ドアパンチ!やってしまった時もやられてしまった時も対応方法は?

不思議なルール

春は強い風が吹くことが多いので、花粉に悩まされたり、洗濯物が飛びやすかったり、砂埃で車が汚れたりしますね。

穏やかな春の日ばかりならいいのですが、そうもいきませんね。

今日も強風が吹き荒れる日でした。

こんな日に気を付けなければならないのが、駐車場でのドアパンチです。

ドアパンチとは、車のドアを開けた瞬間に隣に停めている車の車体にドアを当ててしまうこと。

強い風が吹いているときは、思いがけずドアが大きく開いてしまい、隣の車にぶつけてしまうことがあるのです。

最近の商業施設の駐車スペースは、わりと余裕があるのですが、それでも強い風にあおられるようにドアが勢いよく開いたときはぶつかるリスクもあります。

ドアパンチは、運転者だけじゃなく同乗者がドアを開いたときにも起こってしまうかも知れませんから、被害に遭うことも加害してしまう可能性もゼロではないのです。

ドアパンチをされてしまったら、してしまったら、どうすべきなのかまとめています。

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ドアパンチしてしまった

ドアパンチをしてしまったとき、まずは当ててしまった車両の所有者にぶつけてしまったことを告げることが最優先です。

見た目に傷や凹みがなく、近くに所有者がいないとしても、何もせずに立ち去ってしまうのは当て逃げになります。

所有者が近くにいない場合は、その駐車場の所在地の管轄の警察に連絡します。

警察に届け出をして交通事故証明書を作成してもらいます。

任意保険を使用することになった場合も考えて、加入している保険会社に連絡できるようにしましょう。

もしも警察に連絡もせず、車両所有者に告げることもなく立ち去った場合は、当て逃げとなり報告違反(道路交通法第72条1項)として罰せられることもあるのです。

ドアパンチされてしまった

もしもドアパンチされてしまい、近くに加害者が見当たらない場合は、すぐに警察に届けます。

被害の度合いによっては、修理代が高額になることも考えられます。

泣き寝入りせずに、加害者の特定のためにできることをしましょう。

警察に届け出たとしても、目撃者を探したりするようなことはしてもらえるわけではなく、被害に遭ったことを証明する書類の作成だけです。

加害者を探すためには、駐車場に監視カメラが設置されていないか確認して、そこから該当する車両を特定できる可能性があります。

商業施設の駐車場の看板には「駐車場内での事故やトラブルには一切責任を負いません」と書かれていることがほとんどです。

そう書かれていると、ドアパンチされたとしても監視カメラの映像から情報は提供してもらえないと思いがちです。

しかし責任は負わないとしても、情報提供の協力はしないとは限りません。

まずは監視カメラの有無や駐車場誘導員などの存在を確認して、加害車両を特定するための行動をしましょう。

またドライブレコーダーには、駐車中にも録画する機能が搭載されているタイプもあります。

ドラレコの映像が残っていないか確認することも加害者特定に役に立つこともあるのではないでしょうか。

加害者が不明の場合

もしも加害者が見つけられなかった場合、自分で修理代を払わなければならなくなります。

その場合、車両保険に加入していると、保険で修理できることもあります。

車両保険の内容によっては、修理代が出ないケースもあるので、保険会社へ連絡して内容を確認してください。

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ドアパンチ対策

ドアパンチの被害に遭わないように気を付ける方法としては、広い駐車場を探すくらいしかありません。

隣に大きな車幅の車が停まっていたら避けたり、傾斜のない平坦な駐車場を探すなど、気を付けるポイントはありますが、どんなに気を付けていても隣の車が入れ替わってしまえば意味はありません。

100%の対策は難しいのです。

ただ一つ、ボディが傷や凹みがあるのに修理もしていない車の隣には駐車しないようにした方が良いと思います。

理由は単純なことです。

車の傷や凹みを気にせずに乗り続けられる人は、ドアパンチをしても大きな損傷が見られなければ何もせずに立ち去る可能性が高いからです。

車を大切に扱う人にとっては信じられないかも知れませんが、ズボラで杜撰な人は存在するのです。

雑に車を扱っているのが外観からわかるような車両の隣は、極力避けた方が良いのではないでしょうか。

ドアパンチされた経験

じつはつい最近、あるスーパーの駐車場でドアパンチされました。

風の強い日でした。

十分なスペースがあるとは言えないとしても、極端に狭いわけではありませんし、どちらかに偏って駐車したわけでもありませんでした。

買い物を終えて車に戻り、ドアを開けようとしたときにご高齢の女性が駆け寄ってきて声をかけられました。

ドアが風にあおられてぶつけてしまったというのです。

運転していたのは旦那さんの方で、声をかけてきた女性は助手席から降りようとしてぶつけてしまったのでしょう。

確認してみると、凹みはなく、塗装がはがれるような傷はありません。

擦ったような傷が少し認められたので、連絡先の交換をして帰宅しました。

警察に届けることなくその場を離れたのは良くなかったと反省していますが、その後にトラブルになることはありませんでした。

傷は業者に出すまでもなく、傷取りワックスで軽くふくだけで全く目立たなくなりました。

相手にはそのように伝えて、修理代の弁償は要らない言ったのですが、大変恐縮されて謝罪に来られました。

その後に何か言われるのを心配されていると気の毒なので、簡易的ではありますが示談書を取り交わそうかとも考えましたが、相手の方にも車の状態を確認してもい、何ら修理や弁償を心配しないで欲しいと言うとホッとされていました。

まとめ

今回のドアパンチされた経験は、たまたま相手が正直で誠実な人柄のご夫婦だったことで事なきを得ました。

しかし、相手の方が最後まで心配していたのが、その後のトラブルでした。

示談にしても後から何かとクレームを言われるようなトラブルは世の中にはザラに見られるからだと考えられます。

そういう意味で、警察に届けずにその場を離れてしまったことは、失敗だったなと反省しています。

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