車を所有している人なら気が付いていると思います。
車のナンバープレートに記載される地域の名称がどんどん増えていますよね。
いわゆるご当地ナンバーというものです。
ご当地ナンバーが増えてきたと同時に、カラーイラストを使ったデザインナンバープレートも増えてきました。
皆さんはご当地ナンバーについてどう感じていますか?
じつはかなり賛否が分かれるのですよね。
ご当地ナンバーなんて必要ないのに
ご当地ナンバーに変えるのが楽しみ
ご当地ナンバーにするのは恥ずかしい
人それぞれなのですが、私は反対派です。
なぜご当地ナンバーがこんなに増えているのか。
その理由や、ご当地ナンバーを避ける手段など調べてみました。
ご当地ナンバー制度はいつから
ご当地ナンバーと呼ばれるものは、2006年から始まっています。
この制度が始まる前は、ナンバープレートを交付する陸運局の管轄内の登録車の数が増えると、新たな陸運局が設置され、ナンバーに記載される地名も新しくなりました。
ですが、ご当地ナンバーは陸運局の管轄は今まで通りなのに、ナンバーに記載される地名だけが変わるのです。
2004年に国交省が新たな地域名表示ナンバープレートについて協議を始めて、2006年から制度がスタートしています。
ご当地ナンバーが増える理由
ご当地ナンバーは、どんどん増えている印象があります。
私の住んでいるところも数年前からご当地ナンバーが始まったの
また始まって間もない地域では、以前の地名と新たなご当地名が混ざり合っているので、購入して間もないことがバレバレです。
さて、なぜこんなにご当地ナンバーは増えているのでしょうね。
そもそも、ご当地ナンバーを作る目的は何なのでしょうか。
調べてみると、「地域振興、また観光振興の観点から」というのが目的のようです。
つまり、その地名を広く知ってもらうために、ご当地ナンバーを作ろうということになったワケですね。
ただし、希望すればご当地ナンバー制度ができるわけじゃなく、その地域の自動車登録台数が10万台以上であるというルールがあったのです。
ところが、2017年からこのルールが緩和されました。
10万台以上なくても、およそ5万台以上であり、地域名にある程度の知名度があればご当地ナンバーが導入できることになったのです。
そもそも知名度があるのなら、ご当地ナンバーにして知名度を上げる必要はなさそうな感じもしますが、年々増えている印象を受けます。
今後もさらに規制緩和されて、もっと増えていく予感がしてならないのは、私だけでしょうか。
ご当地ナンバーを拒否する方法
ご当地ナンバーについては、賛否両論です。
反対している人の理由としては、
「住んでいる地域がわかってしまう」とか「ダサい」と言った声が多いようです。
ご当地ナンバーになる前の地域名が気に入っている人は、変更したくないでしょう。
私も変えたくないなぁ
そういう人はご当地ナンバーを拒否することができるのか、調べてみました。
残念ながら、新たに車両を購入してナンバープレートを交付される際には、ご当地ナンバーが導入されている地域では拒否はできないのです。
どうしても変えたくないのなら、今の車を大切にメンテナンスしながら長く乗り続ける以外に方法はありません。
ただ、初年度登録から13年を超えると、普通自動車で15%、軽自動車で20%ほど自動車税が高くなります。
次に18年を超えるとまた高くなるので、ご当地ナンバーを拒否するためだけの理由で古い車を乗り続けるのは勿体ない気もしますね。
クラシックな車が好きで、大切に乗り続けているような場合は別ですが。
ご当地ナンバーに変更する方法
ご当地ナンバーに変えたくない人もいれば、車を買い替えるタイミングまで待てない人もいます。
せっかくご当地ナンバーが始まったのなら、すぐに新しいナンバープレートに変えたいという人はどうすればいいのでしょう。
市役所や区役所などご当地ナンバーの自治体HPでチェックしてみるとわかりますが、新たなご当地ナンバープレートの交付はできます。
ただし、手数料は必要です。
ナンバープレートの種類や希望ナンバーによって費用は違います。
私が住んでいる地域では、1,500円~12,000円程度です。
希望ナンバーやデザインナンバーを付けたいのであれば、事前に陸運局のHPから申し込んで、約10日ほどで発行されます。
車検証も変わるので、自動車保険会社に連絡するなど、ちょっと手間はかかりますね。
ご当地ナンバーのデザインの評判
ご当地ナンバーと言えば、その土地にちなんだモチーフがデザインされた図柄入りが話題になりますよね。
全国的に評判がいいのは、富士山ナンバー、山形ナンバー、奈良ナンバー、飛鳥ナンバー、熊本ナンバーあたりです。
デザインがイマイチであれば、無理に図柄入りにしなければ済むのですが、自分の住んでいる地域のご当地デザインがダサいのは勘弁して欲しいですよね。
デザインを決める方法は、公募の中から選定委員会などが審査をして、最終的には国交省が決定するようです。
どんな人たちが審査をしているのかわかりませんが、ダサいデザインでも選ばれる理由が必ずあると思います。
興味があれば、自治体の管轄部署に問い合わせてみても良いのではないでしょうか。
まとめ
ご当地ナンバーが増えることに関しては、あまり賛成していません。
高速道路を使って遠出するときなどに、目を引くデザインナンバーがあると気が散るので、安全面でどうなのかな・・って思うこともあります。
とはいえ、個人の意見では決まってしまった制度に逆らうことはできないので、次に車を買い替える時は止む無くご当地ナンバーになる予定です。