外食するときに、好き嫌いのある人はメニュー選びに苦労することがありますよね。
同じく、少食べきれる量なのかどうか心配になってしまい、お店選びに苦労することがあります。
食べきれなければ
残せばいいのでは?
残ったものは捨てるしかないよ
それってフードロスだよね
持ち帰ればいいのでは?
持ち帰り可能なメニューならいいけど、
できないものもあるよね
たしかに。
ラーメンのようなメニューは
持ち帰るのは難しい
普通の量が食べきれない少食の人は、注文するときに「量少なめで」とお願いすれば問題解決のような気がします。
残せば済む話ではない
ひと昔前であれば、外で食事するときに食べきれなければ残すことに罪悪感を持つ人はそれほどいなかったのかも知れません。
それほど飽食の国だったのでしょうね。
飲食店で働いた経験のある人ならわかると思いますが、食べきれなかった料理をパックに入れて持ち帰る人はごくわずかしかいなかったのです。
豊かであることに慣れてしまい、価値観がおかしくなっていたのだと思います。
しかしフードロスが社会問題となり、世界の人口増加による食糧難も問題視されるようになった今、さすがに「食べきれなければ残せばイイだけの話」と言える人は少なくなっています。
飲食店で残された食べ物は、廃棄されるわけです。
残せば済む話というのは、もう時代遅れなのですよね。
「少なめに」のお願い
飲食店のメニューは、1食分の量は定まっていますから、もしも食べきれる自信がないのであれば提供される前に「すくなめで」とお願いするのは構わないのか気になりますよね
お店の方たちの立場では、どう感じるのか。
長年飲食店で仕事をしてきた立場の筆者としては、とくに嫌な気持ちにもならないし、めんどくさいことでもないので問題なしと思います。
量を少なくして欲しいと言われた場合は、ライスや麺の量など、主食の量を減らして欲しいというオーダーが多いです。
八分目とか七分目など、微妙な調整をして欲しいと言われるとさすがに忙しい時間帯は困りますが、一人前の半分の量に減らすのであればさほど困ることもないでしょう。
ラーメンやうどんなど、麺類の場合は1玉で分けているため、半分にするのは難しいし、半端な麺が余ってしまうので迷惑だという意見もあります。
しかしながら、大盛は1.5玉なのでじつはさほど困ることはありません。
食べきれない人が残して廃棄するよりも、ずっとフードロスを減らせるのではないでしょうか。
見栄えの問題
飲食店側の意見として、量を減らして提供するのに困るのは、見た目の問題です。
メニューによって使用する食器が決まっていて、大盛にする時には専用の器を用意することもあります。
しかし少ない量にする場合の器を用意していないお店にとって、見栄えが悪くなるので避けたいという意見もあるわけです。
他のお客様の目にも触れるので、ためらうのではないでしょうか。
サイズを選べるメニュー
デカ盛りメニューは今だに話題になるので、人はやはり食べきれないくらいの量を安く提供されたりすると喜ぶのでしょうね。
しかしフードロスに本気で取り組まなければいけないと考える飲食店も増えています。
サイズを選べるメニュー展開をしてい飲食店も増えています。
外食するたびに、食べきれない量を無理して平らげているのであれば、自分に適した量を選べる飲食店を探してみてはいかがでしょう。
まとめ
決められた分量のメニューなのに、少なくして欲しいというお願いは、お店側に失礼だと考える人もいます。
もしも誰かと一緒に外食する場合、自分が少食で残すことへの罪悪感があることを先に説明しておくと良いかもしれません。
とくに目上の人がご馳走してくれる場合は、食べ物を残すことに対する価値観が合わないとイヤな気持ちになる人もいると思います。
自分の価値観を押し付けるのではなく、日ごろから伝わるようなコミュニケーションが必要ではないでしょうか。