正座をしても足がしびれない理由とは!コツがあるのかそれとも慣れ?

不思議なルール

長く正座することは、今は少なくなりました。

家の中でも椅子に腰かける生活が増えています。

正座をして足がしびれるのは、法事やお葬式などで慣れない正座をするときくらいでしょうか。

足がジンジンして、そのうち麻痺して感覚がなくなるので、しびれている時に立ち上がるとすごく危険です。

慣れない人の正座は、苦行のようなものですよね。

正座は10分が限界かな

子供のころから正座なんてほとんどしないから、3分でも無理

私は茶道と書道を習ってたから、わりと得意だよ

正座しても足があまりしびれない人もいるのですよね。

その違いは何なのでしょう。

正座に慣れているだけで、しびれなくなるとすれば、足がしびれるのは訓練次第で解消できることになります。

正座しても足がしびれないのは、どんなコツがあるのでしょうか。

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正座でしびれる理由

正座をすると、脚の血管が圧迫されるので、血液の流れが悪くなります。

さらに、神経も圧迫されるため、感覚が麻痺してしまうのです。

とくに体重を乗せる部分は、強い圧迫によってしびれやすいのです。

体重が重い人ほどしびれやすい傾向があるので、女性よりも男性の方が正座が苦手な人が多いようです。

足がしびれない正座のコツとは

正座をしても足がしびれない人は、座り方にコツがあるようです。

正座に慣れているからしびれないのではなく、正座をする機会が多いので、しびれない座り方を自然に身につけているのです。

足がしびれにくい正座の仕方を集めてみました。

お尻の位置

正座をすると、お尻を足の裏に乗せるような状態になります。

お尻が乗っているところには、かなり体重の負荷がかかるので、血液の流れが妨げられます。

そこで、体重の負荷を軽減するように、足の間にお尻を挟むような意識をすると、しびれにくくなります。

体重移動

足がしびれないように、左右にお尻をズラすようにすると、ひどいしびれを防げます。

ただ、あまり大きく体重移動させると、落ち着きのない人に見えてしまうので、人目に付かない場所やタイミングを見計らうことがポイントです。

お尻を浮かせる

正座をしているのに、お尻を浮かせてしまうのは大きな動きなので、目立ってしまいます。

しびれを防ぐための方法は、イメージで浮かせるということです。

上半身を少し前に傾けて、膝と足の甲に力を入れてお尻を浮かせるようなイメージを持ちます。

すると、足にのしかかっていた体重の負荷が少しだけ軽くなります。

その瞬間に血液が流れるので、感覚がなくなるようなひどいしびれを防ぐ効果があります。

あまり前傾姿勢になると目立つので、その匙加減は微妙です。

腹筋と背筋を使うような意識で浮かせるのがコツなのです。

足の指を曲げる

足がしびれた時に素早くしびれを解消するために、親指を引っ張ったり、曲げたりすると効果があると言われます。

足への血流を促進するからでしょう。

その効果を利用して、正座をしている間も親指を動かすとしびれを防げます。

ただし、後ろに人が座っていると、指をモゾモゾ動かしていると、恥ずかしいですよね。

足がしびれやすい人は、座る場所を選ぶことも大切なのでしょう。

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お坊さんはしびれないのか

お坊さんは、お葬式や法事などでお経をあげている間、ずっと正座しています。

しかも、お経が終わったあとは、すぐに立ち上がっているように見えます。

やはり日ごろから修行しているので、正座は慣れているのだと思います。

でも、お坊さんも足がしびれないわけではないのです。

体重が重い僧侶は、やはり30分以上の正座はかなり厳しいとか。

ですが、お坊さんが身につけている衣は、正座したときの足を隠すことができます。

そのおかげで、少しずつ足を動かして、立ち上がれないほどひどくしびれないように工夫しているのです。

お経の長さはわかっていりので、自分でしびれ対策をしながら調整できるのでスッと立ち上がれるというわけなんです。

また、葬儀や法事では、厚みのある座布団を使うことが多いですよね。

座布団の真ん中ではなく、少し前に座ることで、不自然に見えないくらいの前傾になれます。

そういう工夫をしながら、足のしびれ対策をしているのです。

修行をしているから、しびれも感じないというわけじゃなく、お坊さんも人間なので私たちと同じようにジンジンしているのでしょう。

足がしびれた時の対処法

足がしびれて感覚がなくなっている時は、まず足の親指を曲げたり伸ばしたりして、素早く血流を改善させます。

ただ、それができない状況では、立ち上がるまでに足首を動かします。

たとえば、正座から立ち上がる前に、少し足首を立てるだけでも違います。

くれぐれも感覚がなくなった状態で歩き出すのは危険なのでやめましょう。

足がしびれた状態で無理に歩いてしまうと、足首をねん挫したり、最悪のケースでは足の甲を骨折するような大けがを負うこともあるのですよ。

そこまでひどくしびれてしまわないように、しびれにくい正座の方法を試してみてください。

まとめ

正座をしても足がしびれない人は、しびれないために色々な方法を編み出しているようです。

自分なりのコツが見つかれば、あのジンジンしたしびれに悶絶することも少なくなるのではないでしょうか。

 

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