電話を使って話すことが苦手という人が若い世代に増えているそうです。
苦手を超えて、電話で話すのが怖いからスマホに着信があるだけでビクッとしてしまうという極端なことを言う人すらいます。
そんなに着信が怖いのに、なぜスマホを持っているのが不思議です。
SNSとか
ネット検索とか
音楽聞くためとか
いろいろあるでしょ
むしろ、
スマホは電話として使うのは
滅多ないですよ
電話すりより
LINE送った方が早い
携帯電話が通話メインからメールとなり、さらにスマホになったことで通話以外の用途で使う割合の方が高くなっているのは事実でしょう。
電話をしなくても、コミュニケーションはとれるし、連絡を取る方法としては文字で残すので確実です。
固定電話しかなかった昭和の時代とは様変わりをしているため、電話を使う機会が減るのは苦手意識を強くしてしまうのではないでしょうか。
一方では、メールやLINEで済みそうなことも電話を使いたがる人もまだまだいます。
そのギャップを埋めることは難しいかも知れませんが、双方の気持ちを推し量ることで理解し合えることもあるかも知れません。
電話が怖い理由
自宅の固定電話をほとんど使わない、外出先で公衆電話を使ったことがほとんどない。
若い人たちは、通話するという経験が少ないのです。
こちらからかけるのも、受けるのも、どちらも怖いようです。
理由は慣れていないのが一番大きいのでしょうが、もう少し詳しい理由を調べてみると、電話のマナーがネックになっていることがわかります。
正しい話し方
友達同士、家族は除き、電話で通話する相手によって話し方を変えなければいけないマナーがよくわからないから苦手になってしまうのです。
ざっくりと「敬語」と言われても、謙譲語と尊敬語の違いもあります(そんなのシニアでも知らない人はいますけどね)
例えば職場での電話対応で失敗してしまうと、それがトラウマのようになり、電話が苦手になることもあるのです。
就職した後に電話応対の研修を受けたとしても、相手が研修通りに会話してくれるとは限りません。
一度でも「正しい話し方も知らないのか!」なんて相手に怒られたりすると、電話が怖くなるのもわかりますね。
咄嗟の対応
前項からの延長ですが、電話対応は相手によって使う言葉を変えなければいけないとともに、対応は迅速にする必要があります。
カスタマー対応を求められたとき、わからないことを適当に答えるのはNGですから、きちんと調べて返答しないといけません。
その都度、確認をする時間が必要になると「わかる人に代わってちょうだい」などとイライラした口調で言われると萎縮してしまい、電話対応から逃げたくなるのではないでしょうか。
メールなどの文章での対応は、じっくり考えることもできるため
心の準備
プライベートでも、いきなりスマホに着信があるとビクッとする人もいます。
登録してある電話番号以外は着信しない設定にしている人も増えているのですが、登録してある相手でも「え?なに?」と着信があるだけでドキドキして緊張するという人もいるのです。
これは、日常的に通話をしなくなったため、着信があると「緊急事態」を連想させるからなのです。
滅多に電話しないのに「何かあったのか」と緊張するのでしょう。
また、相手がどんな状況なのかわからないのに、いきなり電話をするのをためらう人が増えています。
そのため、電話をする前に「今話しできますか?」などメッセージを予め送って相手の都合を確認するというのも増えているのではないでしょうか。
急に電話することが、緊張感を生んでしまうほど、通話という手段から遠のいているのです。
電話で済ませたい理由
ここからは、何かと電話で済ませたい理由について・・です。
電話で済ませたい大きな理由は「めんどくさい」からでしょう。
電話で話すことに抵抗を感じないのは、自宅の固定電話を使っていた世代だと思います。
メールやLINEを使えば簡単に済むことも、わざわざ電話するなんてなぜなのか?と若い世代は理解に苦しむでしょうが、どちらも「使い慣れている」ことが違うだけなのです。
電話で済ませれば、それで解決することも、メールやLINEを使ってしまうと余計にこじれることもあります。
しかしそれ以前に、文字を打つことや文字を読むことが億劫になってしまうのです。
老眼が始まったり、メールのやり取りをするほどのことじゃないなど、理由に多少の違いはあるとしても、「○○だからめんどくさい」の「○○」にはそれぞれ違うことが入れたくなるでしょう。
でも基本には電話で話せば速いのだからそれでいいという思い込みです。
まとめ
若い世代は電話よりもメールやLINEですませたい。
中高年は文字よりも話した方が手っ取り早い。
お互いが正反対なので、これを理解し合うのはかなり難しいのです。
自分の価値観や認識や習慣を押し付けるのではなく、違いを知り理解しようと努力し合わないといけないのでしょうね。
職場などでは、そういう認識のズレがハラスメントにつながることもあるので、気をつけたいところです。