手荒れ防止のために、ハンドクリームを塗る人は多いですよね。
そのハンドクリームを爪に塗ると、少しの間だけ爪がピカピカに輝きます。
これは、ハンドクリームに含まれる油分がワックスの効果を発揮するからです。
ですが、その効果も一瞬です。
しかし、爪の表面を磨くと、ピカピカの光沢がずっとキープできます。
磨きたては、まるでクリアのマニュキュアを塗ったみたいに、ピカピカ状態です。
爪磨きは100円ショップでも売っていますから、中高生でも手軽に爪の手入れができます。
ところが、爪磨きだけしかしていないのに「マニュキュアを塗っている」と言われてしまうケースが多数あるようです。
爪の手入れは校則違反なのか、考えてみましょう。
爪に関する校則
爪に関する校則には、マニュキュアなどで装飾することを禁じるのと、長さを整えることなどがあります。
カラフルな色のマニュキュアを塗るのは、学生側もさすがに堂々と破る気にはならないでしょう。
爪の長さまで校則に定めるのは珍しいケースですが、怪我の防止のために長さを整えるように指導するケースはあります。
基本的には、爪を装飾しないことが校則として定められていると思います。
透明のマニュキュアでも、輝かせる目的で塗るわけですから、装飾と判断されるのは仕方ないのかも知れません。
そこが爪磨きも校則違反になるのかどうか・・という微妙な問題になってしまうのです。
事項で爪磨きに関する校則の事例をご紹介します。
爪磨きは校則違反になるのか
爪磨きとは、ヤスリを使って爪の表面の凸凹を滑らかにするネイルケアの一種です。
爪磨きをすると、爪の表面に出た筋や凹みが消えます。
表面が滑らかになると、光を反射して輝くのです。
色を付けているわけじゃないので、ただ爪の表面を滑らかにしただけです。
爪の長さを整えたり、ささくれができないようにクリームを塗ったりするのとあまり変わらないと思ってやっている人も多いでしょう。
ですが、学校の教師から見ると「爪が光っているのはマニュキュアを塗っているからだ」と判断して注意されることもあるわけです・
そこで「マニュキュアじゃありません。ただ爪を磨いただけです」と釈明しても、聞き入れてもらえずに保護者まで注意されるというケースさえありました。
男性教師は爪磨きという手入れを知らない人もいるかも知れません。
ですが、女性教師なら知っていると思います。
それなのに女性教師から指摘されたケースの方が多いのです。
結論としては、校則に化粧禁止とあれば、マニュキュアも爪磨きも化粧に含むと考える学校が多いのです。
爪磨きに関しては、納得できずに教師に説明を求める生徒もいます。
しかし、結果的には学校側と争っても納得できる説明を聞くことはまず不可能です。
なぜなら、爪磨きをしてピカピカにするのは、勉強に必要のないことであり、外見を不必要に飾る行為と見なすからです。
ツヤの出るリップクリームや香り付きのハンドクリームなど、校則違反と思わずに使っていて、注意される事例があると聞きます。
それもこれも、教師がどう感じるのか・・に委ねられているのでトラブルになるわけです。
しかし、だからと言って事細かな規則を作ってもイタチごっこなので、学校側は解釈次第で禁止の幅を広げられるように校則を作っているのです。
爪磨きをしなければいけない特別な理由でもない限り、教師のさじ加減で校則違反にされてしまうのでしょうね。
爪磨きはそんなにツヤが出るのか
粗目のヤスリで表面の凸凹を擦っただけでは、それほどピカピカに輝きません。
つやを出すためには、細かいヤスリで仕上げをすると、ピカピカになります。
爪の表面を滑らかにするだけでも、多少のツヤが出るので、校則違反が気になるのならつや出しの仕上げを控えめにすれば不自然にピカピカしません。
もともと健康な人の爪の表面は、それほどボコボコしていませんから、軽く磨いただけでも健康的な輝きになると思います。
磨いた爪を戻す方法
爪磨きを校則違反だと思わずにしてしまい、学校で違反だと指摘されてしまった。
もしもマニュキュアなど、塗ったものであれば剥がせば元に戻ります。
しかし磨いて輝かせたものは、剥がしてとれるわけではありません。
この場合は、爪の表面の凸凹を滑らかにする時に使う粗目のヤスリでかるく擦るとツヤが消えます。
ただ、爪の厚さは約0.5㎜くらいです。
多少の個人差はありますが、女性は0.3㎜~0.6㎜ほどなので薄いのですよね。
爪磨きをしてそもそも薄くなっているので、ツヤを消すためにゴシゴシと擦り過ぎないように注意しましょう。
力を入れずに軽く表面のツヤだけが消えれば大丈夫です。
まとめ
最近は男性も爪のお手入れをする人が増えています。
とくに華美に飾るつもりもなく、ただ清潔感をアップさせるために爪磨きをする人がほとんどでしょう。
それでも校則違反と言われるケースが多発しているのですから、締め付けの教育はまだまだ変わりそうにないですね。