個人が私書箱を利用する目的とは?そもそも誰でも使えるシステム?

不思議なルール

私書箱を使っている人が身近にいますか?

私書箱ってどう使うものなのかわからない

どこにあるの?

聞いたことはあるけど、じつは私書箱ってどういう使い方をするものなのか、知らない人が多いのではないでしょうか。

個人が私書箱を使う目的とはいったい何なのか、ちょっと気になる出来事があったので調べてみることにしました。

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私書箱とは

私書箱というのは、郵便局の中にある専用の郵便受取箱のことです。

郵便局内の私書箱の設置場所は、ATMの隣だったり色々です。

小さなロッカーのようなものに、番号がふってあります。

郵便局の規模によって、私書箱の数も違うと思いますが、わりと小さめな郵便局でも20個くらいは設置されています。

私書箱を今まで見たことがないという方は、郵便局に行った時にぐるっと見渡してみてください。

簡易郵便局のような小さなところには設置されていないので、見つからないこともあるかも知れません。

夜間の窓口が設置されているような郵便局であれば、見つけられると思います。

郵便局の私書箱は、銀行の中にある貸金庫と同じようなイメージを持っている人もいますが、わざわざ一般の人が出入りできないような場所には設置されていません。

また、郵便私書箱は無料で使用できるので、その点も貸金庫とは違います。

貴重品などを保管するためではなく、あくまでも郵便受取専用の箱なので、わざわざ人目につかないところに隠しておく必要はないわけです。

私書箱を使う条件

郵便私書箱は、誰でも無料で使えます。

ただし、無料で使える便利なものなので、空きはなかなかありません。

空きがあれば誰でも申し込むはできます。

条件はいくつかあります。

郵便局のホームページで確認してみると、以下のような条件が提示したありました。

・おおむね毎日、郵便物等の配達を受ける方
・私書箱を六か月以上使用する方
・郵便物を遅延なく受け取ることができる方

この条件を見るとわかりますが、短い期間ではなく長く使用することが条件になっているため、空きが出にくいようです。

また、私書箱の郵便物を取りに行く間隔が長くならないようにしなければいけないので、自宅や勤務先所在地の近くなどの郵便局じゃないと、使いにくいのでしょう。

大量に郵便物が届く場合は、毎日のように受け取りに出向く必要があるので、便利なのか不便なのかよくわからないサービスです。

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私書箱を使う目的とは

私書箱は、芸能事務所がファンレターの受取に使ったり、懸賞やアンケートなどでハガキが大量に届く場合などに企業が宛先として使ったりすることがあります。

最近では、一般人がYouTubeやInstagramなどのSNSで有名になることも多くなっています。

芸能人のようにファンができると、プレゼントやファンレターを送りたがる人もいるようです。

個人宅を公表するのも怖いことなので、私書箱を宛先にしているインフルエンサーもいました。

私書箱は○○郵便局私書箱○○号というような宛先になるので、個人の住所を知られるこもはありません。

私書箱を使う目的としては、自宅の住所を知らせずに郵便物を受け取るためでもあるのです。

他にも、家族に知られたくない郵便物を受け取るための目的で使用する人もいるでしょう。

一般の人が仕事に関係のない目的で私書箱を使うケースは、少ないのではないでしょうか。

郵便私書箱と私設私書箱

郵便私書箱は、無料で使用できるのが最大の魅力です。

無数にあるわけではないので、自分が利用したい郵便局に私書箱の空きがたまたまあるなんてことは、滅多にないのが現実です。

広範囲に探せば見つかる可能性もありますが、郵便物を受け取りに行くことを考えると、利便性の悪い場所では困ります。

そこで私設私書箱というサービスが便利に使われています。

私設私書箱とは、民間が展開しているサービスです。

郵便私書箱とは違い有料なので、その点で比較すると劣るかも知れませんね。

フリーランスの方や法人が使うケースが多いようですが、個人でももちろん利用できます。

料金はバラバラですが、郵便私書箱のように自分で取りに行かなくても、転送サービスが付帯されている私設私書箱もあります。

マメに取りに行けないのであれば、料金は発生するとしても私設私書箱の方が便利ですね。

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私書箱が原因で家庭内トラブル

誰でも条件さえ満たしていれば、無料で使える郵便私書箱を巡って、ある家庭でトラブルが起こったという事例をご紹介します。

それは、夫が郵便私書箱を家族に秘密にして使っていたことが発端でした。

自宅から徒歩10分ほどの郵便局の私書箱を使っていた夫は、仕事帰りに私書箱の郵便物を受け取りに立ち寄った時に妻に出くわしてしまったのです。

妻は留守中に届いた書留を受け取りに来ていたのです。

夫がイソイソと私書箱の郵便物をカバンに入れて出ていく様子を見て、何か隠し事をしていると思った妻は帰宅後に詰め寄ります。

夫が私書箱を使っている理由は、家族には話していない副業をしていたからです。

業務委託という形態の副業のため、契約書などが郵送されることを考えて、たまたま私書箱が空いていたので家族には秘密のままスタートできたのでしょう。

勤務先が副業OKになったので、家族に秘密にする必要もないと思いますが、副業が成功しなかった時のことを考えると、話し難かったというわけです。

稼げない副業なんて意味がないと言われるのがコワかったのでしょうね。

そういう理由で私書箱を使う場合は、郵便を取りに行く際に目撃されることを想定しないといけません。

私書箱が人目に付かない場所にあるとは限らないのですから。

まとめ

私書箱というものを知っていても、実際に私書箱を使ったことがない人の方が圧倒的に多いはずです。

身近なものではないので、すごくハードルが高そうに感じますが、意外と誰でも使えるサービスでした。

自宅までわざわざ配達してくれる郵便物なのに、なぜわざわざ自分で取りに行くなんてメンドクサイことをするのか理解できない部分もあります。

不特定多数の人に自宅の住所を知られたくないという気持ちはわかるので、そういう事態になった時には私書箱という便利なサービスを思い出しましょう。

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