社内恋愛禁止をやぶったらクビになる?なぜそんな規則が必要なのか!

学校・職場

社会人になると、人と出会う機会は限られることもあります。

職種によって、出会いのチャンスは大きく差があるのではないでしょうか。

恋愛したくても、出会いがないから・・という人はたくさんいますよね。

だから社会人が職場の中で出会った人と恋愛するのは、ごく自然な流れだと思うのです。

それなのに、社内恋愛禁止という規則のある企業が存在するのです。

恋愛禁止って、アイドルじゃあるまいし

恋愛も自由にできない会社なんて、今どきあるの?

昭和の話みたい

にわかに信じられないかも知れませんが、まだ恋愛禁止のルールが残っている会社はあるのですよ。

時代遅れのようですが、実際に社内恋愛の規則に反したという理由で不当な扱いを受けたとか、クビになったというようなケースが問題になっています。

しかし、そんな規則が通用するなんて驚きです。

そもそも、なぜ社内恋愛禁止なんて規則を作る必要があるのでしょう。

社会恋愛禁止の理由について、掘り下げてみました。

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社内恋愛禁止とは

社内恋愛禁止とは、同じ会社の社員同士が恋愛関係になることを禁止するルールです。

正社員だけではなく、派遣社員や契約社員なども含まれるかどうかは、その会社のルールによって違います。

また、就職する時に「うちは社内恋愛禁止だから」と口頭で伝えられただけの場合もあります。

そのような場合は、社内恋愛を禁止するというよりも、大っぴらに社員同士が恋愛するのは遠慮して欲しいという程度の緩めのルールが一般的です。

社内恋愛禁止の理由

なぜ社員同士の恋愛を禁止するようなルールがあるのか、不思議に思います。

同じ仕事をする仲間同士であれば、そこから恋愛感情が芽生えることは、普通にあるはず。

それでも社内恋愛禁止のルールを作るからには、何か理由があるでしょう。

その理由として考えられることをあげてみました。

社内の風紀の問題

社員同士が堂々と恋愛できた場合、仕事とプライベートの線引きがきちんとできないと困ります。

オープンな交際をしているからと言って、仕事中は恋人同士の雰囲気のままでは、周りの人たちもどうしていいのか困りますよね。

社員同士が堂々と恋愛するのを禁止するルールがあれば、たとえ秘密で付き合ったとしても、仕事中はプライベートを持ち込まないようになるからでしょう。

不適切な扱いを防ぐ

社員同士の恋愛では、上司と部下がカップルになることもあると思います。

上司が部下と恋愛をすれば、自分の恋人に対して依怙贔屓(えこひいき)したくなるのではないでしょうか。

そういう感情が湧いたとしても、それは仕方ないことだと思います。

また、嫉妬心から他の部下に対して不当な扱いをすることも考えられます。

そして問題は恋愛関係が終わってしまった場合のことです。

同じ社内に別れた恋人がいると、仕事しにくいでしょう。

必ずしも、恋愛が幸せな結末を迎えるという保証はないので、社内恋愛は控えるべきだという考え方があるわけです。

恋愛トラブルの予防

恋愛は好い事ばかりではなく、トラブルはつきものです。

ケンカすることもあるでしょうが、相手が同じ職場にいるのはそういう時に困ります。

仕事に支障が出てしまうかも知れませんね。

三角関係や略奪など、恋愛トラブルが社員同士で起こるのを防ぐためには、社内恋愛そのものを禁止したほうが良いという理由です。

寿退社を促すため

社内恋愛禁止のルールは、昭和の時代にはそれほど珍しくありませんでした。

ですが、その理由はその時代ならではです。

昭和の時代は、女性の社会進出はまだまだでした。

正社員として就職した女性は、結婚を機に寿退社するのが一般的だったのです。

長く勤務する女性社員は、給料をアップさせなければいけないので、結婚するまでの腰掛け社員の方が都合よかったのです。

難しい仕事や責任のある仕事をさせずに、ところてん方式で押し出されていくのが普通だったのでしょう。

社内恋愛禁止のルールがあれば、社員同士の恋愛がバレたとしても女性が寿退社すれば何のお咎めもなく、祝福したのでしょう。

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社内恋愛禁止の有効性

社内恋愛禁止のルールは、どれほど有効なのでしょうか。

調べてみると、社内恋愛による弊害や業務への支障について客観的に認められる理由があれば、社内規則に入れることも可能だとか。

誰もが納得できるような、社員同士の恋愛による弊害が示せることができれば、社員は守らなければいけない規則になるのです。

口頭で「恋愛禁止」と言われた場合は、何の有効性もありませんから、会社の規則、規約などに「恋愛禁止」の文言がある場合だけです。

ただ、社内恋愛禁止のルールだけを理由に、解雇したり、異動させられるわけではありません。

もしもそういう扱いを会社から受けたとしても、撤回を求めることはできます。

ただ、そうなると弁護士など専門知識のある人の力を借りないといけないので、そういう面倒なことを覚悟しないといけないのです。

社内恋愛禁止を破るリスク

社内恋愛禁止というきちんとした規則に納得した上で就職したのなら、そのルールは守らなければいけません。

それが守れないのなら、ペナルティを課せられても仕方ないのです。

ですが、バレなきゃいいのです。

秘密を守り抜けば、社内恋愛禁止のルールがあっても問題はありません。

それでも万が一バレた時のことが心配であれば、そんなビクビクした日々はサッサと見切りをつけて、転職したほうがイイですね。

まとめ

一緒に仕事をしていると、人間性がよく見えます。

恋愛相手として、また将来のパートナーとして意識してしまうタイミングがあれば好きになってしまうのは仕方ありません。

堂々と社員同士が恋愛できる職場じゃないのなら、秘密厳守できるのか考えてみましょう。

秘密を守り抜く自信がない人は、いつでも転職できるように準備しておくことをおすすめします。

 

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