅多にいないと言われています。

実際には、健康そうな若い人が優先席に座って眠り込んでいて、近くに体の不自由な人がいても譲らないというような光景を見かけることもあります。

ですから、必ずしも関東の人が優先席に座らないわけではありません。

ただ、首都圏は大半が地方出身者なので、東京では優先席は空けるべきなのかわからないので座らないのではないでしょうか。

もしも優先席に座ったら、周りの人がジロジロと見るのかも知れない・・と思えば座れませんよね。

そして、「どうぞ座ってください」と席を譲るのが恥ずかしいというのも、優先席に座らない理由でしょう。

関東で暮らしていると、シャイになるのかも知れませんね。

まとめ

関西と関東では、鉄道事情に色々な違いがあるのが面白いですよね。

その土地に適したルールが自然発生的に生まれることもありますから、長い間に培われてきたルールの違いを発見するのは面白いと思います。

 

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