家庭菜園を始める人が増えているそうですね。
ベランダで育てる草花から野菜や果物に広げるとか、物価高騰に備えて食糧自給率をあげるためとか、理由は人それぞれでしょうが。
ただ、家庭菜園に熱が入ると、自分の家で食べきれないほどの量を収穫して困ることもあるようです。
ありがちなのがグリーンカーテンにもなるゴーヤです。
山ほどのゴーヤをお裾分けとしてもらったことがありますが、正直なところ大家族でもない限り食べきれません。
毎日ゴーヤの料理を考えるのも大変でした。
しかしご近所の方からなので、断るわけにもいかず、毎年のようにゴーヤのお裾分けで困惑したことがあります。(現在はそこには住んでいません)
そしてそのときに考えたのが、いただくばかりでは申し訳ないから何かお返しをした方が良いのか・・ということ。
お返しはいらないでしょ
だって食べきれなくて困ってるんだから
もらってあげれば助かるわけだし
でもさ、世の中には
そう思わない人もいるかもよ
お返ししないなんて非常識だ!とか
言い出してご近所トラブルに・・
そんなの困るよ
要らないって言えばいいの?
めんどくさいね
相手との関係性によっても対応は考えなくてはいけませんが、家庭菜園の収穫野菜をおすそ分けされたときにどうするべきなのか考えてみましょう。
農作物のおすそわけ
家庭菜園はベランダや庭で小規模にしているくらいなら、そんなに大量に収穫できないと思います。
しかし、自宅の敷地がとても広かったり、市民農園などで趣味として農作業をしているとかなりの量が収穫できるでしょう。
そうなると、よほどの大家族でもない限り、食べきれないかも知れませんよね。
せっかく収穫したものを食べられずに廃棄するなんて勿体ないでしょうから、知人や友人、ご近所におすそ分けしたくなる気持ちもわかります。
しかし、野菜や果物のように保存できないものをおすそ分けするのは、相手の立場になって考えていないのではないでしょうか。
親しい間柄であれば、「うちはそんなに食べないからいいわ」とハッキリ断れると思いますが、挨拶くらいしか交わさないご近所の人から「どうぞ」とおすそ分けされれば断りにくいと思うのです。
相手が困惑しているのに、自分が作った野菜や果物を廃棄したくないという理由だけで、相手の事情も考えずに押し付けるかたちになっているのに気が付かない・・。
そういう人との付き合いは難しいですよね。
おすそ分けを断わる方法
もしも野菜や果物のおすそ分けをどうしても断れないのであれば、必要な量(食べきれる量)だけ受け取るという方法が良いと思います。
食べきれずに腐らせると
申し訳ないから
こう言えば、大量におすそ分けするのは迷惑をかけることに徐々に気が付く可能性があります。
もしも大量に収穫できたから、沢山もらって欲しいと考えていても、それは自分勝手な理由です。
それを引き受ける必要はありません。
仕事が忙しくて、ほとんど自炊できない人だっていますから、長期保存できない野菜や果物は断っても失礼にはならないのです。
おすそ分けのお返し
野菜や果物のおすそ分けに対して、お返しが必要なのか・・。
それは、自分が「ありがたい」とか「助かる」と思うかどうかではないでしょうか。
野菜や果物のおすそ分けのおかげで、ちょっとでも食費が節約できて助かったと思うのであれば、お返しするのは自然なことだと思います。
でも、本心ではありがた迷惑だと思っているのなら、お返しは要らないでしょう。
いや、お返しすることで
相手がおすそ分けしにくくなるかも
なるほど
そうかも知れない
そんな風に考える人なら
おすそ分けしないんじゃないかな
お礼されるのは
感謝されていると思ってしまうと?
これもまた難しい問題です。
しかし、物々交換の風習があるわけじゃないのなら、相手にとって助かるものかどうかも考えずに押し付けるようなおすそ分けにお返しは不要です。
「ご自由にどうぞ」と貼り紙をして、家の前に野菜や果物を置いているのを見かけたことがあります。
収穫しても消費しきれないものとしてのおすそ分けは、本来であれば「もらってくれると助かる」はずなので、お礼もお返しも必要ないものなのです。
もしも相手との付き合いを大切に考えていて、何かお返しをしないと気持ちが悪いのであれば、出かけたときのちょっとしたお土産などでお礼の気持ちを伝えれば良いのではないでしょうか。
わざわざお礼を用意するのではなく、旅行や帰省したときなどのお土産であれば、おすそ分けへのお返しと思われずに「いつも貰ってばかりで心苦しい」という後ろめたさを軽減できると思います。
まとめ
都会で暮らしている人には、農作物のおすそ分けなんて無縁のことでしょうが、首都圏でも少し都心部から離れると意外とあるのですよ。
玄関ドアの前に、勝手に置いてあるようなおすそ分けもあるとか・・。
相手にとってそれが迷惑なのかどうかよりも、収穫した農作物をムダにしないことが最優先なのでしょうね。
感謝されたくてしているわけではないので、お礼とかお返しはあまり考える必要はないでしょう。