近隣住民についての調査とは!縁談や就職などの「聞き合わせ」の対応

不思議なルール

もしも突然、近隣の住民について聞き込みのような調査をする人が訪ねてきたり、電話がかかってきたらどんな対応をするべきなのでしょう。

今どきそんなことある?

聞いたことないよ

わたしの友達は

付き合ってる人の親が

聞き込みに来たって言ってた

うわぁ

ほんとにあるんだ

最近はあまりないですが、ひと昔前は縁談や就職のための身辺調査が行われてきたようです。

自分のことを誰かが調べているとすれば、ちょっと気持ち悪いものです。

だとすれば、近所の人のことを聞き込みされた場合、どう対応すべきなのか、迷うところです。

あまり経験することはないと思いますが、考えてみましょう。

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聞き合わせは縁談に多い

今の時代、結婚相手は自分で見つけるものという感覚ですが、昭和の時代は知人や親族、職場の上司などから縁談が舞い込んでくることは少なくなかったのです。

知人や親族、仕事関係者からの縁談は、相手の素性も信用できるので結婚相談所やマッチングアプリとは違う安心感があったはず。

しかし、それでも念入りに相手のことを調べることもあったのです。

それが「聞き合わせ」という身辺調査のことだったのです。

これは、本人のこともそうですが、家族のことも調べたいというのが理由なのです。

結婚となれば、本人同士の問題だけじゃなく、お互いの家同士も親戚になるのですから、家族のこともしっかり調べたいと考える慎重な人もいたのでしょうね。

また、自出を確かめるためという古い慣習でもあります。

縁談の聞き合わせではなく、恋愛結婚をしようとしている子供のことを考えて、親が勝手に調べるケースもあります。

いずれにしても、前向きに考えるからこその聞き合わせだったと考えられます。

就職の身上調査

就職における身上調査、身元調査、身辺調査は企業が行う場合はリスクがあるため、滅多にありません。

企業側としては、採用後のトラブルや損害を防ぐために調査することもあるのですが、本人の同意なく調査して内定を取り消すようなことがあると、訴訟問題になることも考えられるからです。

就職のために提出した履歴書の内容に虚偽がなければ、調査されても問題ないでしょうが、過去のことや家族のことなど、履歴書に記載する必要のない事柄まで調べられて内定取り消しはできないはず。

もしも本人に秘密で調査しても、そのまま採用されるケースもあるので、まったく無いわけでもないでしょう。

縁談に身に覚えはないのに、聞き合わせがあったのなら、就職先の企業かもしれませんね。

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「縁談です」という

身辺を調べるような聞き込みがあると、誰もが「え?」と驚くでしょう。

とくに今の時代には、聞き合わせなんてほとんどありませんから。

人のことをペラペラと話すのはマズいと考えて、すんなり話す人なんて少ないと思います。

ですが、それが縁談のための聞き合わせだと言われれば、あまり深く考えずに話してしまう人もいます。

悪いことではなく、良い内容であればおめでたい話がまとまるために一役買うようで気分も悪くないでしょう。

なので、縁談のためじゃない身辺調査でも「縁談です」ということが多いのです。

おめでたいお話であれば、悪いことをわざわざ話す人は少ないのですが、逆にそれでも悪い評判をペラペラと話すようであれば、その地域で嫌われるような人物(世帯)ともみられるわけです。

聞き合わせへの対応

めっきり少なくなったとはいえ、もしも近所の住民のことを調べている人が訪ねてきたり電話をかけてきた場合の対応としては「他人様のことを見ず知らずの人にお伝えすることは遠慮します」と断るのがベストだと思います。

縁談の場合でもそうです。

縁談が持ち上がったときに、近所の人にまで聞き込みをするのは、信用されていないからでしょう。

では、そういう聞き合わせの調査があったことを、当事者へ伝えるべきなのか・・。

その点については意見が分かれます。

親しい関係性であれば、聞き合わせがあったことをそのまま伝えてもいいと思います。

しかし、多数の人に聞き合わせをしたのであれば、誰がどんなことを話したのか確かめることはできません。

そうなると、もしも誰か一人でもネガティブな内容を話してしまうと、「いったい誰が・・」と疑心暗鬼になってしまうでしょう。

その結果、何も答えずに正直に聞き合わせがあったことを伝えたのに、妙に疑われるリスクもあるわけです。

もしものことも考えると、聞き合わせについては触れない方が安全なのかも知れませんね。

まとめ

結婚は、当人同士の意思で決められることなのですが、まだ親が口出しするケースもありますよね。

家同士の問題という古い考え方も根強いのでしょう・・。

家ではなく、個人のこととして人生を考えられるようになれば、縁談の聞き合わせのような古い慣習は消えてなくなるはずです。

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