縁故入社、いわゆるコネですね。
コネクションを使って、有利に就職できるのが縁故入社です。
うらやましいよね
そうかなぁ
同僚とかに嫌われそう
ああ、それはあるかも
秘密にすればいいじゃん
そう思うのですが、縁故入社を秘密にするのは不可能に近いとも言われます。
なぜ縁故入社は秘密にできないのか、その理由を考えてみましょう。
縁故入社の方法
縁故入社とは、知人、先輩、親類など、何等かの人間関係を使って就職を有利にすすめることです。
方法としては、一般の入社試験、面接などを受けた上で採用されるパターンと、入社試験や面接を受けることなく採用されるケースがあります。
後者だった場合、入社希望者が多数の大企業じゃない限り、他の新入社員にバレてしまいますよね。
前者だった場合は、縁故入社ということはすぐにバレることはないでしょう。
ですが、入社してしばらくすると、次第に社内には「あの人コネ入社だって」とウワサが広まるのです。
自分で縁故入社だと言わなくても、社内で秘密にできないのは明確な理由があるのです。
縁故入社がバレる理由
縁故入社は、採用する側にとって何のメリットもなければ成立しません。
知り合いの紹介だから、身元がちゃんとわかるから安心して採用できるという程度の縁故入社もあるかも知れません。
しかし逆に考えると、知り合いの紹介だから安心して採用したものの、仕事ぶりが不真面目で辞めて欲しいと思っても、縁故入社だから言えないということにもなります。
つまり、縁故入社を引き受けるのは相当なリスクも覚悟のうえでもメリットがあるからなのです。
たとえば、採用担当者にとって、その縁故入社を引き受けるのは経営者などの意向を忖度するからでしょうから、その縁故入社を自分の評価として反映させます。
それはつまり、縁故入社した社員と自分との関係を社内にアピールしたくなるのです。
縁故入社した本人としては、他の同僚たちとの関係を考えて秘密にしたとしても、他から広まるのは時間の問題なのです。
リファラル採用との違い
この頃は、縁故入社ではなくリファラル入社と呼ばれるコネ入社があります。
リファラル入社とは、取引先などの関係企業からの推薦や紹介から採用されます。
縁故入社と大差ないように思われますが、縁故入社は個人レベルの人間関係が多いのに対して、リファラル入社は企業が主導します。
つまり、企業間の関係性やメリットが重視されますから、リファラル入社の場合は個人レベルのコネとは違ってオープンにされることが多いのです。
縁故入社がバレた場合
縁故入社が周囲にバレると、同僚たちとのコミュニケーションがうまくできなくなったり、社内で居心地が悪くなるなどの支障が出る場合があります。
正社員として雇用されるのが簡単ではなくなっているので、縁故入社への風当たりはさらに強くなっているのではないでしょうか。
ですが、就職は入学試験ではありません。
縁故を駆使するのは、何も後ろめたいことではないのです。
あえて秘密にしようとしても、結果的にバレてしまうのでれば開き直るしかありません。
縁故だから仕事ができなくても優遇されると思われないように、人一倍努力しなければいけないかも知れませんね。
ですが、それが自分のためになるのですから、縁故入社も悪くないのではないでしょうか。
まとめ
世界的に有名な企業への就職が縁故によってサクッと決まったケースを知っています。
その後、社内でどのような立ち振る舞いをしたのかまで見ていませんが、本人の努力が認められなければ縁故入社した本人の立場も厳しいものでしょう。
ラクに就職できるからラッキー!なんてお気楽に考えられる人はそれほど多くないと思うので、周りが思うほど縁故入社は羨ましくないのでは。