年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みなど、大型連休明けの職場には、おみやげが集まりますよね。
毎年のように帰省する人は、その土地の名産品を職場の人たちも心待ちにしていることもあります。
和やかな光景ですが、職場用のお土産を毎回のように買わなければいけないのは、ちょっと負担を感じる人もいるのではないでしょうか。
職場には帰省しない人、旅行に行かない人もいます。
たまたま実家が遠くにあるとか、旅行するのが好きな人ばかりがお土産を買うのは何となく不公平な感じもします。
みんな同じタイミングで休む時の帰省や旅行は、お土産は必要ないのではないかという意見もあります。
ということは、みんなが仕事している時に休暇を使って旅行する場合のお土産は?
休暇をとることで他の人にしわ寄せがいってるから、お礼の気持ちでお土産を準備するというのが社会人の常識だと言われたりするらしいよ
でもさ、休暇を使うのは別にみんな平等の権利なんだから、お礼なんて必要なくない?
と、人それぞれの意見が混在するのが職場です。
正しいルールがハッキリしていないと、とても迷います。
社会人になって間もないと、そういう職場の慣例のようなことに戸惑うのではないでしょうか。
職場のお土産習慣について、考えてみました。
職場でのお土産のルーツ
職場にお土産を持参するようになった起源を調べてみましたが、ハッキリわかりませんでした。
可能性として考えられるのは、
・結婚した社員が新婚旅行のお土産を持参した
・海外出張などの餞別へのお礼
このようなことが職場のお土産習慣のきっかけと考えられます。
職場のお土産は常識なのか
職場のお土産は、社員たちにとって負担になるため、禁止している会社もあります。
昔はあったけど、今は廃止というケースも増えているようですね。
では、職場にお土産禁止のルールがない場合は、やはり必要なのか・・・。
それはその職場の状況を見て判断するしかありません。
もしもお土産を持参するのが常識だと考える人が多数派であれば、持参するのは無難だと思います。
もちろん義務でも強制でもないので、自分が決めればいいことです。
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みなど、職場全体が休業になる期間を使った帰省や旅行は、自分の意思でお土産をやめても問題ないと思います。
今まで必ずお土産を持参してきた人が、いきなりやめてしまうと目立つので、お土産の規模を小さくして、徐々にやめていく方法であれば、いつの間にか誰も何も言わなくなるのではないでしょうか。
ただし、繁忙期や人手不足の期間に休暇を使って旅行する場合や、同僚たちから餞別を受け取った場合はお土産を持参するのがマナーだと言われています。
職場の人たちにお礼の気持ちを伝えたいと思ったのなら、それをお土産というカタチに変えればいいわけなので、自分の気持ち次第ですね。
お土産を買わない方法
職場へのお土産が負担だと感じている人は、お土産を不要にする方法を考えてみましょう。
自分の立場が悪くなったり、居心地が悪くなって仕事がやりにくくなるのも損なので、上手くお土産の負担をなくせる方法を考えることがポイントです。
休暇の理由を言わない
有給休暇を使って旅行する場合でも、本来は休暇の申請に理由は必要ありません。
休暇届に理由を記載するように義務付けているのは、正しい方法ではないのです。
とは言え、休暇の申請を上司に提出する時に口頭で伝えなければいけないケースも多いでしょう。
「休みをとってどこか旅行でもするの?」と上司に質問されれば、無視するわけにもいきません。
そういう場合は「私用」とだけ答えれば問題ありません。
もしもそれ以上に聞き出そういう雰囲気が感じられたら、「家庭の事情」と答えておきましょう。
家庭の事情は色んなケースが考えられるので、想像するだけではわかりません。
詮索して聞き出しにくいので、オールマイティーに使えると思います。
休み中の予定を言わない
同僚たちから「休みはどこか行くの?」「連休の予定はあるの?」というようなことを聞かれた時に、帰省や旅行が決まっていても「まだわからない」と濁します。
「行かない」と言ってしまうと、もしも口が滑った時に嘘をついた結果になてつぃまいます。
「まだ予定は決めていない」と曖昧にしておけば、お土産がなくても構わないでしょう。
休暇をとって休む場合でも、「予定があるわけじゃないけど、少し休んでリフレッシュする」など、どこかに出かけることをわざわざ伝えなければ、お土産の負担からは解放されるはずです。
SNSにあげない
職場の人たちには、休暇を使って旅行することを秘密にしていたのに、SNSにあげてしまったことでバレるケースもあります。
自分のSNSは職場の人にバレていないと思っているかも知れませんが、公開している以上はバレる可能性もありますよね。
せっかく旅行先での素敵なシーンをSNSにアップして、高評価をもらいたいと思っていたのに・・と残念な気持ちになるかも知れません。
べつに悪いことではないので、隠す必要はありませんから、自分が割り切れるかどうかではないでしょうか。
「○○に旅行するの」と言わずに休暇をとったのなら、嘘をついているわけではないので後ろめたさを感じる必要もないので、何か陰口を言われたとしても気にしないという強い気持ちでいられるのなら、気にせずアップしてもいいと思います。
個別のお土産には注意
職場へのお土産は、人数が多ければかなり負担が大きくなります。
それが負担になって社員を悩ませるのを防ぐために、お土産禁止のルールを作るケースが増えているのだと思います。
でも、個別にお土産を渡したいこともありますよね。
同僚の中でもとくに仲が良いとか、お世話になっている先輩などには、個別にお土産を渡したくなります。
ですが、会社のルールでお土産禁止になっている場合は、個別に渡す場所を選ばないと問題が大きくなるかも知れません。
会社の中で渡すのは、リスクが高いので、終業後の社外で渡すようにしましょう。
誰が見ているのかわからないですから、お土産だけで妙な誤解や噂のタネにしないように気を付けたいですね。
まとめ
会社でお土産を配る習慣は、じつは迷惑に感じている人もいます。
お土産は甘いお菓子などが多いため、苦手な人もいるからです。
食べられなくて家に持ち帰って廃棄しているという人も少なくありません。
食品ロスにつながる悪習慣になってしまいます。
ただ意味もなく慣習として続いているのなら、見直しが必要ではないでしょうか。