今回は親に内緒で中高生が銀行口座を開設することができるのかという疑問について。
子供でも自分名義の銀行口座を持っているのは、別に珍しいことじゃありませんよね。
それは子供名義の銀行口座を親や祖父母が代理になって開設したからです。
親が作った銀行口座をずっと使い続けている人も、意外と多いのではないでしょうか。
ですが、中高生にもなれば銀行口座も1つだけでは不便に感じることもあるかもしれません。
そんなとき、中高生が親の同意を得ずに銀行口座を開設することができるのでしょうか。
できないと思います
高校生ならOKでは?
う~ん、親の同意は成人するまで?
中高生の銀行口座開設について調べてみましょう。
中高生の銀行口座について
親が作って管理していた銀行口座ではなく、自分が開設した口座が欲しいと中高生が考えた場合ですが、中学生、高校生ではなく年齢が重要です。
金融機関によって、詳細な決まりは多少違いますが、15歳以上であれば本人が銀行の窓口に出向いて口座開設することができます。
15歳以上であれば、親などの保護者同意の必要もないのです。
え?同意もいらない?
ほんとに?
おどろくかも知れませんが、多くの銀行では15歳以上の口座開設に保護者の同意を求めていないのです。
本人確認できるものが必要だったり、印鑑が必要なのは大人と同じです。
それらが用意できるのであれば、15歳以上なら中高生でも口座は開設できるのですよ。
親に内緒で口座開設はできるのか
15歳以上であれば、親の同意なく銀行口座が開設できるとしても「親に内緒」というのは難しいのかも知れません。
まず、口座開設に必要な本人確認のための証明書を自分自身で管理している中高生は少ないでしょう。
高校生の場合は原付や二輪の免許を取得できるので、その場合は準備できますね。
パスポートや健康保険証を自分で管理しているのであれば、口座開設は可能です。
ですが、親に内緒にできるか・・となると難しいのです。
銀行口座を開設すると、郵便物が自宅に届く可能性が高いからです。
ネット銀行の場合は手続きのために郵便物は必須です。
ネット銀行には通帳はありませんが、キャッシュカードはあります。
キャッシュカードは書留や本人限定受取の場合もあります。
そのカードは郵便で届くため、家族に見つからないように郵便物を受け取るのは難しいのではないでしょうか。
生徒手帳や学生証の扱い
銀行や信用金庫などの金融機関で口座開設する時に必要な身分証明書として、生徒手帳や学生証は使えるのかという疑問も調べてみました。
結論としては、本人確認証明書としては使えないケースがほとんどです。
顔写真入り、生年月日、現住所が記載されていて、国公立の学校が発行する学生証だとしても、1点だけでは本人確認書類として認めない金融機関が大半です。
それぞれに多少の違いはあるようです。
たとえば、顔写真、生年月日、現住所が記載されている学生証と住民票のコピーを合わせて提出すれば口座開設できる銀行のあるので、統一されたルールというわけではないのですね。
まとめ
中高生がなぜ親に内緒で銀行口座を開きたいのか・・という疑問については、色んな意見があるでしょうが、それはここでは問題にしません。
中高生でも利用できるメルカリなどのフリマもあります。
また、アルバイトを認めている学校もありますから、自分でお金の管理をしたいと考えるのは別に怪しいことではありません。
ですが、現在のところ家族にバレずに銀行口座を開設するのは、かなりハードルが高いと思われます。