この頃、昭和レトロが若い世代のブームになっているようですね。
80年代の歌謡曲をカラオケで10代が選曲するとか・・。
昔流行ったものが、またブームになるのは、ずっと繰り返させれているのかも知れません。
でも、さすがに令和の時代になってから固定電話やポケベルを使い始める人はいませんよね。
携帯電話の普及率がどんどん高くなり、この10年でスマホ普及率は上昇し続けました。
固定電話やポケベルは、古いドラマや映画の中で見かける物でしかないでしょう。
ですが、固定電話を使う機会がなくなってしまうと、電話のマナーを身につける機会がなくなります。
たとえば電話できる常識的な時間帯は何時から何時までなのかとか?
携帯電話だと、あまり考えなくなっちゃうかも知れない
時間帯だけじゃなく、話し方のマナーも知らない人が増えているみたいですよ。
社会人になってから、はじめて電話の話し方やマナーを知る人が多くなっているのですよ。
電話は1人1台のツールになったことで、マナーが消滅しつつあるわけです。
友達同士、恋人同士ではあまり考えないことかも知れませんが、親しき中にも礼儀ありと言われるので、基本的なマナーやルールはおぼえておきたいですね。
今回は、ビジネスではなく、プライベートの電話についてまとめてみました。
一般家庭にかける時間帯
一般家庭の固定電話にかける場合ですが、9時~20時までが常識的な時間だと言われています。
もちろん、相手の家庭事情がわかっているのなら、一番迷惑にならない時間帯を選ばなければいけません。
朝の時間
朝9時以降であればOKだと言っても、小さなお子さんがいる家庭では、幼稚園や学校に送り出してバタバタとしている時間帯かも知れません。
お仕事に出かけないのがわかっているのなら、10時頃まで待った方が良いですよね。
相手のお宅の生活状況がわかっている場合は、一般的な時間帯に捉われずに一番迷惑にならない時間に電話すれば間違いありません。
午前中の10時までに電話する場合は、
「朝早くから恐れ入ります」
夜の時間
急用がある場合
早朝や深夜など、緊急性の高い用件があって電話する場合は、固定電話でも携帯電話でも同じです。
たとえば訃報とか、事故などの緊急事態の連絡などは、常識から外れた時間でも電話しなければいけないときもあります。
常識では考えられない時間に電話が鳴りだせば、固定電話でも携帯電話でも受ける側は「何か緊急事態かも」と心構えをするでしょう。
ただ、固定電話の場合は相手が誰なのかすぐに確認できないので、驚かせてしまいます。
もしも深夜や早朝にどうしても連絡しなければいけない場合は、できる限り携帯電話が良いと思います。
もしも着信音が鳴らないような設定になっている場合でも、まず携帯に着信があって固定電話にかけたという履歴が残った方が良いからです。
生活スタイルで考える
常識的な時間に電話したつもりでも、相手の生活スタイルによっては迷惑になることがあります。
たとえば夜間に働いている人にとって、9時から18時は睡眠時間かも知れません。
その時間に電話が鳴り響けば、かなり迷惑ですよね。
もちろん、夜勤とは知らずに電話しているので、仕方ないのですが、そういうこともあるので電話は気を使わなければいけないのでしょう。
しつこく呼び出し音を鳴らし続けないようにしなければ、迷惑をかけることも考えられます。
固定電話でも携帯電話でも、5~6回までに応答がなければ、電話に出られないと思っておきましょう。
「今大丈夫?」は正しいのか
電話をかける時に、かなりの割合で使われているのが
「今話しても大丈夫?」
「今電話してよかった?」
など、話しができるかどうかの確認です。
これは、携帯電話にかける場合は必要だと思います。
相手がどこにいるのかわからないからです。
着信に応答したとしても、話ができるかどうかわかりませんから。
固定電話にかける場合は、用件だけを伝えて終わらせられるのなら、わざわざ「今大丈夫ですか?」と確認する必要はありません。
ただ、長くなるような内容であれば、相手の都合を確認しなければいけないので「今お話しできますか?」というのは必要だと思います。
まとめ
電話をかける時間帯は、昔も今も常識的に9時~20時というのは変わりまりません。
携帯電話にかけるのが当たり前になったことで、相手の家族に取り次いでもらうようなことがなくなってきたので、常識的な時間は忘れがちです。
電話マナーの基本として、時間帯だけは頭に入れておきましょう。