帽子は紫外線予防や熱中症対策など、夏はとくに活躍します。
冬は防寒のために着用することもありますね。
そのような実用目的以外にも、帽子はファッションアイテムとしても着用されています。
オシャレな人は、老若男女問わず帽子をカッコよく取り入れているようなイメージもありますよね。
日本では、もともと帽子をかぶる文化がなかったので、西洋の文化をお手本にしています。
だからなのか、帽子の着脱に関するマナーって、あまり知られていません。
言われてみれば
あまり考えたことない
フォーマルじゃなければ
あまり深く考えなくてもいいのでは?
それでも一応、
基本のマナーは知っておいた方が
何かの時に役に立ちそう
ということで、帽子の着脱タイミングについて掘り下げてみましょう。
帽子を脱ぐタイミング
帽子を脱ぐタイミングのマナーは、じつは男女で違うのです。
まずは男性のマナーから見ていきましょう。
男性のマナー
男性は、着用する帽子の種類に関係なく、屋内では脱ぐのが基本のマナーなのです。
それはベースボールキャップのようなカジュアルなものでも同じです。
屋内に入ったら、どんなタイプの帽子であろうと脱ぐのがルールなのですね。
ただし、帽子を脱がなくてもOKとされている場所もあるので、そういう場合は例外です。
それでも女性に挨拶する時などは、着用OKの場所でも帽子を脱いで挨拶するのがマナーと言われています。
女性のマナー
女性の場合は、男性とは違って屋内でも帽子を脱ぐ必要はありません。
女性が屋内で帽子を脱がなければいけないのは、他人の視界を遮って迷惑をかけたりするような場合だけです。
食事をしている時でも、女性は帽子を脱ぐ必要はないのです。
あまりにツバが広い帽子で邪魔になるとか、映画館や劇場で後ろの人の邪魔になるなど、女性でも帽子を脱ぐ必要があるケースはありますが、男性とは明らかに違います。
ただし、女性がベースボールキャップをかぶっている場合は男性と同じように屋内では脱ぐのが基本です。
近年のファッションアイテムとしての帽子は、男女の区別がほとんど見られなくなったので、女性でも屋内では帽子を脱いだ方が良いのでは・・という意見もあります。
はっきりとわかるようなフェミニンな装いの場合に着用する帽子とカジュアルとでは、分けて考えるべき時代なのかも知れませんね。
帽子を脱いだときのマナー
食事をするときなど、帽子を脱ぐべき場所でのマナーには、もう一つ注意しなければいけないことがあります。
それは脱いだ帽子をどうするか・・ということです。
レストランなどで帽子を脱ぐ場合です。
入口で脱いだ帽子をコートなど一緒に預けられれば問題ありません。
しかし、そういうお店ではない場合はどうすれば良いのか迷いますよね。
帽子を預けられない場合は、空いている席(つまり椅子)に置きます。
くれぐれもテーブルの上に置かないように気を付けましょう。
世の中には例外もある
男性は屋内に入れば帽子を脱ぐのがマナーです!
とハッキリ断言できるのにもかかわらず、世の中には例外もあります。
例えば、人と話すときに屋内でもサングラスを外さない人もいます。
人前ではサングラスを決して外さない人には、マナー云々の話をすることもなくなるでしょう。
同じように、帽子がトレードマークになっているような人物に対しては、ルールだからと言って脱ぐように注意する人もいないと思います。
このような例外が認められるのは、ある程度は知名度があるような人物だからでしょう。
つまり、
○○さんだって
屋内で帽子脱がないじゃないか!
という屁理屈をこねて一般人がマナーを守らないのは、かなりカッコ悪いので気を付けないといけませんね。
まとめ
そもそも日本に西洋の文化は合わないのでは?と考えることもありますが、基本のマナーやルールを知った上で臨機応変に考えないとただの無礼な人になってしまいますよね。
基本のルールをおさえておいても損はないでしょう。