ゴミ出しの時間が短い!ルールが厳しくてゴミが捨てられない人も!

不思議なルール

ゴミの問題は、もっとも身近な環境問題ですよね。

ゴミを減らすことは、環境のためにも大切なことです。

でも、ここではそんな難しい話ではなく、ゴミ出しの問題に関する疑問について考えてみました。

それは最近知人から聞いたゴミ出しのルールについてです。

分別の方法が細かいとか

ゴミの出し方が悪いとか

ゴミ出しの時間が短いとか

色々ありますねぇ。

今の時代、働き方も様々なので、ゴミ出しの時間が厳しく決められている地域に住んでいると、困る人がいます。

たとえば、夜間勤務や早朝勤務の人は、一般的なゴミ出しの時間に家に居ないことが多くて、ゴミが出せなくて困ってしまうという問題です。

ゴミ出しの時間については、各自治体でルールがあるはずです。

そのルールが今の時代に合わないのか、それとももっと違う問題があるのか、考えてみました。

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自治会独自のゴミ出しルール

一人暮らしをしているAさんのお困りごとです。

Aさんの仕事は早朝から始まります。

家を出るのは4時半です。

数か月前にAさんは、同市内で駅から離れた賃貸マンションに引越しました。

その物件は管理会社が自治会に入会しており、物件の敷地内のゴミ取集場所も自治会のルールに従うように定められていました。

自治会のゴミ収集のルールとして朝5:30~8:30までに収集場所に出すという決まりがあったのです。

このルールを守ると、Aさんはゴミ出しができなくなってしまいます。

しかしAさんの住んでいる自治体のルールでは、「分別ルールに従い、所定の収集場所に朝8:30までに出すこと」と書かれているのです。

5:30からというのは、その地域の自治会の独自のルールなのです。

Aさんは、1時間くらい早く出しても問題はないと思っていたのですが、近所の人に見られていたらしく「ゴミ出しの時間を守ってください」というメモがポストに入れられていました。

そこで困ったAさんは自治会長に相談しても、「みんなで話し合って決めたルールだから」というだけで解決できなくて困ってしまったのです。

公平に行政サービスを受けられない

一般家庭から出るゴミの収集と処理は行政の仕事です。

住民として、納税しているのですから、公平に行政サービスを受けられるはずです。

ところが住んでいる地域の独自のルールで、受けられるはずの行政サービスが受けられないのは納得できないと思います。

Aさんのケースでは、自治体に相談したところ「自治会に相談して欲しい」という回答です。

結局、賃貸物件を管理している会社から自治会へ連絡をして、鍵付きのゴミコンテナを収集場所に置くことで5:30前のゴミ出しも許可されることになったのです。

物件の住民だけが開けられる鍵を付けることで、不法投棄も防げるように対策をして解決しました。

一般的には賃貸物件では個別に町内会などの自治会に入会するケースは少なくて、物件を管理する会社が共益費などからまとめて会費だけを納めていることが多いのです。

そうなると、個別に自治会のルールを変えるための提案もできないため、管理会社に動いてもらうしか方法がないわけですね。

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解決するための苦肉の策とは

Aさんのケースのように、管理会社が間に入ってくれて解決できればいいですが、どうしても解決できないケースもあります。

戸建住宅に住んでいる場合は、自分で解決しないといけないですよね。

近隣の人とトラブルになるのも避けたいでしょう。

仕事が休みの日が収集日じゃなければ、家の中はゴミ屋敷になってしまいます。

そこで考えられる策をあげてみました。

処理場に持ち込む

ゴミ収集の時間に間に合わなかった場合に、自分でゴミ処理場に持ち込む人もいます。

車があれば可能です。

自治体によっては持ち込み不可の場合もあるかも知れませんので、確認してみるといいでしょう。

回収しているスーパーなどを探す

生ごみや粗大ごみなどは無理ですが、ペットボトルや空き缶、食品トレーや紙類など再生可能な資源ゴミは、スーパーなどで回収しています。

お店によっては、リサイクルポイントが付与されて、お買い物に使えるというメリットもあります。

日々の生活の中で、徹底して分別すれば、資源ゴミがかなりの割合を占めるはずです。

分別の手間はかかりますが、環境のためにも良いことなので、やってみる価値はあると思います。

生ごみ処理機を購入する

生ごみだけは、こまめに出さないと悪臭を発します。

処理場へ持ち込むことができる場合でも、水分が多いので少しでも溜めると重くて運ぶのも大変です。

生ごみをなかなか出せなくて困るのなら、生ごみ処理機を使う方法を検討してみるのも良いと思います。

乾燥させるので、まめに捨てられなくても悪臭に困ることはありません。

肥料に使うこともできますし、細かく砕けるので量が減ります。

捨てる回数を半分以下にすることも可能です。

家庭用生ごみ処理機を購入すると、自治体から助成金が出ることがあります。

処理機のタイプによって、助成金の上限が違いますが、一般的な電気式の処理機では2~3万円の助成金が受けられます。

市区町村役所に問い合わせてから、検討してみるのも良いのではないでしょうか。


戸別回収を依頼する

飲食店やコンビニエンスストアなどのゴミを回収する業者の中には、一般家庭のゴミも個別に契約を受けることもあります。

ただ、本来であれば行政サービスとして受けられることなのに、費用を負担して業者と契約するのは、なかなかハードルが高いことですよね。

費用は業者との契約次第ですが、ゴミの量が少なければ月3,000円~5,000ほどで戸別回収契約できる業者があります。

ただ、マンションの場合は玄関前に置くこともできないので、ちょっと難しいかも知れません。

そこまで考えなければいけないほど深刻であれば、引越を考える方が早いような気もしますが・・。

まとめ

ゴミの問題は、ご近所同士のトラブルの要因としてかなり多いのは間違いありません。

ルールは絶対に守らなければ秩序が乱れるというのも正しいです。

しかし、夜中や早朝に働いてくれる人たちのおかげで、便利に暮らせるのも事実です。

働き方が多様化しているのですから、行政サービスも考えて欲しいところです。

ちなみに、全国では夜間のゴミ回収をしている自治体も増えています。

朝の収集は道路の渋滞の原因になったり、通学時間帯に重なり危険なので夜間の収集に切り替えるということです。

最後の手段は、そういう地域を探して引越すことでしょうか。

 

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