小学校の登下校は、徒歩の割合が高いと思います。
私立小学校に通っているとか、学校までの距離が遠い場合などは、公共交通機関を使ったり、スクールバスで登下校することになるでしょう。
公立の小学校の場合は、ほとんどは徒歩でしょう。
私自身も徒歩で登下校していました。
朝は近所の子たちと集団登校をするなど、学校によっては登下校のルールも様々だと思います。
ところが、最近その光景に変化が起こっているようです。
そう言えば、小学校の校門の前にお迎えの車がズラっと並んでいる様子をよく見るかも
それは、とくに行事があったわけでもないのに?
うん、平日の午後に小学校の前を通るとよく見かけるの
そうなんです。
この頃はそういう光景が各地で見られるようになりました。
そこには色んな理由があるのでしょうが、問題になっているケースもあるようです。
小学校の登下校の送迎について、どんな変化が起こっているのか調べてみました。
小学校の送迎について
公立の小中学校では、原則として保護者が自家用車で送迎するのは認めていません。
ただし、小学校ごとにルールは違います。
たとえば、以下のようなケースでは、保護者の送迎を認めることがあります。
・子供の怪我などで徒歩での登下校が困難な場合
・不審者情報などがあった場合
・学校の周辺で事件が起こった場合
・家庭の事情
送迎に関するトラブル
学校は児童生徒の送迎を禁止することはないので、理由があれば認めているケースがほとんどです。
しかし、送迎によるトラブルもあります。
・通学路を走行する危険
・校門周辺の路上駐停車
この2点がトラブルの原因です。
校門周辺の駐停車や通学路を走行することは、児童生徒が交通事故に巻き込まれるリスクが高くなります。
近隣住民からも苦情が出るなど、対応に苦慮している学校もあるのです。
また、集団登校をしている学校では、保護者の送迎が増えることで、集団登校が成り立たなくなることも考えられますね。
子供の人数が減っているので、集団登校の人数も減っているのです。
たとえば2人や3人など少ない人数で集団登校していると、連絡が行き届かなければ保護者の送迎によって低学年の子供が1人で登校したり、集合場所で待ち続けて遅刻するという事例もあります。
多くの問題が起きているとしても、保護者が自分の子供の安全のために送迎を希望しているとすれば、学校側としても禁止するわけにはいかないのではないでしょうか。
地域の見守りについて
朝の登校時には、保護者が交代制で子供たちを見守っているのを見かけます。
下校時には、地域のボランティアの方たちが横断歩道や交差点で子供たちの安全を見守るのを見かけます。
このような活動があるのに、なぜ送迎しなければいけないのか理解できないという声も見聞きします。
ですが、私が住んでいる地域では、保護者の送迎は増える一方です。
じつは数年前に、登校を見守るはずの保護者による痛ましい事件があったからです。
親としては、子供を守るためであれば、学校側に指導や近隣からの苦情などは耳に入らないのだと思います。
見守り活動をしている人を疑う気持ちはないとしても、やはり不安はぬぐい切れないのではないかと想像できます。
まとめ
もしも学校へ送り届けたい、または迎えに行きたい時には、必ず学校の定めているルールを確認することは重要だと思います。
いつもは子供だけで登校しているのに、急に自家用車で送ることになると、他に迷惑をかけるかも知れないのです。
いつも一緒に登校している子の保護者とは、そういう時のための連絡先くらいは交換しておくとお互いが困らないのではないでしょうか。