映画館のシートには、左右の肘かけに飲み物を置くためのドリンクホルダーがありますよね。
左右についているので、隣のシートに誰も座っていなければ、どちらも自分一人で使えます。
たとえば右にポップコーンのカップを置いて、左にドリンクを置くなんて贅沢な使い方もできちゃうわけです。
でも、隣に誰か座っている場合は、どちらか1つしか使わないですよね。
その時、どちらのドリンクホルダーを使うのか、ルールがあるのでしょうか。
暗黙のルールのようなものがあるのか、それとも何となくその場の流れでどちらかを選んでいるのか。
気になったので掘り下げてみることにします。
右を使うのが暗黙のルール
映画館のドリンクホルダーは、右を使うのが暗黙のルールです。
暗黙のルールなので、どこの映画館でも「ドリンクホルダーは右を使ってください」なんてアナウンスが流れることはありません。
右利きの人が多いので、日本では右を使うようになったと思われます。
サウスポーの割合が高い国ではどうなのか・・という疑問も湧きます。
海外の映画館でも、同じようにドリンクホルダーの使い方に疑問を持つ人もいたのでしょう。
アメリカやヨーロッパの映画館では、「ドリンクホルダーは右を使いましょう」というアナウンスが流れるところもあるそうです。
全ての映画館ではないでしょうが、トラブルを防ぐためには必要なアナウンスだと思います。
ぜひ日本でもそうして欲しいと思います。
おしゃべりNGや前の席を蹴らないなど映画鑑賞のマナーが流れますが、あの中にぜひ「ドリンクホルダーは右を使って」と入れてくれたら、こんなモヤモヤした疑問はすっきりするのですけどね。
座席番号で見分ける方法もある
座席を事前購入できるシステムを導入しているシネコンでは、座席番号がドリンクホルダーにも明記していることもあります。
しっかり番号が書いてあれば、どちらを使うべきか迷うことはありませんよね。
どちらを使うべきなのか迷う人もいるので、できれば全国の映画館で座席番号システムを導入して欲しいと思います。
左右どちらも使われていたら?
もしもあなたが1人で映画を観に行ったとき、両サイドにすでに誰かが座っていたとします。
そして、左右どちらのドリンクホルダーもすでに使われていた場合は、どうしたら良いでしょう。
明確にルールが決まっていないため、先に座っていた人が右でも左でも好きな方を使っていたとしてもダメではありません。
極端な言い方をすれば、早い者勝ちなのです。
といっても、ドリンクホルダーは座席の数より少ないはずはありません。
通路側を見ればわかりますが、両端にドリンクホルダーが付いていれば、座席の数よりも多いはずなのです。
ということは、満席だったとしても、必ず自分の使えるドリンクホルダーはあります。
たまたま運悪く、左を使う人が右となりに座っていると、空いていないこともあるわけです。
普通に考えれば、隣の人がドリンクを置く場所に困っていたら入れ替えてくれると思います。
ただし、映画の本編がすでに始まってから遅れて座ったりすると、すでに映画に集中していて気が付いてもらえないことも考えられます。
できる限り、本編が始まる前には席につけるように、余裕をもって行動しましょうね。
映画館の座席が埋まるほど人気の作品を観に行くときには、隣に見ず知らずの人が座る可能性があるので、左右のドリンクホルダーの使い方を思い出してください。
まとめ
映画館では、明確にアナウンスされなくても、暗黙のルールやマナーがあります。
隣に座る人のことはもちろんですが、前の人や後ろの人の邪魔になるような行為は気を付けましょう。
ドリンクホルダーの使い方で困った経験のある人は、座席番号が明記されている映画館をチェックしてみると安心ですね。
また、センターブロックにこだわらないのなら、通路側や両サイドの2列や3列のブロックに座れば、困ることはないと思いますよ。