コインランドリーが混みあうときの順番ルールとは?

不思議なルール

春や秋の長雨の季節や梅雨時期は、洗濯物が外に干せなくて困りますね。

部屋干しをするスペースも限られていますし、乾燥機や除湿機を使わないと室内の湿度が高くなってカビの原因になります。

仕事で毎日洗濯できない、家族が多くて洗濯物の量が多いなど、お天気が悪い日が続くと困りますよね。

そんなときに助かるのがコインランドリーです。

コインランドリーの歴史は、昭和46年ごろ(1971年)に日本発のコイン式洗濯機とガス乾燥機が開発されて急激に広まりました。

それ以前にもコインランドリーは存在したようですが、日本製のコイン洗濯機とガス乾燥機が開発されるまでは、広がることはなかったのでしょう。

もう50年以上の歴史があるわけですが、この数年のコインランドリーはまるでカフェのようなオシャレな空間の店舗も増えています。

大型コインランドリー店では、布団や毛布の洗濯も可能だったりと、進化しています。

普段からコインランドリーを利用している人も増えているのですが、やはり家庭に洗濯機があればコインランドリーを使うのは天候不順が続いたときに大型乾燥機で一気に乾かしたいときだけという人が多いのではないでしょうか。

考えることは皆同じ・・ということで、いつもは空いているコインランドリーが混雑する時があります。

そんな時に、普段はあまり利用しない人を戸惑わせるのが「順番ルール」です。

洗濯機、乾燥機が使用中で空いていないとき、次に使うための順番はどうやって決めるのでしょうか。

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コインランドリーは無人だけではない

コインランドリーは24時間営業の店舗も多く、生活サイクルが昼夜逆転の人でも利用しやすいのがメリットです。

原則として、硬貨を投入すればすべて操作できるものなので、スタッフが常駐するコインランドリーは多くありません。

一日何回か、清掃や洗剤などの補充のためにスタッフがいたとしても、ずっといるわけではないので基本的には無人なのです。

しかし日中だけはスタッフが常駐しており、何かトラブルが起きたときにすぐに対応できるように準備している店舗もあります。

スタッフが店舗にいる時間帯であれば、順番待ちもわかりやすいのかも知れません。

ですが、常にスタッフが見張っているわけではないので、客同士の順番待ちトラブルには介入しないと明言している店舗もあるため、スタッフをあてにすると失敗することも考えられるのです。

コインランドリーの順番ルール

混みあっているときのコインランドリーは、順番待ちをしている人が店内に複数いることがあります。

順番ルールは、全国共通というわけでもなく、店舗ごとに決まったルールがあるとも限りません。

まずは店内に入って、空いている洗濯機や乾燥機があるのか確認をします。

すべて使用中だった場合、店内に順番待ちのルールについての説明が掲示されていなけば、先に待っている人たちの行動から判断するしかありません。

店内にいる人が、洗濯乾燥が終わるのを待っているのか、それとも空くのを待っているのか判断できないからです。

もしも声をかけやすそうな人がいれば、順番はどうなっているのか聞いてみても良いかも知れません。

洗濯機も乾燥機も残り時間が表示されているはずなので、次に空いたときに誰が動くのか観察してみます。

店内にいなくても、洗濯機や乾燥機の前にバスケットや袋が置いてある場合は、次に使うという意思表示という暗黙のサインもあります。

このように順番ルールがなくても、ユーザーから生まれる自然発生的なルールがあるのです。

それが店舗ごとに違うと、日ごろあまり使わない人が困る原因なのでしょう。

順番カードのある店舗

じつは最近のコインランドリーでは、順番待ちのルールがわかりやすくなるような工夫として「順番カード」を使っている店舗も少しづつですが増えています。

例えば「次に使います」と書かれたカードを洗濯物の上に乗せて、洗濯機や乾燥機の前に置けば誰に目にもわかりやすいでしょう。

トイレに行ったり、短時間であれば外に出たとしても安心できます。

しかし、この順番カードの存在に気が付かない・・というケースもあります。

そういう場合、お客同士でトラブルに発展することも考えられるため、あえて順番カードを置かないという店舗もあるのです。

難しいですね・・。

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終わったのに不在のとき

すでに終わっているのに、その洗濯物の持ち主が店内にいなくて使いたくても使えないときは困りますね。

スタッフがいる場合は、洗濯物を出してくれるのですが無人の場合はそうもいきません。

この場合のルールも店舗ごとに違うので注意が必要です。

「終わった洗濯物を放置されますと出されることがあります」

このような内容の注意書きが掲示されていたり、「終了したので取り出しました」などと書かれたカードが置いてある場合は、利用者が取り出しても構わないのです。

え?赤の他人の洗濯物を

取り出してもいいの?

下着とか・・

ちょっと嫌だよね

普通に考えるとそうなのですが、終わったのにいつまでも放置されていると迷惑ですから仕方ないのでしょう。

他の人に洗濯物を触られたくないのであれば、終了時間前に店内に戻るのが原則なのではないでしょうか。

ただし、店舗によっては利用者の取り出しを禁止しているケースもあります。

基本的には禁止のルールを設けるのが、スタッフがいる店舗が多いのですが、無人の24時間コインランドリーも防犯のために禁止している場合もあるので、はじめて利用する場合はよく店内をチェックして注意事項を確認するようにしましょう。

終わったのに乾いてなかった

最後に、乾燥機を使い終わり、洗濯物を取り出したら厚手のものが乾いてなかった・・という事態になったときのルールです。

もしも他に順番を待っている人がいないのなら、追加で完全に乾かしても問題ありません。

しかし順番を待っている人がいる場合は、そのまま続けて乾燥機を使うのは遠慮した方が良いでしょう。

少し湿っているくらいなら自宅で自然乾燥させれば済むことです。

乾燥機で乾かす時間の目安は、4~5キロくらいで20~30分、6キロだと30~40分ほどです。

しかし乾きにくい厚手の衣類の場合は40分でも部分的に乾きにくいこともあるので、厚手のものが多い場合は時間を長めにセットした方が良いでしょう。

セットする時間が長くても、それはマナー違反ではありません。

待っている人がいるのに立て続けに使うよりも、しっかり乾くようにセットした方が安心ですね。

まとめ

コインランドリーは、明るい雰囲気で安心して使える店舗も増えていますが、深夜でも無人営業している店舗を利用する場合はマナーやルールが通用しないことも考えられます。

危険なことに巻き込まれないように、安全に利用できる場所と時間を考えることもお忘れなく。

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