校則で傘の色を黒か紺に決められる!交通安全の観点では問題ない?

学校・職場

今日は朝から雨が降り続いています。

昼間なのに薄暗くて、車を運転していると視界の悪さから慎重になります。

薄暗い雨の日に、中高生が黒や紺の傘をさして歩いているのを見ると、「危ないな」と思ってしまうのは私だけでしょうか。

中高生になると、部活などで下校時間は日没以降になることもあります。

暗い夜道でしかも雨。

黒っぽい制服を着た中高生が、黒や紺の傘をさして歩くのは、とても危険です。

しかし、現実には傘の色は黒か紺と校則で定めているケースは少なくありません。

筆者の母校もそうでしたが、今も同じでした。

なぜ傘の色を黒か紺に統一させようとするのか、その理由について考えてみました。

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傘の色を黒か紺に指定する理由

小学校では、児童が使う傘の色を黒や紺に指定することは滅多にありません。

それは目立つ色の方が安全だからです。

新一年生はランドセルに黄色のカバーを付けることがありますが、あれも目立つ色を身につけることで車を運転するドライバーに存在をアピールできるからなんですよね。

それなのに中学になると急に傘の色に厳しくなるのは、どんな理由があるのでしょう。

元教員の話などからまとめてみました。

中高生らしくない

傘の色を黒か紺に指定する理由は「中学生らしくない」「高校生らしくない」という耳にタコができるような言葉で返す教師がほとんどです。

この理由を聞いて「ああ、それなら納得できるわ」という中高生がどれほどいるでしょうね。

まあ、きちんと説明できない理由で校則を決めているのがよくわかります。

華美な競争になる

カラフルな色やデザインの傘を許可してしまうと、生徒同士で競争し合う恐れがあるため、黒か紺の無地に指定しているというという理由を教師から言われた人もいます。

ですが、そうであるなら明るい色でも無地で余計な装飾のない傘なら問題ないはずです。

雨の日にしか使わない傘ですし、明るい色でもシンプルなデザインなら華美を競う要因にはなりにくいと思います。

盗難の恐れがある

傘のデザインを自由にしてしまうと、高価な傘や珍しいデザインの傘などが盗まれる危険性があるという理由も聞きました。

ですが、黒や紺の無地の傘と、目立つデザインの傘では、どちらが盗難に遭いやすいでしょうね。

どう考えても、見分けがつきにくい黒や紺の無地傘でしょう。

根本的に、黒や紺の傘に指定する理由を理解できていない教師が説明するので、矛盾が生じるのではないでしょうか。

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交通安全上の問題

今回の傘の色問題は、各地で色々話題になっています。

交通安全上の問題から考えて、黒や紺の制服を着た中高生が薄暗い雨の日に黒や紺の傘をさして歩くことがどれほど危険なのか、声を上げている人たちが増えているからです。

もしも黒や紺の傘に指定するのなら、安全上の問題をクリアするための検証が必要です。

明るい色の傘と暗い色の傘とでは、ドライバーの目にどう見えるのか、比較してから考えて欲しいものです。

車を運転する人であれば、考える余地もなく、その危険性はわかりますよね。

本当に学生のことを考えているのなら、校則の見直しを迅速にするべきではないでしょうか。

まとめ

全国各地の学校で、傘の指定がなくなり、自由に選べるようになっています。

フリルなどの装飾など、一部の規定はあるとしても、色が自由に選べるだけでも全然違いますよね。

もしもあなたの地域の学校では、まだ黒や紺の傘をしているようであれば、自治体などに相談してみるのも、1つの方法かも知れませんよ。

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