玄関ドアやインターフォンの横などに【勧誘セールスお断り】のステッカーを貼っているお宅がありますよね。
これは訪問販売などの業者に対するものです。
ちなみに、我が家も貼っています。
ですが、ハッキリいってほとんど効果はありません。
うちではカメラ付きのインターフォンを使っているので、チャイムを押した人の姿を確認することができます。
「見えなかった」という言い逃れを防ぐため、インターフォンのすぐ隣にステッカーを貼っていますが、関係なくチャイムは鳴ります。
カメラで人物を確認して、宅配などの業者さん以外は一切応答しないようにしています。
時間の無駄なので・・。
セールスしている人のためにも、ステッカーを貼って意思を伝えているのに、無視されるのは怒りなんですよね。
【勧誘セールスお断り】なんて意味ないんだね
でも、無視するなんて礼儀も常識もない人だから怖い
そもそも、法的な問題はどうなんだろう
今回は【勧誘セールスお断り】のステッカーを無視する業者を、取り締まるようなルールはあるのか、調べてみました。
【勧誘セールスお断り】ステッカーの目的
【勧誘セールスお断り】のステッカーを貼る目的は、
強引な業者に会いたくない
むやみにチャイムを鳴らして欲しくない
外壁の塗装
屋根の補修
リフォーム
リサイクル買取業者
宗教勧誘etc・・
【勧誘セールスお断り】を無視する行為
【勧誘セールスお断り】というステッカーは、勧誘や売り込みのための訪問を断るという意思表示です。
それなのに、ステッカーを無視して平然とチャイムを鳴らす業者に対して、何か規制するような法があるののでしょうか。
完全に迷惑行為だと思うのです。
しかしながら、【勧誘セールスお断り】のステッカーを無視しても、すぐに取り締まれるようなルールはないのです。
こちらが招いたわけでもないのに、勝手に訪問する営業方法のことを、不招請勧誘といいますが、昔から押し売りのような悪徳な商売の原因になるのに、ハッキリとした規制法がないのですよ。
ただし、自治体によっては迷惑行為に対する条例に不招請勧誘の規制が存在するところもあります。
【勧誘セールスお断り】の意思表示を無視する業者に対しては、自治体の条例を確認してみるといいですね。
訪問セールス業者からの視点
【勧誘セールスお断り】のステッカーを貼っている当事者ですが、この意思表示に意味があまりないことも理解しています。
その理由は、アポなし訪問をしながらセールスをする営業の仕事を経験した人ならわかるでしょう。
私自身も経験があるので、効果はほとんどないと思いつつ、気休め程度で貼っています。
そもそも、営業の世界では【勧誘セールスお断り】のステッカーがある家ほど狙いやすいと言われています。
理由は、競争相手が少ないということもありますが、何より「断れない性格の人」だと自ら言っているようなものだからです。
営業のノウハウを書いた実用書などには、必ずと言っていいほど書かれていました。
営業の研修を受けるときも、「セールスお断り」は必ず訪問するように言われたものです。
今の我が家は、家族が夜勤の期間があるため、チャイムを鳴らされる回数を減らしたいという目的で貼っているのですが、断ることが苦手だから貼っていると教わるのです。
直接顔を合わせてしまうと、はっきり「結構です」と断れないので、顔を合わせなくても済むように、ステッカーで予防線を張っている人も確かにいるのでしょうね。
勧誘セールスの撃退法
【勧誘セールスお断り】のステッカーを無視する業者は完無視していますが、あまりにもしつこくチャイムを鳴らされた場合は対応します。
もちろん、インターフォン越しです。
カメラ付きのインターフォンなら、相手の様子も見えるので、明らかに無視すべき胡散臭い業者には居留守が一番です。
対応する時のやりとりとしては「そこに書いてある文字が読めませんか?」と伝えると、大半は引きさがります。
それでも食い下がってくる業者の常套句は「お知らせしたいことがあります」です。
勧誘やセールスではなく、「あなたに役立つ情報をお知らせしたいだけですよ」というニュアンスなのです。
そういう相手には「必要ありません」と言って応答終了します。
チラシなどをポストに入れて帰る業者もいますが、ほとんどは何も入れずに去っていきます。
無駄な時間を費やす必要はないので、相手にしないのが最善策です。
また、インターフォンに録画機能があれば、しつこくチャイムを鳴らしたことを記録できます。
自治体の迷惑条例に不招請勧誘の規制があるのなら、記録を残すようにすると証拠になるのでおすすめです。
【チラシ投函お断り】の効果
カメラ付きインターフォンや玄関先の防犯カメラなどの効果もあって、不招請勧誘は随分と少なくなっている地域もあります。
共働き家庭が増えているので、日中は留守のお宅が多いことも影響しているのでしょう。
ですが、ポストへ入れられるチラシは増えています。
営業方法として、どれほどの効果があるのかわかりませんが、大量に投函されるので困っている方もいると思います。
【勧誘セールスお断り】のステッカーとともに【チラシお断り】もよく見かけるようになりました。
【チラシお断り】の場合も無視されることが多いのですが、ある文言を付け加えると、ほとんど入らなくなるというワザがあります。
テレビでも紹介していたのでご存知の方もいるでしょう。
【チラシお断り】に「無断で投函されたら着払いで送り返します」と書いておくと効果テキメンです。
大量のチラシにお困りの方は、ぜひ試してみてください。
まとめ
【勧誘セールスお断り】のステッカーを貼っているのに、なぜかセールスが頻繁にやってくるのにお困りの方は、カメラ付きインターフォンの録画機能を使ってみましょう。
録画されるかも知れないと思うと、無視できなくなる人もいます。
アポなし訪問の営業をしている人の中には、図太く無神経な人間もたくさんいますが、本当は気の小さい人間の方が多いと思います。
防犯カメラを使うのも効果的な方法ではありますが、インターフォンをカメラ付きに変えるだけでも安心できるのではないでしょうか。