世の中には、この時代に何でまだこんな校則が?と首を傾げたくなるようなルールが残っています。
最近は時代に合わないのに、見直すことなく生徒に押し付ける校則もブラック校則と呼ぶようです。
でも、ほんとにブラックなのは校則ではなく、部活内に伝わる謎のルールなのではないか・・という話です。
同じ学校の中でも、部活によって独自のルールがあったりします。
しかもその部活のルールがどんなに謎で意味不明でも、校則のように見直しを求めるのは困難だという・・・。
世の中に存在する謎の部活ルールについて、考えてみましょう。
謎の部活ルール
部活ルールは、部活動の中の独自のルールなので、校則とは違って守らなくても停学や退学になるものではありません。
運動部に多いのですが、文科系の部活にも謎のルールはあります。
どのようなルールがあるのか、まとめてみました。
学年ごとの髪型ルール
部活ルールによくあるのが、運動部(とくに男子)の学年限定の髪型です。
校則ではなく、部活内のルールなので、学年ごとに違うのです。
たとえば、1年生は5ミリの丸坊主、2年生は10ミリの丸坊主、3年生は校則に準ずる・・。
このように、学年によって許される頭髪の長さが違うというのは、部活のなかだけのルールです。
1年生は部室を使えない
学校の中に専用部室があるのに、部室を使えるのは2年生になってから。
着替える場所がなく、体育館の倉庫の片隅などで着替えなければいけないというのも、人数の多い部活動のルールによくあることです。
そのような暗黙のルールは、改善を求めるような声を上げると、上級生から叱られるというような事例もあるようです。
挨拶ルール
部則と呼ばれるルールのうち、先輩への挨拶はかなり謎で理不尽なことが多いようです。
先輩が通り過ぎるまで、頭を下げ続ける
先輩を見かけたら止まって道を空ける
先輩が気が付いてくれるまで挨拶する
ずっと続いている挨拶ルールは、長い年月の間に少しずつ変化して、謎度合いを深めている可能性もあるでしょうね。
心遣いに関するルール
部活動の中だけのルールには、物品の受け渡しに関することもあります。
たとえば、帰省などで部活を休んだ場合は、部員全員にお土産を渡さないといけない。
また、バレンタインのチョコレートは渡す先輩の担当があり、自由に渡せない。
さらには、バレンタインチョコレートは手作りじゃなければダメなど。
顧問は部則に関与しない
謎の多い部則でも、それを見直すという動きは滅多にありません。
よほど問題にならないと、見直しはされないのが現実です。
そもそも、部活の顧問にとって、部員たちが決めたルールがあり、それを守らせた方がラクです。
先輩が後輩を監視するようなルールは、助かる一面も大いにあるからでしょう。
まとめ
部活動の中だけのルールは、校則で許されていることでもNGだったりします。
そういう謎のルールに疑問を感じて退部するケースも少なからずあるのでしょうね。
部員の中で自然発生的に生まれたルールなので、どんどん厳しくなって理不尽な内容に変化することも考えられます。
部員の自主性を尊重するという建前のもとで、放置されるのでしょうから、入部前に部則のチェックも必要かもしれませんね。